花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

野草花(7月)ベニバナボロギク、ヤブミョウガ、アイノコセンダングサ、他。

2023-07-20 | 野草(花)
まだまだ暑く何処にも出掛けていません、7月の在庫写真から集めてみました。
以前に投稿した時期に比べれば1ヵ月以上早くなっているものもあります。
植物達も今の気候は昔とは違うと感じているに違いありません。

ベニバナボロギク(紅花襤褸菊)
キク科ベニバナボロギク属、1年草、アフリカ原産、花期:9月~11月、
花序全体が下向き、花冠の先はオレンジ色、下部の葉は羽状に切れ込む。
似たものにノボロギクがあるが、花色が黄色です。

ヤブミョウガ(藪茗荷)
ツユクサ科ヤブミョウガ属、多年草、花期:8月~9月、
根は白色で長く横に這う、茎は50~90cmで中ほどに葉を6,7枚を集めて付ける。
花は白色で径7~10mm、果実は青藍色に熟す。

アイノコセンダングサ(合の小栴檀草)
 キク科センダングサ属、1年草、花期:9月~11月、
基本はセンダングサと同じであるが、外周の筒状花のうちの何個かが大きく白くなる。
 コシロノセンダングサとコセンダングサの雑種と言われている。
実は全体では球状になっていますが、細長い棒状のパーツが1つ1つ分離。
先端の二股に分岐している部分が、服の繊維に引っかかりやすい構造になっているのです。
コセンダングサか?

ヤイトバナ(サオトメバナ)  別名:ヘクソカズラ
アカネ科ヘクソカズラ属、つる性多年草、花期:8月~9月、至る所にある雑草。
葉や茎に悪臭があることから屁屎葛(ヘクソカズラ)の名がある。
ヤイトバナは、お灸(ヤイト)の跡に似ていることから。

ショウジョウソウ(猩々草)       別名:クサショウジョウ、アニュアル・ポインセチア 
トウダイグサ科トウダイグサ属 1年草 北米南部、ブラジル原産 花期:8月~10月
赤い虫食のような苞色と、本来の緑色の苞色が対比されて美しい、
夏に、花茎の先端に花弁の無い沢山の黄色い小花を咲かせます。
花は苞と比べると目立ちません。
明治時代の帰化植物ですが、現在では大分野生化してきてると思います。

ハンゲショウ(半夏生、半化粧)
ドクダミ科ハンゲショウ属、多年草、花期:7月~8月、
水辺や湿地に群生する、上部の葉の付け根から花弁のない白い小花を穂状につける。
名の由来は、夏至から11日目にあたる日を暦上では半夏生(今年は7月2日)と呼びその頃咲くからと
花期になると上部の花近くの葉が下半分白くなることから半化粧、片白草と呼ばれている。
野草らしからぬ写真ですが、何分にも家周りのもので我慢です。

余談ですが、メモとして記しておきます。
SDGsエスディージーズ(持続可能な開発目標) の言葉が良く出てきます。
国連が2015年9月掲げた17の目標(169のターゲット)です。
世界中に存在している環境問題、差別、貧困、人種問題等の課題に、
全ての人の行動によって2030年までに解決していこうと言う行動目標、計画です。
例えば、目標13から15「環境」
気候変動問題・海と陸の資源に対して、人間だけでなく動植物が暮らす自然の持続可能性に関する目標

SDGsの達成には、政府主導の取り組みだけでなく、自治体や企業・団体などにも
積極的な取り組みが求められています。
良くSDGsが採択されて以降、食品ロスの問題が取り上げられるシーンが増えてきました。
一般的に日本では食品ロス=フードロスとして使われていることが多いようです。
しかし、よく聞く「食品ロス」と「フードロス」という2つの言葉の意味に違いがあり、
「食品ロス」とは、本来は食べることができるのに捨てられてしまう食品のことを指し、
フードロス(Food loss)は、生産から卸・流通までの可食部・不可食部の食品廃棄物です。

最後に日本のSDGsの達成度はどれ位か気になりますね。
2020年度版のレポートで、日本の総合的な達成度および、スコア値による世界ランクは、
日本は総合スコア79.17で、世界第17位となっています。
とは言え、ゴール目前に近づいているのは、17の目標の内まだ3つほど。そう考えると、日本のSDGsは、まだまだ十分なものとは言えない状態です。
私たち一人ひとりが、自身の近くにある課題や取り組むべき課題を見つけ、小さなことからでもアクションを起こしていく必要があります。
大きなテーマで、詳細な部分まで理解していないですが、
各人が少しのことでも出来ることがあれば、参加していくべきですね、
これからも気にしていきたいと思っています。
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夏の野草花、ヤマホトトギス、ヒヨドリバナ、ノカンゾウ他。

2023-07-13 | 野草(花)
まだ梅雨明け宣言が出ていずに、真夏日の気温が連日続いております。
暑さを避けて家にこもり気味ですので、手持ちから野草花を幾つか取り上げます。

