花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

返り咲きの花木(10月)、ハナズオウ、ヤマブキ、サツキ、レンギョウ、他

2020-10-12 | 樹木(花木)
暑い夏が過ぎて10月になり少し低い位の気温でしたが、
今日は気温が24℃位に回復しました、季節外れの花をこの頃、目にしました。

ハナズオウ(花蘇芳)   
マメ科ハナズオウ属、花期:3月~4月
現在の普通のハナズオウの実はこんな感じかと思います。


(ヤエ)ヤマブキ(山吹)
バラ科ヤマブキ属、花期:4月~5月、山吹は春の季語にもなっています。
ヤエヤマブキは、太田道灌の歌で、実がならないことと蓑が無いの話も有名ですが、
雄しべが花弁化して、雌しべは退化しているため結実しません。

ヤマブキ(山吹)
ヤマブキに葉、実がならないのではなく、一重咲きのヤマブキには実が付く。
家の裏山のヤマブキの実です、勿論今花は咲いていません。


サツキ(皐月)
ツツジ科ツツジ属、花期:5月~花期:5月~6月、所々で見掛けます。
他のツツジに比べ1ヶ月程度遅い 、旧暦の5月 (皐月) の頃に一斉に咲き揃うからその名が付いた 。

クチナシ(梔子 )
アカネ科クチナシ属、花期:6月~7月、10月頃はオレンジ色の実がなるのでは、


ニワフジ(庭藤)
マメ科コマツナギ属、花期:5月~6月、四季咲きの種類もあるようですのでその種類?

ハクチョウゲ(白丁花)
アカネ科ハクチョウゲ属、花期:5月~7月、西日本では秋にも開花するようです。

レンギョウ(連翹) 
モクセイ科レンギョウ属、花期:3月~4月、咲き始めで蕾は沢山ありました。
 
野菜なども旬にこだわらず、栽培方法で年中出回っています。
花の世界にも、型にはまらないものはあるんですね、昔は狂い咲きとも言ってたようですが、
花はそんなつもりでは無く一生懸命に咲いてくれているんだと思います。
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夏の花木、夏にひときわ目立つノウゼンカズラ、咲き始めに出合ったクコ、他

2020-07-18 | 樹木(花木)
セミの声を聞くといよいよ夏が本番になる感じがしますが、
まだまだ梅雨明けといかず、なかなか出掛ける気にはなりません。

ノウゼンカズラ(凌霄花 )
ノウゼンカズラ科ノウゼンカズラ属、蔓性植物、中国原産、花期:7月~8月、
暑い盛りに、ひときわ目を引く濃いオレンジ色の花を咲かせます。

ノウゼンカズラに似た北米原産のアメリカノウゼンカズラもあります。
全体的に小型である。花序はノウゼンカズラのように長くならず、一カ所に花が集まって咲く。
花は小さく、より花筒が長い。花の色は濃い赤色が多いが、黄色のものもある。


ムクゲ(槿)
アオイ科フヨウ属、落葉低木、中国原産、花期:7月~9月、
次々と大きな花を咲かせるムクゲは、盛夏を彩る代表的な花木といえます。
一般に栽培される赤紫色のムクゲ以外にも、さまざまな花形や花色の園芸品種があります。  


クチナシ(梔子)
アカネ科クチナシ属、常緑低木、日本原産、花期:6月~7月、
梅雨どきに大型で純白の6弁花を咲かせて強い香りを漂わせ、 秋には橙赤色の果実をつける。
八重咲きのヤエクチナシは、花は豪華でも実は付けないようです。

雨に当たってそろそろ咲き終わりですね。

モッコク(木斛)
ツバキ科モッコク属、常緑高木、花期:6月~7月、
モッコクは、モチノキ、モクセイと共に「三大庭木」と言われて庭に多く植えられている。
モチノキと似ているが、モッコクは葉の付け根が赤く、モチノキは緑、黄緑色等で区別出来る。

