最近は道を歩いていても花より草が気になります。
草と言っても葉っぱが虫に食われているのを見ると何が?と犯人探しをしています。
カラムシの草叢が多くの葉が食い荒らされています。
犯人はこれ毛虫、フクラスズメと言うガの幼虫です。
以前もこのような場面に出合ったことがありました。19/10/23投稿済
▼フクラスズメの幼虫
チョウ目ヤガ科ウスベリケンモン亜科、開帳85mm前後、幼虫 65mm前後
身体側面にクリーム色の2本線が走り、赤の斑点が8つ並んでいる。
一瞬見ても色々な形姿でいるので、どちらが頭か分かり難いですが、
赤く盛り上がっている方が頭(顔)です。葉の先端側
尚、体色には変異があり、赤い部分が黒いものもいる。
幼虫の食草は、
イラクサ科:コアカソ、カラムシ、ヤブマオ等
アジサイ科:マルバウツギ、
クワ科:カナムグラ
幼虫は危険を感じると頭部を反らせて、緑色の液体を吐き出しながら頭部を激しく振る。
食草は茎だけになるまで食い尽くし徘徊するが、見掛けによらず毒は持っていない。
ほとんどの幼虫が葉の裏にぶら下がり葉を食べているのは、
鳥などの天敵に見つからないないように隠れているのかもしれませんね。
フクラスズメの幼虫
撮り方が悪く緑色の液体を吐き出しているか分かりませんでした。
最初はこれにはビックリしました、又近くにいた別の幼虫も釣られて動きだしました。
他にもこんな毛虫もいました。
これがフクラスズメの若齢幼虫かもしれませんが、他のものかも、
こうなるとフクラスズメも見たくなりますね。
*この写真は、キシタバ (ヤガ科シタバガ亜科)でした。7/6訂正
*”たか爺”さんに教えて頂きありがとうございました。
成虫は褐色地に黒褐色の模様があるガ。スズメと名が付くから褐色ですね。
雑木林に多く見られる普通種。夜、樹液に集まる。
雑木林に多く見られる普通種。夜、樹液に集まる。
成虫は夏と秋の年2回発生する。 機会があったらもう少し正確な情報にします。
食草のイラクサ科の花は?
▼カラムシ カラムシ属、多年草、花期:7月~9月 葉の裏が緑のものはアオカラムシ
▼ヤブマオ カラムシ属、多年草、花期:8月~10月、
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キシタバの名前を教えて頂きありがとうございました。
いつも自然に向き合う活動に敬服をいたしております。
最近は昆虫を撮り始めていますが、名前を選ぶのに、喜びでもありますが時間を費やしています。
昆虫も奥が深いですね、今後も何かありましたらよろしくお願いいたします。