ヤマホトトギス(山杜鵑草)
ユリ科ホトトギス属、多年草、花期:7月~9月
ホトトギスは花の模様が鳥のホトトギス(不如帰)のおなかの模様に似ているから。
茎先や上部の葉腋に散房花序をつけ、花被片が強く反りかえり、花糸にも紫色の斑点がある。
ヤマジノホトトギスと間違い易いですが違いは投稿済のここを参照して下さい。

チダケサシ(乳茸刺)
ユキノシタ科チダケサシ属 多年草 花期:7月~8月
花茎の先に淡紅色か殆ど白色の小さな花を多数つける。
和名は、チダケという食用キノコを、この茎に刺して持ち帰ることによる。
トリアシショウマやアカショウマなどに似ていて葉などの細かい所までの観察が必要です。

アメリカオニアザミ(セイヨウオニアアザミ)
キク科アザミ属、多年草、ヨーロッパ原産、花期:7月~10月、要注意外来生物に指定。
和名にアメリカとあるがヨーロッパ原産のアザミであり、
誤解をさけるためセイヨウオニアザミとも呼ばれる。
紅紫色の頭状花を咲かせる。根生葉は羽状に深裂しロゼット状になる。
葉や茎、総苞片には鋭い棘があり、手袋をしていても貫通するため注意を要する
 
綿毛つきのオニアザミの種子はノアザミの倍ほどの大きさがあり、風に乗って広範囲に拡散され、爆発的に増えてくことが問題視されています。

ヒヨドリバナ(鵯花)
キク科フジバカマ属、多年草、花期:8月~10月、
淡紫色または白色の小さな筒状花が多数集まって、散房状に咲かせます。
茎には紫色の斑点や短毛があります。 葉はざらざらしており短い葉柄があり、
対生に付きます。
この花にもフジバカマ、ヨツバヒヨドリ、サワヒヨドリ等似た花が多い。

コバノカモメヅル(小葉の鴎蔓 )
ガガイモ科カモメヅル属、多年草、花期:7月~9月、
花は葉の腋から出る花柄の先にまばらに付く、花冠は暗紫色で6~8mm。

アキノタムラソウ(秋の田村草)
シソ科アキギリ属、多年草、東アジア原産、花期:7月~10月、
先端の青紫色の唇形花を何段かに輪生する。花冠は1~1.3cm、上段はやや直立し、下唇は3裂し、萼の内側に毛がある。
よく似たナツノタムラソウやシマジタムラソウは、雄しべが花の外にまっすぐに突き出る。
葯は花冠からいちじるしく超出する。

イヌトウバナ(犬塔花)
シソ科トウバナ属、多年草、花期:8月~10月、
花冠は白色で淡紅紫色を帯び長さ6〜7mm。萼は長さ5mm内外で開出する長白毛が多い。
草丈がありクルマバナと似ていて区別がつきませんが萼に長毛がありイヌトウバナとした。


ノカンゾウ(野萱草)
ユリ科ワスレグサ属、多年草、花期:7月~8月、
キスゲに似て一重咲きです。
葉の間から花茎を伸ばし、橙赤色のラッパ状の花が10個程咲く。一日花で昼間だけ咲く。

ヤブカンゾウ(藪萱草)
ユリ科ワスレグサ属、多年草、花期:7月~8月、
ノカンゾウの近縁種で八重咲きです。

<メモ>
昨日の八王子は、最高気温39.1℃で日本一だったとニュースにでました。
コロナ騒ぎの時は、感染症で37.5℃を発熱、38℃以上を高熱と定義していましたね。
気象庁の最高気温の定義では、夏日:25℃以上、
真夏日:30℃以上、高齢者や子供等は特に「熱中症のリスク」生じ、注意が必要。
猛暑日:35℃以上、2000年代以前の昔は、35℃以上になることが少なかった為に
  正式な気象用語としてなかった、2007年4月1日の改定し正式に採用。
この調子で40℃以上の日が多くなってきたらなんとするんでしょうか?
ところで、マスコミなどでは、酷暑日と言われることもあるようですが、
現在は、「猛暑日の俗称」ものすごくい暑さ、耐えがたい暑さとして使われている。
尚、最低気温では、熱帯夜:25℃以上 が決められているようです。
今日は、雨が時々降ったりして少しはましですが、予報では31℃です。
まだまだ、暑い日が暫くは続くようです、
線状降水帯の地方や大雨による土砂災害など各地でおきていますので、復興への大変さを
考えると、暑さ位で愚痴ってはいられませんね。
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似たような黄色い野草花、 マンネングサの仲間、他。