アカメガシワ(赤芽柏)
トウダイグサ科アカメガシワ属、落葉高木、花期:6月~7月、雌雄異株。
雌雄異株と知らなかったので、これしか撮っていませんが、これは雄株のようですね。
もう咲いていないかもしれませんが、雌株も探してみます。

クコ(枸杞 )   
ンス科クコ属、落葉低木、花期:7月~10月、
鋭いトゲのあるしなやかな細い枝についた葉のわきに、淡紫色の小さな5弁花が数輪咲き、
晩秋に楕円形の小さな実が紅く熟します。 
実、根の皮、葉は生薬に利用されるが、花だけが役にたたない(?)
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散歩中に出合った花木(6月)

2020-06-26 | 樹木(花木)
今日も暑い一日でした、6月に撮った花木の花から投稿洩れしたのを幾つか選びました。
しかし、木の花を見ただけでは木の名前を知ることは出来ず混乱しています。

タチバナモドキ(橘擬)     別名:ピラカンサ/ホソバトキワサンザシ
バラ科トキワサンザシ属、常緑低木、中国原産、花期:5月~6月、
花を見てピラカンサの名前を知るのは無理ですが、棘と葉の形と葉裏からこれにしました。
枝の先端はトゲ状に、葉は狭長楕円形。花径8mmほどの白色の5弁花。

ネズミモチ(鼠黐)
モクセイ科イボタノキ属 、常緑低木、花期:6月、
枝の先に花序を出し、白花を多数開く、長さ5-6mmの筒状漏斗形で半ばまで4裂し、裂片は平開する。
雄しべは2個。雄しべと花柱は花筒から少し突き出る。
イボタノキの花ともよく似ているが、雄しべ2個が花筒より飛び出ていりので。
 

サンゴジュ(珊瑚樹)
レンプクソウ(スイカズラ)科ガマズミ属、常緑高木、花期:6月~7月、
夏から秋に赤く熟す実を海のサンゴに見立てて珊瑚樹と名付けられた 。
円錐花序に白色の小花を多数付ける。直径6~8mmの白い小さな筒状の花 。
一つ一つの花は花冠の上部で5枚の花びらに分かれ、一枚一枚の花びらが反り返るので、
花からは長い雄しべが突き出しています。

シロバナヤエウツギ(白花八重空木)
アジサイ科ウツギ属、落葉低木、花期:6月~7月、
幹や枝は中空です。枝先に円錐花序を出し、花序には星状毛が密にはえ、
花は鐘形の八重咲で、白色です。萼には星状毛が密にはえます。
5月に撮ったものですが、比べる意味で載せておきます。バイカウツギ20/5/22投稿済。
ウツギ(空木)            ▼ハコネウツギ(箱根空木)  
 

ミツバウツギ(三葉空木)の実
ミツバウツギ科ミツバウツギ属、落葉低木、花期:5月~6月
名はウツギであるが、実際は空木ではない。芯には白い髄が詰まっている。
果実は蒴果で、折り紙の奴さんの袴に形はそっくり。
偏平で膨らみがあり、中には1~3個の淡黄色の種子がある。


モッコク(木斛)
ツバキ科モッコク属、常緑高木、花期:6月~7月、庭園樹。
枝の上部に長い花柄のある白色の小花を下向きに開く、花径1cmほどで花弁は5個。


バラ(薔薇) ’ピンクカクテル’
バラ科
つるバラでトゲが少ない四季咲きのバラ、ピンクの花で中心が白色。

アカメガシワ(赤芽柏)    別名:ヒサギ(久木)、ゴサイバ(五菜葉)
トウダイグサ科アカメガシワ属、落葉高木、花期:7月頃、雌雄異株。
葉の伸び始めは鮮やかな赤色で美しい。
枝先の円錐花序に、花弁の無い小さな花を多数付ける。雄花は淡黄色で、多数の雄しべがある。
雄花の目立つ頃に、雌花を探しても、なかなか見つからない  


