20年前の田舎はほぼ男社会のようでした。
そんな中、京都からユーターンした私は当然のように、ムラの役員の組長になるのは自然のことでしたが、まだ女性がムラの組織に出るってことは皆無でした。
今でこそ、慣れてもらってましたが、親の介護や高齢化し、役から降してもらいました。帰ってきた当時、男性が嘘を言うのだと分かりました。我が家の畑に隣接するメッシュ柵がなくなり、犯人は私だと思われていたようです。何故それが解ったかと言えば、ムラでまじめで正直なおじさんの息子さんの田んぼにいる私への質問でした。やっちゃん、メッシュ柵盗ったの?とストレートな質問でした。そんなワケはなく、さつまいも畑がイノシシの侵入でこまっているのに、意外過ぎる質問でしたが、今はそんな嫌な質問をあえてしてくれた彼だからとやっぱり信頼できる方の息子さんでした。ひょっとすると昔の親類筋に彼のお嬢さんが嫁がられたからの関係からの質問だったと確信しています。聞いてくれた彼には、有難く思っています。ムラの男たちの会話が聞こえてくれるかのようでした。気にいらぬ人間には嘘を簡単について、ことが進む恐ろしさを経験していました。
そこで、昨日の畑での出来事を電話連絡し、その会話の中で、意外な事を云っていました。新区長が道に出っ張る車を注意したわと本人から聞いていましたので、まさか新移住人が区長宅に怒鳴り込むなんて信じられなかったので、即、私確認の電話。想像通り、何も!でした。どこで、怒鳴り込んだという言葉が生まれるのかと不思議です。嘘を言うことで、難を逃げようとするのかと不信に思った昨日午後でした。
本当に、どこもかしこも嘘だらけの日本のようです。
自己防衛のため、嘘をつくのは、まともな人間のすることでしょうか?
日本の政治シーンでも嘘つきゲーム進行中です。
田舎でも、嘘が動きます。
情けないです。
言葉を持つ人間、話し合えばわかるのに、嘘という不便を行使して、欺く行為は許せない。こんなことを知らぬ存ぜぬと流すことも出来るが、納得いかぬわ。
ムラから市会議員を出すとき、幼馴染の真面目さんはムラを裏切らないようにと村の人々の中で話されていたが、その言葉は届いていたのだろうかと疑問に思い始めました。信頼できる人の息子さんは、今病気なのが、悲しすぎます。
デマ、嘘を発信する側を問いたい。
嘘つきは泥棒の始まりです。!