2023-06-24 | 野草(花)
最初は黄色い野草花を羅列しようと試みていたのですが、
先週の朝ドラにマルバマンネングサが出てきたのを思い出して、
最初にマンネングサの仲間をと思いWikipedia調べてみたら、
マンネングサ属はベンケイソウ科にぞくするはなで、
園芸面でもセダムや品種改良されたものが、
多肉植物の愛好家を中心に好まれて近年急速に普及して品種も非常に多いらしい。
日本で見られるマンネングサとしてWikipediaでも27種が載っておりました。

まあ自宅の周りからのマンネングサでは特殊ものはないと思われますので、
代表的なものから名前を当てはめてみました。

ツルマンネングサ(蔓万年草)
ベンケイソウ科マンネングサ属、多年草、中国原産、花期:5月~6月、
コモチマンネングサに似ていますが、家の周りはこれが多い。
花を付けない茎は地を這い、茎の色は紅色を帯び葉は3枚づつ輪生し
葯は橙赤色であることを現場で再確認しツルマンネングサとしました。


コモチマンネングサ(子持ち万年草)
ベンケイソウ科マンネングサ属、越年草、中国原産、花期:5月~6月、
名の由来は、葉のわきにムカゴをつけるので子持ちという
直径1cm弱ぐらいの黄色い5弁の花で、ガク片は5枚、雄しべは10本
葉腋に珠芽(ムカゴ)ができる

マルバマンネングサ(丸葉万年草)
ベンケイソウ科マンネングサ属、多年草、花期:6月~7月
葉は対生し、倒卵形またはさじ形で長さは7〜10mm、先は丸く基部は柄状になる。
黄色の花をつける。花弁は5個、披針形で長さ4〜5mm、平開する。裂開前の葯は赤色。
以前に撮ったことがありまして、近所を探してみたが見つからず、
なんと家のプランターで花咲かしていました。
カミさん曰く別に育てているわけではないようでした。

この下2つは似ていて同じものか違うものか良くわかりません。
オカタイトゴメ(丘大唐米)
ベンケイソウ科マンネングサ属、多年草、花期:6月~7月
葉が円柱状のタイトゴメに対して葉がやや角張っている。葉は互生し、上部の葉は非常に密につく
葉の縁には細かい突起がある


タイトゴメ(大唐米)
ベンケイソウ科マンネングサ属 多年草、花期:6月~7月
葉は円柱状倒卵形〜楕円形、互生し、ほぼ円頭。葉の縁にほとんど粒状突起がない 。 
 花弁は広披針形鋭尖頭、長さ4〜5mm、黄色。雄ずいは10個、花弁より短い。 


▼?? オウシュウマンネグサに似てる気もしてますが、、


似た花に、メキシコマンネングサ(20/6/10投稿)、シロバナマンネングサ(20/6/30投稿)、等がある。

ニガナ(苦菜)
キク科ニガナ属 多年草 花期:5月~7月
枝先に直径約1.5cmの黄色の頭花をつける。舌状花はふつう5個。総苞は長さ7〜9mmの円筒形。

オニタビラコ(鬼田平子)
キク科オニタビラコ属 越年草 花期:5月~10月
茎の先に直径7〜8mmの黄色の頭花を散房状に多数つける。  


カタバミ(酢漿草 、片喰)
カタバミ科カタバミ属、多年草、
上部の葉腋から長い花序柄が出て、先に1〜8個の花を散形花序につける。
花は黄色で、径約8mm 。葉はハート型で、クローバー状に茎から3枚付ける。

アカカタバミ(赤片喰)
カタバミ科カタバミ属、多年草、花期:5月~10月、
アカカタバミは、カタバミの1品種で、葉の色が赤紫色になったものです。
黄色の5花弁で、花径は約8mm程度、花弁の中心が赤茶色に色好くことが多い。

最近はネットで何でも調べられますが、調べ方に注意しないとその情報が、
間違っている場合があります。
その情報が正しいかどうかは、その人の力が試されます。
そして自分も間違った情報を発信する可能性もあります。
そこで、皆様の少しでも内容に違和感がありましたら是非教えて下さい。
お願いいたします。
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似た感じの野草花、名前を間違いそうなナルコユリとアマドコロ、他。 

2023-05-01 | 野草(花)
今回の花で特にナルコユリとアマドコロはいきなりどちらと聞かれると
一瞬考えてしまう野草ですので取り上げてみました。

ナルコユリ(鳴子百合)
ユリ(キジカクシ)科アマドコロ属、多年草、花期:5月~6月、
茎は円柱形で上部は弓状にまがるり、葉腋から花柄は枝分かれし、その先に緑白色の長さ2cmほどの、
花を3~5個垂らす。花筒の先の方が色濃く、緑色を帯びる。花の基部に短柄がある。

アマドコロ(甘野老)   別名:キツネノチョウチン、
ユリ(キジカクシ)科アマドコロ属、多年草、花期:4月~5月、
根茎の見た目が山芋のトコロ(オニドコロ)に似ており、甘みがあるのが名の由来 。
葉の腋から1本又は基部で二つに分かれた花柄を出し、
その先に長さ2cm程の緑白色の花を垂らす。茎に稜角がある。