ジョウザン(常山)    別名:ジョウザンアジサイ
アジサイ(ユキノシタ)科ディクロア属、落葉低木、中国、台湾原産、花期:5月~6月、
つぼみは初め白色であるが、のちに淡青色となる。
萼(がく)は淡青色の杯(さかずき)状で長さ約4ミリメートル。
花弁は5~6個で青色、開花後は反曲する。雄しべは10~12本で青色、雌しべは1本で青色。

カリステモン ホワイトアンザック   別名:キンポウジュ(金宝樹)、ブラシノキ、
フトモモ科カリステモン属、 常緑小高木、オーストラリア原産、花期:春~秋
四季咲き性で円筒状の白い花を付ける。

コムラサキ(小紫)   別名:コムラサキシキブ
クマツヅラ科ムラサキシキブ属、落葉低木、花期:6月~7月、
根元に近い方から順次開花し 先端に咲き向かう。 それを追うように実をつけていく。 
ムラサキシキブとの違いは、私は、おまかにこの2つで判断している。
ムラサキシキブは、実の付き方がまばらである。花や実が葉柄の付け根についている。
コムラサキは、実はびっしりと見栄えよくついている。
花や実が葉柄の付け根からほんの少し離れてついている。 
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チュウキンレンの花が咲いていました。バショウ、ニオイシュロラン、ブラシノキ、クリ、他

2020-06-07 | 樹木(花木)
*名前に間違いがありましたので訂正します。21/6/25
*バショウとありましたのは、チユウキンレン(地湧金蓮花) が正しい名前です。
*千草さんから教えて頂きました。ありがとうございました。

以前に見たバショウの花は、上からぶら下がっていましたが、見るからにバナナ、、
今回は、株をすべて切り倒してあった場所で、地面から上向きに立っていたのでビックリです。
ついでに、花びらが見えずこれが花か?と言うものを幾つか集めてみました。

 ▼バショウ(芭蕉)   英名:ジャパニーズ・バナナ(下に移動)
*▼チュウキンレン(地湧金蓮花)  別名:耐寒バナナ、チャイニーズ・イエロー・バナナ
バショウ科ムセラ属、亜熱帯性植物、中国雲南省原産 、
花序はふつう芽生えの2年目に出て、そのあとは毎年出ます。
苞は基部から1個ずつめくれていき、8~10個の花群が上向きにつきます。
開花は数か月続きます。
見た目は黄金色のハスの花のようなのですが、黄色の花のように見えるのは、
実は苞(ホウ)と呼ばれる花弁状の葉で、本当の花はその間に小さく細い筒のように咲いており、
目立ちません。
   
   

*上の写真のものとは下のものは別ものでした。切り倒したから下から生えたのかと、
*勘違いしてしまいました、珍しいものと思います。

バショウ(芭蕉)   英名:ジャパニーズ・バナナ、
バショウ科バショウ属、多年草、中国原産、花期:夏~秋
花や果実は,バナナにとてもよく似ていますが その見分け方は 、
バナナの苞は紫色なのに対し バショウの苞は緑色~薄黄色。 
葉心から花穂を出し 大型の花序を形成します。 
雌雄異花で 最初に苞の基部近くの雌花が咲き 果実ができ 
花序はそのまま伸び続けて 先端の苞の間に雄花が咲き始めるという雌性先熟です。 
多数の苞が重なったもので 1枚 1枚 めくれてその間にある雄花が咲きます。
花冠(かかん)は、筒状唇状、帯黄白色です。
まれに結実(けつじつ)して、長さ約6センチのバナナ状の果実がつきます。
 食用には向いていないようです。
以前の写真(下垂してる雄花)です。(16/11月)

 ▼ニオイシュロラン(匂い棕櫚蘭)
リュウゼツラン科センネンボク属、常緑高木、ニュージランド原産、花期:5月、
葉腋に大きな複円錐花序を出し、芳香のある白い花をたくさん咲かせる。
 
