どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「世紀の謎・空飛ぶ円盤地球を襲撃す」

2022年07月18日 | 映画
「世紀の謎・空飛ぶ円盤地球を襲撃す」を久しぶりに鑑賞。かなり昔にテレビ放送で見て、その後海外盤の字幕無しのVHSで見て以来かな。レイ・ハリー・ハウゼンによる特撮のUFOの場面はかなり印象に残っていましたが本編の内容は殆ど覚えてませんでした。かなり都合の良い展開で地球の新兵器の開発があっという間に出来たりと、そんなアホな!な流れでしたが良く分からないまま解決と言って良いのかエンディングに向かいました。先日見直した「地球の静止する日」のような物語としての面白さやメッセージ性みたいなものは今作にはあまり無かった気がします。
だけどUFOの飛行シーンとか映像的な特撮の見せ場に関しては今作の方が見応えもありワクワクするものもありました。
宇宙人は形状が少しゴキブリにも似てると思いました。
白黒のかなり古いSF映画です。
昔のSF映画では「宇宙戦争」が大好きですね。物語も宇宙船も特撮も素敵でした。






コメント

「死霊のえじき」

2022年07月17日 | 映画
公開時に初めて劇場で見たロメロ監督のゾンビ映画「死霊のえじき」DVDもBSで録画したHDリマスター版も持ってるんだけどブックオフでブルーレイが少し安めで売っていたので沢山の特典映像にも惹かれて買い直ししちゃいました。既に何度も見てる映画なので特典のトリビア字幕入りという仕様で鑑賞。普通に見始めると最後まで一気に見れました。音楽も心地良くもリズムが気分を盛り上げます。トム・サヴィーニの特殊メイク効果もやはり素晴らしい出来です。今回はバブが特に良く感じた。
見る度に人間ドラマに深みも感じれて違った考え方のそれぞれの立場の正義や恐れが伝わりました。
沢山の特典映像も見る。メイキングドキュメンタリーでは見た事の無いものもあって興味深く見れた。最終版というバージョンも見てみるが残酷場面がカットされてて見せ場が無いもので昔コレのDVD買わなくて良かった!と思える代物でしたが上下に映像が多く写っている4:3の画面サイズだったのはちょっと貴重かなとも思えて特典としてはアリかなと思いました。日本版の予告編とかもありましたがこちらは予告で残酷場面沢山使われてましたね。
他にもDVDの特典でも見てた特殊メイクのメイキング映像とか写真や資料が色々収録されてて1日かけて見ちゃいました。




コメント

「BUG / バグ」

2022年07月15日 | 映画
ウィリアム・フリードキン監督の「BUG /バグ」という映画を鑑賞。
主演はアシュレイ・ジャッドでしたが久しぶりに見たので随分と老けた印象もありましたが貫禄もあり時折見せる笑顔に昔の面影を感じたりもしました。彼女と他数名の登場人物だけで殆ど部屋の中だけの展開となります。後で知ったけど舞台劇の映画化だったようです。
内容全く知らずに見たのですが、なかなか全体像が見えて来ずで前半は会話ばかりで少々怠く集中力も欠けてきました。しかし段々と変な方向に向かってゆき狂気や妄想が支配されてゆく流れからは役者陣の大熱演が見応えもあって面白く見れました。
BUG虫が身体の中にいて卵で大量に湧いたりとゾッとするような妄想や幻覚に陰謀論とか実際の社会でも色々とあるような事柄があって興味深いが虫は実際には見せないし色々と見えないものへの恐怖が描かれたホラーのようなサスペンススリラーというか偏狭的な映画でした。
最後は舞台的というか曖昧でスッキリするような結末では無くオチとしてはまぁまぁでしたが映像的には良かった。
ここも直接的には見せない演出が効いていたと思います。