ホウチャクソウ(宝鐸草 )
イヌサフラン科チゴユリ属、多年草、花期:4月~5月、
つぼみの時期は ナルコユリ や アマドコロ と似て区別がむずかしいが、花が開くと、
寺院の軒先に下がる大型の風鈴である宝鐸(ホウチャク)に似るので区別が容易。
上部で枝わかれし、葉は長楕円形、花葉、枝の先に1~3個ついて垂れ下がる
花被片は筒状に集まり平開しない。

コバンソウ(小判草)
イネ科コバンソウ属、1年草、花期:5月~6月、
花序は幅の広い円錐形をして、繊細な枝先に4〜7個の小穂をつけ下垂する。
小穂は長さ約2cm 
小判に似た形の小穂をつけることから名付けられた 。

ヒメコバンソウ(姫小判草)  別名:スズガヤ
イネ科コバンソウ属 1年草 ヨーロッパ原産  花期:5月~9月
小判に似た形の小穂をつけることから名付けられた。
小穂は細い枝で垂れ下がり、卵形から楕円形で長さ1-2cm、幅1cm位で、
8-18個の小花でつくられている。小穂は左右から扁平だが鱗片はふくらんで厚みがある。  

番外として
左はヒトリシズカの実をつけたもの。  右はフタリシズカの蕾から咲き始めたもの。
葉の違いに注目、勿論花は全然違います。
花は違いますが、イメージの色合いがにていて
左は、ヒルザキツキミソウ       右はヒルガオです。
チョット無理がありますかね。
本当はもっと他に紛らわしいものがあるのですがまとまりませんのでこの辺でお終いです。
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身近な野草花、似た花等、ノミノツヅリとコハコベ、ムラサキゴケとトキワハゼ等。

2023-04-11 | 野草(花)
もう少し後かと思っていましたが、チゴユリに数日前に出合いました。
庭のものは未だ咲く気配はありません。
全体的に花は昔よりは早く咲き進んでいるように思います。

チゴユリ(稚児百合)
イヌサフラン科チゴユリ属、多年草、花期:5月、
平地から山地の落葉広葉樹林に生え 、やや湿った、腐植質の積もった場所に生育し、
上部で弓なりに曲がる茎の先端に直径1cmほどの白くかわいらしい花を1~3輪咲かせます。

ノミノツヅリ(蚤の綴り)
ナデシコ科ノミノツヅリ属、1~2年草、花期:3月~6月、
ハコベに似た小さな5弁の白花咲くが、2~3mmと更に小さな花です。
萼片は5個で倒卵形の花より長い。(ハコベは花弁が基部まで切れ込み10個のように見える)
和名は小さな葉をノミの綴(つづり=綴織物の衣服)にたとえたもの。

コハコベ(ハコベ)(小繁縷 )
ナデシコ科ハコベ属、越年草、花期:3月~9月、
春から秋まで、次々と白色の小さな花を咲かせる。ハコベも似た花がありますね。


オランダミミナグサ(和蘭耳菜草)
ナデシコ科ミミナグサ属、1年草、ヨーロッパ原産、花期:3月~5月、
帰化植物の雑草、似た花のミミナグサは、花弁の長さが萼より短い。


カキドオシ(垣通し)
シソ科カキドオシ属、多年草、花期:3月~5月、
淡い紫紅色をした蝶形の花をつける。花の長さは12~18mmくらいである。
中央裂片は大きく前に突き出し、濃紫色の斑紋と白い毛が目立つ。
名の由来は、夏にはかけてどんどん草が伸びて、垣根を越して隣の家まで侵入することから。

ムラサキサギゴケ(紫鷺苔)
ゴマノハグサ科サギゴケ属、多年草、匍匐性の植物、花期:3月~5月、
水田の畔道や湿った草地に生える。白い花の種類は単にサギゴケと言う
花の大きさは、1.5~2cmです。
トキワハゼに比べて花が大きく、花色はやや濃い紫色をしている。
上唇(上側の花弁)の切れ込みが深い。 

トキワハゼ(常盤爆)
ハエドクソウ(ゴマノハグサ)科サギゴケ属、1年草、花期:4月~10月、
茎の先に小さな花をまばらに付ける。花冠は淡紅紫色の唇形で長さ1cm。
ムラサキサギゴケに似るが横に這う枝を出さない、花色が薄い、やや小ぶり、
上唇弁の裂け方、生息域等がやや違う。


コメツブツメクサ(米粒詰草)
マメ科シャジクソウ属 1年草 ヨーロッパ~西アジア原産 花期:5月~7月
花は直径7mmほど。花は黄色で長さ3〜4mmと小さく、5〜20個が球状に集まる。
道ばたや河原などに群生する。