高い所に花があり匂いは良いのかどうか分からなかった。
最初はシュロにしては、花が違うと思いなんだの思いで撮っただけでした。
シュロの花です。

ケムリノキ(煙の木)  別名:スモークツリー、ハグマノキ(白熊の木)
ウルシ科ハグマノキ属、落葉低木、欧州、ヒマラヤ、中国原産、花期:6月~7月、
花期になると、枝先に円錐状の花序を出し、花径3~5㎜程度の小さな花を多数咲かせます。
花は5枚の花弁を持ち、淡い黄色をしています。
雌雄異株で、雌株の花の中心には雌しべ、雄株の花の中心には5本の雄しべがあります。 
雌株では花後に花柄が長く伸びていき、不稔花の花柄には細かい糸状の毛が密生します。
花は目立たない小さな花です。
以前に撮った写真です。

ブラシノキ     別名:カリステモン、ハナマキ(花槇)、キンポウジュ、
フトモモ科ブラシノキ属 、常緑小高木 、オーストラリア原産、、花期:5月~6月、
花姿がまるでブラシのようなユニークな樹木です。 皆さんお馴染みの木ですね。

クリ(栗)    別名:シバクリ、ヤマグリ
ブナ科クリ属、落葉高木、花期:6月、
雌雄同株。 花序につく花はほとんどが雄花で、基部に雌花がつく。
雄花は無柄で半円形の苞の脇に7個ほどが集まってつく。雄しべは約10個。花被の外にとびでる。 
雌花は緑色の総苞(若いいが)の中に3個ずつ入っている。
雄花拡大したら            基部につく雌花です。
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初夏に向けて白い花咲く木を目にします。ドウダンツツジ、ウワミズザクラ、オオカメノキ等

2020-05-08 | 樹木(花木)
春は黄色やピンク色の花等が目立ちましたが、サクラの花が散り、
目に青葉の季節になって来て、花木の花の色も圧倒的に白が多く感じます。
花の色が鮮やかだと目立つので多いように思いますが、野生種の花で一番多いのが白い花です。
散歩中に見た、花木から白い花を幾つか集めてみました。

ドウダンツツジ(灯台躑躅)
ツツジ科ドウダンツツジ属、落葉低木、花期:4月~5月、
葉と同時に枝先に2~4個の白色、壺状の花を付ける。花が愛らしく、紅葉がうつくしい。


ウワミズザクラ(上溝桜)
バラ科ウワミズザクラ属、落葉高木、花期:4月~5月、
本年枝先に総状花序に白色5弁の花を付ける。
花径6~8mmほどの小さな花です。雄しべは約30個、花弁より長くつきでる。 

ハナミズキ(花水木)    別名:アメリカヤマボウシ
ミズキ科サンシュユ(ヤマボウシ)属、落葉高木、花期:4月~5月、
大型で花弁状の総苞の中心に黄緑色の花が開く、総苞は白が普通だが赤色、淡紅色等色々ある。

ホオノキ(朴の木)
モクレン科モクレン属、落葉高木、花期:5月~6月、
枝先に黄白色の花径15~20cmほどの芳香がある花を上向きに開く。
花弁は6~9枚、萼片は3枚。
中央部には、たくさんの雄しべと雌しべが集まって円錐状についている。

 

ノイバラ(野茨)
バラ科バラ属、落葉性つる性低木、花期:5月~6月、
花は円錐形の花序に多数つく、白色の花径は2~3cm、花弁は5個、倒卵形、雄しべは多数。
 

オオカメノキ(大亀の木)   別名:ムシカリ
レンプクソウ科ガマズミ属、落葉低木、花期:4月~6月、
枝先に散房花序をだし、径6mmほどの両性花を付ける。
この両性花の周りを径3cmほどの白い装飾花が取り巻く。

我が家では、白い花木としてコデマリ、ヒメウツギ、白いモッコウバラが賑わしています。
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地味な花木の咲き比べ(その一)アオキ、ウリハダカエデ、コクサギは雌雄異株。

