バッタ目にも大きく分けてバッタ科とキリギリス科、コオロギ類が有りますが、
バッタとキリギリスの違いが良く分かりませんでした。以下にまとめておきます。
☆バッタとキリギリスの違いについて
■バッタ ◎キリギリス
・触覚の長さ ・太く短い ・細く長い
・前脚の枝が ・短く棘が小さく少ない ・長く棘が多い
・後脚の長さ ・短い ・長い
・後尾からの産卵管 ・短い(発達してない) ・長い(メス)
音色はバッタは翅と脚を擦り合わせるがキリギリスは翅を左右で擦り合わせ綺麗な音を出す。
又生息場所もバッタは低めの草の中にいるが、キリギリスは草丈の高い植物にいる事が多い。
今年の夏から秋に採集(撮影)したものを集めてみました。
名前は前回同様に自信があるわけではないので、間違いを指摘して頂けたら幸いです。
(バッタ目)編
**バッタ科**
▲クルマバッタモドキ
▲ヒナバッタ
▲オンブバッタ 大きいメス 小さい オス メス
▲オンブバッタ(褐色型 幼虫)
▲コバネイナゴ イナゴの一種、(別名:エゾイナゴ)
*ヒシバッタ科
▲ヒシバッタ
**キリギリス科**
▲ヒガシキリギリス(以前の投稿でトノサマバッタとしていましたが調べた結果この名前に訂正)
▲キリギリスの産卵
*ツユムシ科*
▲セスジツユムシ 左 メス 右 オス
*マツムシ科*
▲アオマツムシ 多分両方共メス、オスは背中に褐色模様がある。
*コオロギ科*
▲エンマコオロギ 両方メス、後尾に長い産卵管がある。因みに鳴くのはオスのみです。
*ヒバリモドキ科*
▲シバスズ
キリギリスの写真が少なかったのは、花の写真の合間の撮影であり、バッタは草食で、キリギリスは雑食性で虫も捕食する等の行動形態を知る必要がありそうだなと感じました。
<一口メモ>
アフリカ等で大量発生するバッタの事を「イナゴ」との報道は、バッタと呼ぶ方が適切で、大量発生のばったの種類は、”ワタリバッタ”(バッタ科のバッタのうち、サバクトビバッタやトノサマバッタの ように、大量発生などにより相変異*を起こし群生相となることがあるものをいう。)等であり、ここでのイナゴでは無い。
*相変異(昆虫等が、生活条件が変わり、姿を変えていくこと、翅が生えたり生えなかったり等、質的な変化して昆虫では集団になる事がある)
イナゴ(蝗、稲子)について
イナゴはバッタ亜目イナゴ科に属するバッタ類の総称で、稲を食べる害虫とされている一方で、かっては内陸の稲作地域では、貴重なタンパク源として食されてきた。又、イナゴは、食用になるが、バッタ類は苦くて硬い為に食用に向かない
世界的には、イナゴ科、バッタ科とは分けずにイナゴもバッタに入れている。
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