キュウリグサ(胡瓜草)
ムラサキ科キュウリグサ属、越年草、花期:3月~5月、
和名は、葉をもむとキュウリのようなにおいがすることに由来する。
どこの畑でも見られるが、よく見ないと気がつかない。
直径約2mmの淡青紫色の5弁花を付ける、中心部は黄色い副花冠が目立つ。
ムラサキ科の特徴で花序の先が曲がる。これを「サソリ型花序」と呼ぶ。

ヤマルリソウ(山瑠璃草 )
ムラサキ科ルリソウ属 多年草 花期:4月~5月 湿りけのある所に生える。
茎の先に1~1.5cmの淡青紫色の花をつける。


??工事中 *ゲンペイコギク(源平小菊)  別名:ペラペラヨメナ 4/12訂正
*キク科エリゲロン(ムカシヨモギ)属 多年草 中央アメリカ中心の原産 花期:5月~11月
エリゲロンのように小形のキクのようですが、初めて見る種でよく分かりません。
google検索しても適当なものがあらず、もしかして成長途中の花でしょうか?
道路わきにあったので、今後気が付いたらどうなったか見てみます。
*ショカさんに教えていただきました。ありがとうございました。
*4/12に撮影したものです。やはり生育途中でした、ゲンペイコギクの名前の通り、白から赤色に花が変わるようです、続けて注視していきます。
花径1.5~2㎝程度の頭状花を咲かせます。
頭状花は中心部分の黄色い筒状花と、花弁のように見える周囲の舌状花からなる集合花で、花姿は小菊に似ています。
舌状花は咲き進むに連れて白からピンクへと変化し、株は2色咲きのように見えます。
ゲンペイコギクの名前は、この変化する花色に由来します。
**23/5/1写真追加 ピンク色の変化が認められましたゲンペイコギク確定。


エリゲロンの仲間は多くあります、ハルジオン、ヒメジョオン等と同じムカシヨモギ属で、
ゲンペイコギクは、エリゲロン・カルビンスキアヌス種のようです。

フデリンドウ(筆竜胆)
リンドウ科リンドウ属、越年草、花期:4月~5月、
茎葉は広卵形で全縁にキザギザない、茎の先に数個の青紫色の花を付ける。
ハルリンドウも花だけでは見分けるのは難しいが、一つの茎の先に1輪の花というのが分かり易い。

ツボスミレ(坪菫)   別名:ニョイスミレ
スミレ科スミレ属  多年草  花期:4月~5月、
花は匍匐する茎の葉腋から出て、花柄は立ち上がり、葉より少し上に出て花をつける。
花色は白で、上弁は反り返る。花弁には基部に向けて紫の筋が入る。
紫の筋の濃さには差があり、場合によっては花全体が紫を帯びる。
 スミレの名前を特定するのも難しいです、アオイスミレかもと思いましたが、
こちらにしました、他のスミレも間違いそうなので今回は割愛した。


タンチョウソウ(丹頂草)    別名:イワヤツデ
ユキノシタ科タンチョウソウ属、多年草、中国、朝鮮原産、花期:3月~4月、
花は、葉が展開する直前かほぼ同時に咲きます。花茎はまっすぐに伸び、上のほうで枝分かれして、
花径5mmほどの白い花を多数咲かせます。白い萼と白い花弁が重なり合って、
花びらが10枚あるように見えます。 ヤツデに似た掌状の葉 が数枚出る。

▼カキネガラシ?
カキネガラシの特徴と良く似ているんですが、四方八方に横に広がるように枝が伸びていなかったのでちがうのかも。
イヌカキネガラシにしても花が少し違うように思いました。

野草も次から次へと出て来ますね、名前も分からないものも出て来ます。
まだまだありますが、今回はこの辺でお終いです。
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春の野草花、シロヤブケマン、キケマン、ジュニヒトエ、他。

2023-04-05 | 野草(花)
春の野草花も多く咲き出しています。
暫くは花の投稿には困りません。多くの花に癒されています。

ムラサキケマン(紫華鬘)
ケシ科キケマン属、越年草、花期:4月~6月、やや湿った所にに生える。
既に投稿済ですが、白色があったのでの投稿でs。
 
シロヤブケマン 
先端に紫色があっての白花をシロヤブケマン

セリバヒエンソウ   キンポウゲ科オオヒエンソウ属、
セリバヒエンソウと言えば花色は青ですが、白花を見ましたので再度投稿です。
花は、小花で面白い形と思いますが、繁殖力が強く、有毒草です。


キケマン(黄華鬘)
ケシ科キケマン属、越年草、花期:4月~5月、
花は総状花序につき、黄色、長さ15〜20mm。苞は披針形。
果実は長さ約3cmで種子が2列に並んでいる。
葉は粉白色を帯び、数回羽状に深く裂ける。