2020-04-27 | 樹木(花木)
春は花木も華やかですが、しかし地味ながらも咲いてくれている木もあります。

アオキ(青木)
ミズキ科アオキ属、常緑低木、花期:4月~5月、庭園樹、公園樹、
小枝の先の円錐花序に紫褐色の小花を付ける。雌雄異株、
果実は、卵状楕円形で長さ2cm程、赤熟する。
白い実を付けるシロミノアオキも稀に山地に生える。
雄株の花序は大きく、花の数も多い。雄しべは4本で、雌しべの痕跡がある。
雌株の方が花序は小さく、花が少ない。花弁は4枚で紫褐色。雌花は雄しべが退化して無い。
実になっているのもありました。
雌花のほうが、開花時期が遅いような気がします、雌花が咲くのを待ちました。

ウリハダカエデ(瓜膚楓) 
ムクロジ(カエデ)科カエデ属、落葉高木、花期:5月、雌雄異株、
若枝の先に、細長い総状花序を作る。雌花は雄しべが退化し、
雄花は雄しべが退化している。花弁、萼片は5枚ずつ交互に付く。 
雄花
雌花 雄しべが退化して花柱のみが見られる。


 ▼コクサギ(小臭木)
ミカン科コクサギ属、落葉低木、花期:4月~5月、雌雄異株、
葉の臭気がクサギに似るが、葉や木全体が小さいため、コクサギと名付けられた 。
雄花は10輪ほどがまとまって咲き、雌花は単独で咲くので見分けやすい。
いずれも直径は4~5ミリほどで花弁は4枚(稀に5枚)ある。
雄花 
雌花

実が付いているのもありました。

サルトリイバラ(猿捕り茨)       別名:サンキライ(山帰来)
サルトリイバラ(ユリ)科シオデ属、蔓性低灌木、花期:4月~5月、雌雄異株、
 刺があり繁茂したところに、猿が引っかかって捕まってしまうことから。
葉の展開と同時に葉腋から散形花序をだし、淡黄緑色の小さな花を多数つける。
花被片は6個、長さ約4mmの長楕円形で、上部はそり返る。
雄花の雄しべは6個。雄花の雌しべと雌花の仮雄しべはともに退化して、ほとんど目立たない。  
雄花
 
雌花は散形花序を形成し、子房から三裂した柱頭が出ている。内花被片3、外花被片3。
 

シキミ(樒)   別名:ハナノキ、コウシバ
マツブサ(旧モクレン)科シキミ属、常緑小高木、花期:4月、有毒植物、
実が猛毒のため、悪しき実(アシキミ)のアが省略された他、諸説ある。
サカキとともに神社の境内や神棚に使われることで知られる 。
葉腋に淡黄緑白色の花を咲かせる。花弁と萼片はともに線状披針形で10~15枚あり、外側の数片が萼。
花は両性 、一つの花の性転換
右の花2つ、咲き始めは雌性期(雌しべが働く時期)
左の花1つ、咲き終わり雄性期(雄しべが働く時期)
何でこんなこと思いますが、基本的には近親交配を避ける為のようです。

ニワトコ(接骨木)
スイカズラ科ニワトコ属、落葉低木、花期:4月~5月、
(新しいAPG植物分類体系ではレンプクソウ科に移されている)
枝先に円錐花序を出し、淡黄白色 の小花を多数付ける。
赤い実が房状にできる。実の直径は3ミリ程度。


 ▼アカシデ(赤四手)   
カバノキ科クマシデ属、落葉高木、花期:4月~5月、
長さ4~10cmの雄花序を前年枝からたらし、雌花序は本年度の先につく、
花穂は長さ5~6cm。
雌花序                雄花序

オトコヨウゾメ(男莢迷 )   別名:コネソ
スイカズラ科ガマズミ属、落葉低木、花期:5月~6月、
枝先から散房花序を出し、5~10個ほどの白い花を垂らす。
ガマズミの仲間は、花序を上向きに付けるが、オトコヨウゾメは垂れるのが特徴。
花冠は5裂、雄しべは5本。