コメント

「悪魔のいえにえ レジェンド・オブ・レザーフェイス」

2022年07月13日 | 映画
公開時に銀座シネパトスで見た映画「悪魔のいけにえ レジェンド・オブ・レザーフェイス」を久しぶりに鑑賞。悪魔のいけにえの1と2を足したようなイカれた内容で途中までは現代風と言ってももう既に昔だがパート1のリメイク的に同じような展開を新たな見せ方で見せてくれました。荒々しいレザーフェイスの見せ場は迫力もありました。その後はどんどん新たな方向性へ向かって行きヤバくイカれた展開に驚きと可笑しさが増して役者陣もノリノリで異常な面白さがありました。無名だった頃のマシュー・マコノヒーとレニー・ゼルウィガーが良い芝居してます。ちょい役でパート1の役者も出てたりしてます。
監督はパート1の脚本をトビー・フーパーと共に書いたキム・ヘンケルです。
今作のレザーフェイスの女装マスクもインパクトがありました。そして最後はチェンソーダンスで締め括られます。
全体的にちょっと暗くてよく見えない場面が多く直接的に見せるような流血場面はありませんが汚く生々しい暴力が画面から伝わってくる作品でした。
作品的にはパート4にあたる映画です。その後も沢山シリーズ作られてますね。





コメント

「ルチオ・フルチのホラー・ハウス」

2022年07月12日 | 映画
「ルチオ・フルチのホラー・ハウス」を鑑賞。冒頭から殺人場面でなかなかのグロ描写でしたが何か雑さも感じた。黒覆面の犯人は誰だろう?と犯人探しの映画かと思ったのだが目付きだけは見えてて後に同じ目付きした男が現れて、あっ!この人犯人じゃない?って直ぐにバレた。だけど映画の中でも直ぐに犯人は明かされてやっぱり!となったのですが犯人探しの面白さで見せる映画では無かったです。
絶対に暫くすると内容忘れちゃうと思う映画なのでざっくりメモっておくと冒頭で殺された夫婦が幽霊になって子供達と再会するというようなファンタジー映画という感じでした。後半は霊媒師とか出てきて悪魔祓いとかしたり展開がどっちつかずで何がしたいのか訳の分からない収拾のつかないヘンテコな終わり方の映画でもありました。全体的には何だコリャ?な恐怖感も無いポルターガイストもどきでチープな映画で役者陣の芝居も酷くて面白くは無かったんですが子供達の無邪気で健気な所が楽しくも怪しげな良さもありチープな特撮の火やアニメの合成や車が浮いたりとか子供騙しみたいな見せ場が笑えちゃうようなものがありました。音楽はなかなか良かったです。変な映画でした。




コメント

「フォー・タイムス・ザット・ナイト」

2022年07月11日 | 映画
マリオ・バーヴァ監督のホラーでは無いエロティック・コメディ映画「フォー・タイムス・ザット・ナイト」を鑑賞。イタリアらしい明るくちょっとエッチな男女の一夜を4つの違った視点で描いた物語でした。
「羅生門」みたいな構成で女・男・男のマンションの管理人・謎の医者か博士の証言で全く違う内容の一夜の経過が見れます。
特別に面白いものがある訳でも無い映画でしたが、ちょっと楽しく微笑ましくも恐ろしくもある映画でした。女優陣は美人揃いで昔のファッションや風景なんかも見所のひとつでした。




コメント

「X エックス」

2022年07月10日 | 映画
大学時代の友人と共にポスター見て気になっていたホラー映画「X エックス」を鑑賞。詳しい内容は知らずに見たのですが自主映画のキャスト・スタッフがホラーな展開に巻き込まれるとの事で自主映画作ったりしている僕には尚更期待というか楽しみだったのですが自主映画というのはポルノ映画だったんですね。だからXかぁと理解出来ましたがちょっと期待していた方向とは違ってました。だけどポルノだからこそ成り立つ内容でした。詳しくはネタバレになるから書かないけど意外でなかなか斬新な展開となってゆき、おぞましくも切なくもウワァ〜な映画となっておりました。
同時に笑えちゃいそうな一面もありラストの一言も可笑しくて良かったです。
エンドロールの後に本気なのかジョークなのか不明な面白オマケ映像も付いてました。
音響効果もサラウンド効果が効いていてホラー映画ならではの画と音と編集の流れの面白さがありました。
たしか1972年が舞台となっていて「悪魔のいけにえ」や「悪魔の沼」を連想するような風景や映像に「イージーライダー」みたいな編集とかフィルム時代の当時のような雰囲気が出ていて好みでした。
まだビデオが普及していない時代設定の筈なのにポルノ映画を作ってビデオで儲けるみたいな内容の字幕が出てたけど、それっておかしくない?訳間違ってる?って思ったりしました。
後でwikiで調べたら時代設定は1979年だった事が分かり間違ってない事が分かりました。エンドロール後のアレも本気だった事が分かりました。
何気に今迄聴いた事あった曲が色々と流れて良かったですが歌詞の意味までは知らなかったので字幕で意味も知れて興味深くて映画のテーマにも関係している事も分かりました。
最初から最後まで惹き込まれ集中して面白く見れました。