キランソウ(金瘡小草)  別名:ジゴクノカマノフタ 
シソ科キランソウ属、多年草、花期:3月~5月、別名:ジゴクノカマノフタ
野や低い山の道端で見かける雑草で、葉を四方に張り出して地面に張り付き、
葉腋から濃紫色の花を2,3個ずつつける。
全体に縮れた毛がある。
この草だけはどんなに風が吹いてもびくともしないのことから別名がついた。

ジューニヒトエ(十二単)
シソ科キランソウ属、多年草、花期:4月~5月、
穂状花序で、小さな青紫色ないし白い唇形の花を輪生させる。 花は幾重にも重なって咲く。
花が幾重にも重なって咲く様子を、女官の装束に見立てた名。

ラショウモンカズラ(羅生門蔓) 
シソ科ラショウモンカズラ属 多年草 花期:4月~5月
名の由来は、ツルのように伸びた茎がカズラのようであるのと、平安時代の武将、
渡辺綱が羅生門で切り落とした鬼女の腕に花の形が似ていることから 。
花は葉の脇に同じ方を向いてついており、青紫色で唇型の花が咲きます。花のサイズは4cm~5cm。

タンポポ(蒲公英)
キク科タンポポ属、多年草、花期:3月~5月、
タンポポハ、キク科タンポポ属の総称で、カントウタンポポ、カンサイタンポポ等ある。
草丈は15センチメートル (cm) 内外で、花は一般に黄色であるが、白花もある
殆ど見かけるのはヨーロッパ原産のセイヨウタンポポですが、
近所のある場所には多くのカントウタンポポを生えています。
左:セイヨウタンポポ 総苞が外側に反り返る。 右:総苞が反り返らずカントウタンポポ。 

カンサイタンポポは、セイヨウタンポポに比べて頭花が小さく、小花の数が少ない。
総苞外片は反り返らず、角状突起はほとんどない。 

 ▼ハルジオン(春紫苑)
キク科ムカシヨモギ属、越年草、北米原産の帰化植物、花期:4月~6月、
春の野にはどこにでも蔓延っている、
花は白だが蕾は赤味を帯びて下を向いてうなだれているのが特徴です。
 
咲いている花が多く何を載せるか困りますが、少しずつでも雑になりますが、
載せていければと考えています。 
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春の極小の野草花達、ヒメウズ、スズメノエンドウ、ヤエムグラ、他。

2023-03-28 | 野草(花)
桜が見事に咲いていて皆が日本の春はいいなぁと喜んでいる時に、
余り人が見向きもしないような花を撮っているようでは、根暗と思われそうですが、
小さい花は上手く撮れないのにこの時期になるとどうしても撮ってみるんです。

ヒメウズ(姫烏頭)
キンポウゲ科ヒメウズ(オダマキ)属、多年草、花期:4月~5月、
基部は茎を抱く、白色でやや紅紫色を帯びた小さな花を下向き付ける。花弁長は2.5mm。
白い萼片は長楕円形で長さ5~6mm、果実は袋果で2〜4個が上向きにつく。


マツバウンラン(松葉海蘭)
ゴマノハグサ(オオバコ)科マツバウンラン属、越年草、北米原産の帰化植物、花期:4月~6月、
草丈20~60cm、先端に唇形の青紫色の花を付け、下の方に細長い葉を付ける。
葉型が松葉、花がウンランに似ていることから名付けられた。大きさ1cm弱。

スズメノエンドウ(雀野豌豆)
マメ科ソラマメ属、越年草、つる性、花期:4月~6月、
花は長さ3~4㎜の白色に近い淡紫色。 小葉は狭卵形で長さ1~1.7cm。

ヤエムグラ(八重葎)
アカネ科ヤエムグラ属、越年草、花期:4月~5月、野原、空き地に生える雑草。 
茎は四角形で下向きの小さな棘があり、衣服などに付着する。
葉は線形で長さ1~2cm、6~8枚輪生し、葉腋に1mm程の黄緑色の4弁の花を付ける。
幾重にも重なり合って生えるので八重葎(群がって茂るさま)と呼ばれる。

タネツケバナ((種漬花 )
アブラナ科タネツケバナ属、越年草、花期:3月~5月、水田のあぜ、湿地に生える。
花は茎の先端に穂状花序をなし、花弁は白、果実は。き
花は白色、花弁は長さ3〜4mm。果実は棒状で上を向き無毛で長さ2cm内外。  似たミチタネツケバナは、道端など乾燥した場所で生え開花時期も2~3月と早い。の見分け方は、雄しべの数がタネツケバナは6個、ミチタネツケは4個。

コンデジでは上手く撮れないとカメラのせいにしていますが、小さすぎて
ピント合わせが出来ず、
拡大し切り取っているのっで尚のことボケボケですが大目に見て下さい。
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イネ科の花、特徴は花弁なく雄しべぶらぶら、雌しべ長く毛が生えている。