地味な花を集めましたら、雌雄異株や雄花、雌花が違うのであわてました。
まだまだ花穂が垂れたのがありましたが、記事の作成途中で消してしまい、やる気を
なくしました。
これで絞めて翌日その二として投稿予定です。 
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4月に花が咲く木、ミツバツツジ、ハナミズキ、リキュウバイ、シロヤマブキ、他

2020-04-25 | 樹木(花木)
ソメイヨシノも散り、周りの花の風景も変わりました。
4月に、近くで目にしたものを幾つか選んで見ました。

ミツバツツジ(三葉躑躅)  ツツジ科ツツジ属、ピンク色が目立ちます。
 

リキュウバイ(利休梅)  バラ科ヤナギザクラ属、ウメに似た白い5弁花。


シジミバナ(エクボバナ、ハゼバナ、コゴメバナ ) バラ科シモツケ属、


ハナミズキ(花水木) ミズキ科ミズキ属、道路の街路樹でよく見ます。


ヤエザクラ(八重桜) バラ科サクラ属、八重咲きになるサクラの総称 。ヤマザクラ、サトザクラ


シロヤマブキ(白山吹) バラ科シロヤマブキ属、ヤマブキに比べると花数が少ない。

イロハモミジ(いろは紅葉) ムクロジ科カエデ属、高い所で小さい花、撮るのは無理です。

ベニバナトキワマンサク(紅花常盤満作) マンサク科トキワマンサク属、

まだ花木はありますが、別の機会に回します。
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桜の花あれど人影はなし。桜の樹のある風景。

2020-04-09 | 樹木(花木)
以前ブログに、桜の花もどこに行ってもあるので食傷気味と書いてしまいましたが、
やはり、ぶらりと歩いて桜の花を見るとついついシャッターを切ってしまいます。
(シャッターを切るのか押すのかの議論もありますが、私は切るを使ってしまいます)

ほとんど名の知られていない場所でも、桜はきっちりと咲き誇ってくれてました。
滝山町付近


長江寺

滝山城跡の桜も満開は過ぎていました。
今年は桜まつりのイベントも早々になりました、平日でしたので、人影もまばらでした。

 
中の丸跡から多摩川及び拝島町付近を眺める。
舞台が作られる広場も人疎らで、桜の花びらがはらはらと春の終わりを告げています。

 

その他にも、暇人が歩くと桜に当る。
   
多分これが、今季の桜の花木Finalです。
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萌え木色の季節になりつつあります。アカシデ、キブシの花穂。

2020-04-07 | 樹木(花木)
家に閉じこもってばかりでは身体に良くないので、人のいない場所にぶらりと、
周りの山は、今は萌え木色に染まりつつあります。
桜もまだまだ見ることができますが、少し赴きを変えてみます。


アカシデ(赤四手)  別名:ソロ
カバノキ科シデ属、落葉高木、花期:4月~5月、雌雄同株。
冬芽や花芽が、赤みを帯びているための名。 四手(紙垂)とは、しめ縄や玉串などに垂れ下がる
長さ4~5cmの雄花序は前年枝から垂らし、雌花序は本年枝の先に付く。
  
雄花序は、初めは赤みを帯びているが、のちに黄褐色なるが先日強風で道路に落ちている。

掃き集めて最初は、昨年のキアシドクガの幼虫を思い出して気持ちが悪かった。これでも一部です。

キブシ(木五倍子)   別名:キフジ
キブシ科キブシ属、落葉低木、花期:3月~4月、雌雄異株
葉に先立ち、昨年の枝の葉腋から、穂状花序を下垂させて、淡黄色の花を多数付ける。
雄花は雄しべが8本ある。
雄花は淡黄色、雌花はやや緑色を帯び長さが短い。

