愛する犬と暮らす

この子たちに出逢えてよかった。

老いと折り合ってゆっくり生きていこうな

2011-10-28 12:58:52 | シェラの日々
☆あれ、よろけてるじゃないか

 シェラの歩き方が復活したと喜んだのもつかの間、今朝の散歩で何度かよろけているのを確認した。
 散歩の後半だったから、疲れが出ただけかもしれない。何度か危なっかしい歩き方で転びそうにはならなかったが、たしかによろけている。
 思わず、てんかんと疑われている症状が出て、痙攣しながら倒れてしまうのではないかと息を呑んだ。歩きながら即座にぼくの反対側のルイを抱き上げていた。
 
 幸いにして今日のところは、転びも、倒れもせずに無事にクレートまでたどり着いてくれた。クレートにも自分で乗っていった。
 わずか、15分ほどの散歩だったが、全行程400メートルほどの距離を歩く負担が、いまのシェラには決して軽くないのかもしれない。むぎのときもそうだったが、歩かせすぎないように気をつけてやらなくてはならないのだろう。
 

危ないから近寄るな!(9月27日撮影)

 近所だけの散歩とはいえ、往路で力を出し切ってしまうと復路が辛くなる。余裕を持って戻り、もし、余力があればごく近所ですませてやるべきなのだと痛感した。
 もうひとつが、足場の問題もある。砂利が敷き詰めらていたり、凹凸があったり、草地で足をとられやすかったりすると萎えかけている足への負担は何倍にもなっているだろう。本来ならそういう場所は避けてやりたいのだが、なぜかわんこたちはそんな場所ほど好きらしい。

☆まずはコブをなんとかしよう

 シェラの右足のつけ根から関節上部にかけて大きなコブがあり、それが歩行の障害になっているのもわかっている。
 それ以上に深刻なのが喉にある大きなコブである。医師の診たてによると、これ以上肥大すると血流を妨げたり、神経にも影響するかもしれず、食べ物が口から胃へとスムーズに運べなくなるかもしれない。どちらのコブも下の写真で確認できる。
 先のてんかん騒ぎで先送りになっていたが、明日、診察を受けて、これらのコブを小さくするために飲み薬で対処するつもりでいる。


身体のあちこちに痛々しいほどに多数のコブがある

 老犬になると体中にコブができやすいとは聞いていたが、いまのシェラのコブはかなり深刻になりつつある。
 喉と足のコブをまずはなんとかしてやりたい。それに伴って、お腹や背中のコブも小さくなってくれるといいのだが……。
 見た目はそれほど感じないけど、触ってみるとこのコブで痛々しいほどの老体である。
 シェラにかぎらず、老犬は皆、なんらかの老化現象に苛まれている。それらは等しく、飼主にしかわからない哀しみといえるだろう。
 
 わが家の場合、若いルイがいるだけになおさらシェラの姿が辛く見える。ルイからシェラの元気を引き出してもらおうなどとあまり思わず、シェラのペースでゆったりと老いに折り合っていかせてやりたい。
 少しでも油断すると、相変わらず歩きながらルイがシェラに跳びかかる。リードの長さの調整だけでは十分ではない。ぼくのほうのリード捌きも気をつけてやりたいし、早晩、別々に散歩させる算段をしたい。

 帰り道、秋の朝の陽を浴びてゆっくりと歩くシェラがいっそう愛しくて、「無理するなよ!」と思わず声をかけていた。