2022-10-03 | 野草(花)
秋の花粉症と言えば、ブタクサ、ヨモギ、カナムグラと思っていましたが、
イネ科のススキ等もそうでした。
イネ科の花は、花粉媒介 を風によっておこなう 風媒花 です。
この時期になると、ススキも穂先に花が沢山付いています、
それも動かしてみると花粉が飛ぶのが見えました。
今回は身近にあるイネ科の花を取り上げてみました。
(花が小さいので、今回はその部分は少し大きい画面にしています。)

ススキ(芒、薄 )    別名:カヤ(茅)、尾花(秋の七草の一つ)
イネ科ススキ属  多年草  花期:9~10月
イネ科植物の中でも特に生命力が強く、頑丈に育つ植物です。
目立たない小さな花を咲かせます。
花穂は赤っぽい色をしているが、種子(正しくは穎果・えいか)には白い毛が生えて、
穂全体が白っぽくなる。種子は風によって飛ぶことができる。
鳴子のようにぶら下がっているのが雄しべ、毛虫のようなものが雌しべです。
雄しべの色が黄色のものや、雌しべが白色や紫色のものもあります。
小穂の先から細長い刺が伸び、鉤のように曲がっている。 これを芒(のぎ)という。

ススキのなかで小穂の基毛が紫色のものを、品種ムラサキススキという。

タチスズメノヒエ(立ち雀の稗)
イネ科スズメノヒエ属 多年草 花期:10~12月
小穂は花軸に2〜3列に並び、卵形、鋭頭、シマスズメノヒエよりやや小さく長さ2〜3mm、
淡緑色または紫色を帯び、縁に長い絹毛がが密生する。まだ咲き始めです。
スズメノヒエは似たものが多いので間違っていたらごめんなさい。

ヌカキビ(糠黍)
イネ科キビ属 1年草 花期:7~10月
花穂は長さ幅とも15~30cmの卵円形となり、細い枝をまばらに出し、よく枝分かれします。
小穂は長さ2~2.6mmの楕円形で、ときに紫色を帯びます。

ノガリヤス(野刈安)   別名:サイトウガヤ(西塔茅)
イネ科ノガリヤス属 多年草 花期:8~10月
花序は円錐形で長さ15〜25cm。小穂は長さ4mm、1小花。 
芒は護穎の基部から出て小穂より著しく長い。


フウチソウ(風知草)   別名:ウラハグサ(裏葉草)
ウラハグサ属、多年草、花期:8月~9月
多数の茎が株立ちになって垂れ下がり、数枚の長さ15cm前後の細長い葉をつけます。
この葉はつけ根でねじ曲がっていて、表が裏に、裏が表になっているので「裏葉草」
という名になっています。 庭の花からです。

葉を楽しむもので花を気にする人はほとんどいないでしょう。

▼ササクサ(笹草)
イネ科ササクサ属 多年草 花期:8~10月
ササに似た葉を持つ背の低い草で、種子はひっつき虫である。
小穂は先のとがったほぼ円筒形で、先がとがっているのでドングリを思い切り細くしたような形である。先端には短い刺が多数あり、そこに逆刺が密生している。  



ケチヂミザサ(毛縮笹)
イネ科チヂミザサ属 多年草 花期:8~9月
花軸に毛があり、まばらに小穂をつける。小穂は狭卵形で長さ3〜3.8mm、2小花からなるが
第1小花は不完全、柔らかい毛がある。
コチヂミザサ
チヂミザサには、茎や花序軸に開出する毛の多いもの、少ないものなどあり、
 毛が多いものをケチヂミザサ、毛の少ないものをコチヂミザサと分ける場合がある。

相変わらずイネ科の花は他の種類の花と違い、小さくて花の形はみな同じようですね。
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秋の野草から、ノブキ、ツルボ、ツリフネソウです。

2022-09-30 | 野草(花)
私の散歩エリアのなかで色々な野草に出合いますが、ノブキを見るのは数少ないほうです。
年寄りの歩く普通の道では、草刈りが良くなされていますので、次に写そうと少し油断していると、
次に行った時には綺麗に刈り取られていることが多々あります。
このノブキも綺麗に撮れていませんが、2度目はないです。

ノブキ(野蕗)
キク科ノブキ属、多年草、花期:8月~10月、
フキの葉にやや似ているが、葉の先がややとがり葉柄に狭い翼があるので見分けがつく。
頭花はまわりに雌花、中心部に両性花があり、両性花は結実しない。
頭花は直径約7mm。 そう果は放射状に並び、冠毛はなく、先の方に腺体がある 。
全体を捉えるのは難しい花です。
一部には、既に実になっているものもありました。