平地には、一面にナズナが咲いて?いる、レンゲソウならうれしいが、
▼ナズナ(ペンペングサ)  アブラナ科

先日裏山に行ったらタケノコを食い散らしたあとがありました、猪が近くに来ているようです。

本日は”緊急事態宣言”が出ました、該当する地区は更に行動が制限されるようになります。
個人的には、遅かったようにも思っていますがそれぞれの事情があるのでしょう。
感染者はもちろんのこと周りの関係者も大変なことになっています。
こんな時に呑気?にブログをしていて良いのかどうかも思案中です。
出来る範囲で日常に近い生活行動をしていくつもりです。
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モクレン科の花達。白木蓮、辛夷、幣辛夷、紫木蓮、泰山木。

2020-04-04 | 樹木(花木)
どこに行っても桜ばかりが目に付きますが、赤紫色の木蓮が白木蓮より
遅れて咲いているのを見ましたのでモクレン科の花として取り上げてみました。

モクレン(木蓮、木蘭、Magnolia quinquepeta もしくは Magnolia liliiflora、
中国では紫玉蘭と表記するが木蘭、辛夷、木筆、望春、女郎花とも呼ばれる)
花が紫色であることから、シモクレン(紫木蓮)の別名もある。今日では、
ランよりもハスの花に似ているとして「木蓮」と呼ばれるようになった。 by Wikipedia

ハクモクレン(白木蓮)   別名:ハクレン
モクレン科モクレン属、落葉高木、中国原産、花期:3月~4月、公園樹、庭園樹。
葉より先に枝先に大型の白花を付ける。花径10~15cm、木の上いっぱいに咲き、香りが高い。

コブシ(辛夷)
モクレン科モクレン属、落葉小高木、花期:3月~5月、公園樹、庭園樹、街路樹。
ハクレンと間違い易いが、花の向きが色々な方向で、花の付け根に葉が1枚付く。
小枝の先に直径6~10センチほどの芳香がある白い花が1輪ずつ開花する。
花弁は6枚あり、外側は赤紫色を帯びるのが特徴


シデコブシ(幣辛夷、四手辛夷)    別名:ヒメコブシ 
モクレン科モクレン属、落葉低木、花期:3月~4月、庭園樹。
葉に先立ってわずかに紅色を帯びた白色の花が開く。
シデコブシの花は花弁12枚から18枚で構成される特徴を持ち、
ひとつひとつの花弁は4cm程の細長いリボン状になっています。
花びらが注連縄などに使われるシデ(四手/紙垂)に似ることから名付けられた。


ベニコブシ(ヒメコブシ)? シデコブシの変種。花、木やや小さい花弁は7枚以上と言われるが、
花弁裏側に赤い筋が入るものをいうのでベニコブシと違うかも?


モクレン(シモクレン:紫木蓮)
モクレン科モクレン属、落葉低木、中国原産、花期:3月~4月、庭園樹。
葉に先立って枝先に暗赤紫色の大型の花を開く。花弁は6個、長さ5~13cm。花には多少芳香がある。
尚、サラサモクレンと言うピンク色のモクレンがあるようです。
サラサモクレンは、モクレン(シモクレン)とハクモクレンとの交雑種で、
両者の中間の形質をもち、花色はほぼ白色~淡赤色~暗赤色など変化が多く、
花形や樹形などにも幅広い変異があり、多くの品種が作られている。

タイサンボク(泰山木)
モクレン科モクレン属、常緑高木、北米中南部原産、花期:5月~7月、公園樹、庭園樹。
枝先に大型の白花を開く、花径12~15cm、強い香りがある。
萼片は3個で花弁状、花弁は広倒卵形でふつう6個です。
少し早く咲き過ぎている感がしますが、タイサンボクでしょうか。

番外編
近所を歩いている時に黄色いモクレンを見かけました。
最初は白いモクレンが枯れて黄色いのかと思っていましたが、
調べたら黄色いモクレンもあるんですね。多分これがそううかも。
▼キモクレン(黄木蓮)

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