反対に至る所で見掛けるのがこれで、時期的にはもうお終いです。

ツルボ(蔓穂)   別名:サンダイガサ(産内4傘)
キジカクシ(ユリ)科ツルボ属、多年草、花期:8月~9月、
ツルボの名前には、球根の外側の皮をはがすとつるつるとした坊主頭に似ており
「つるぼうず=ツルボ」になったという面白い説があります。
秋の初め頃から高さ30センチ程の花茎を出し、総状花序をつける。花は密につき、
淡紅紫色で花被片は6個、雄蕊も6個。


秋で一番思い入れがあるのはこの花ツリフネソウです。花写真の切っ掛けの花です。

ツリフネソウ(釣舟草)   別名:ムラサキツリフネ
ツリフネソウ科ツリフネソウ属、1年草、花期:8月~10月、
茎はやや赤味を帯び節はふくらむ、葉は菱状楕円形で先は尖り縁に鋸歯がある。
花は紅紫色で、距は著しく後ろに突き出て渦巻き状になる。
正確には花弁3個、萼片が3個で、萼片も紅紫色で花弁のように見える。
この花は川沿いに咲いていますが、道端付近のものは綺麗に刈り取られています。
小さな川の土手沿いに一杯咲いています。
川沿いにこんな立て札が立っています。
町会でこの運動を推進してますのでこれからはもう少し整備されることでしょう。
楽しみですね。
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形に魅せられた花、ネコノヒゲ、ヒガンバナ、カリガネソウ、ヤマウド、他。

2022-09-18 | 野草(花)
花には色々な形がありますが、雄しべに特徴の花中心に
比較的にユニークで好きな花を並べてみました。

ネコノヒゲ(猫髭)  別名:キャッツウィスカー、クミスクチン等
シソ科クミスクチン(ネコノヒゲ)属、多年草(1年草扱い)、インド原産、花期:6月~11月、
ピンとした雄しべが猫のヒゲに似ていることから、和名がネコノヒゲ。
茎先に輪散花序を出し、茎の下の節から開花します。
花は白色または紫色を帯びる長い筒状の唇形花です。


ヒガンバナ(彼岸花)   別名:マンジュシャゲ(曼珠沙華)沢山の別名を持つ。
ヒガンバナ科ヒハンバナ属、多年草、球根植物、中国原産、花期:9月中旬頃、
道端や田んぼのあぜなどに群生し、秋の彼岸の頃(秋分の日を含む前後3日間 -名の由来)に、
花茎の先に強く反り返った鮮やかな赤い花だけが咲き、秋の終わりに葉が伸びて夏に枯れる。
花は1週間経つと傷みだし、花茎共々枯れてしまいます。

トケイソウ(時計草)
トケイソウ科トケイソウ(パッシフロラ)属,多年草、花期:5月~10月(種により異なる)
個性的な花の形を時計の文字盤に見立てたことから時計草の名があり、
特徴的な造形美のある美しい花が魅力の熱帯植物です。

カリガネソウ(雁草、雁金草 )   別名:ホカケソウ
シソ(クマツヅラ)科カリガネソウ属、多年草、花期:8月~9月、
葉の付け根から花茎を伸ばしその先に数輪ずつの花(1cmほどの大きさ,色は青紫糸)。
花びらは5枚で、下の一枚が大きめで白い斑点が入ります。雄しべと雌しべの姿が
非常に特徴的で、最初上向きに伸びて途中でくりっと大きく下に湾曲します。



ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草)
ユリ科ホトトギス属、多年草、花期:8月~10月、
花は茎の先や葉腋に1〜3個つき、上向きに咲く。花被片は紅紫色〜暗紫色の斑点があり、
上半部は平開するが、ヤマホトトギスのようにそり返ることはない。
時期も少し遅い。
花被片の反り返りだけでは先始めかもとも思われるが、花柄に毛があるのでこちらに。

ヤマホトトギス(山杜鵑草 )
ユリ科ホトトギス属、多年草、花期:7月~9月、
ヤマジノホトトギスとよく似ていて判別は非常に難しいが、
花被片が強く反りかえっているのでヤマホトトギスとした。


ツリフネソウ(釣船草 )
ツリフネソウ科ツリフネソウ属、1年草、花期:8月~10月、
花序は、葉の上部に斜めに立ち、紅紫色の花を付ける。
距はいちじるしく後ろに突き出て渦巻状になる。
この花が咲き始めると秋が来た感がします、まだ咲き始めてたばかりで蕾状態が多い。
雄しべは5本ありますがお互いに合着して柱頭を囲んでいます。

キツリフネもありますが、夏に咲いていたので、2022/07/15投稿済参照。

ヤマウド(山独活)   別名:ウド
ウコギ科タラノキ属、多年草、花期:8月~9月、
ウドは山菜として有名で、山ウドはややアクが強い。
花は、散形花序ごとに雄性期から雌性期になり、同じ散形花序内での自家受粉を避ける仕組みになっています。
分かり難いですが雄性期の 小さい5枚の花びらと5本の雄蕊が見えます。
特に目新しいものがあるわけではありませんが、季節の風物詩的にアップしました。
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