コメント

「マイドク」

2022年07月09日 | 映画
公開時に予告編をVHSで何度も見て気になっていて随分と間が開いてDVDで見たのですが暫くしたら話の内容忘れててネットの荒い画質で見直した映画「マイドク」を本日今迄で1番の高画質状態で鑑賞。
映像的に沢山印象的な場面があるのですが話の内容というか展開は急過ぎて謎で唐突でちょっと付いていけてるのか分からなくなる感じもありました。何度か見てるから流石に話は分かりますが初めて見た時の混乱を思い出したりしました。
動くカメラに色彩照明に濃いキャラクターとゴアな流血場面にアクションと異様な世界感が魅力です。今迄見たソフトでは暗くて良く見えずだった所もストレス無く綺麗に見れて映像も素敵に感じれましたが尺が79分というのは何処かカットされてた?
82分と情報調べると書いてあるし。一部再生不良もあったし録画失敗してたのかな?
脳手術の場面がもっと生々しいカットがあったような気がします。
不気味な存在感の悪役との最終対決!と最高に盛り上がる流れからの黒ワイプの何も起きない省略がやはり驚きというか逆な意味で衝撃でした。その後どうなるのか?という変な展開からのラストはスッキリとはしませんが複雑な感覚を残します。






コメント

「ジャバーウォッキー」

2022年07月08日 | 映画
テリー・ギリアムの初監督作品だという「ジャバーウォッキー」という知らなかった45年前の映画がジョージ・ルーカスやスコセッシによって4Kリマスターされ再公開されているという事で興味を持ち観に行きました。テリー・ギリアムらしいブラックなユーモアとギャグが沢山の映像的に凝った中世の泥臭く汚いリアルな世界観と怪物の出るファンタジックな世界観が不思議な融合をした変な可笑しさと騒がしさのある映画でした。物語全体の面白さというよりキャラクターや細かいエピソードとか場面場面に面白さの光る映画だったと思います。




コメント

「ブラック・フォン」

2022年07月08日 | 映画
朝から病院行って採血上手くいかず3箇所刺し直ししてようやく成功。終わってから神座でラーメン食べてから映画「ブラック・フォン」を観に行きました。予告映像見て興味を持ったので。始まって暫くしたら睡魔に襲われてしまい何か見逃した感じでオープニングタイトルが始まり暫く見れてたけどまた睡魔に襲われて…主人公の友人達が何者かに拐われたっぽいのですが、そんな場面は見れてません。そして主人公が拐われての流れは見れました。何だか良く分からない展開もあり睡魔との格闘でもありましたがその後はちゃんと見れました。
後半は少し面白くなりましたが全体的には予想していたような内容の映画では無くホラーというより監禁脱出映画で電話の使われ方もそういう感じでしたか!っていうものでした。
男勝りな妹の霊能?捜索とか映像で語る見せ方とか音楽とかは良かったです。犯人のマスクのデザインも良かった。トム・サヴィーニのデザインだったとか。
前半の伏線になるような要素を結構見逃してしまっているかもだし機会があったらまた見直してみたい気もします。




コメント

「ブラック・サバス 恐怖!三つの顔」

2022年07月07日 | 映画
マリオ・バーヴァ監督の「ブラック・サバス 恐怖!三つの顔」という3話のオムニバス怪奇映画を鑑賞。1話目が1番好みというかシンプルに惹き込まれて面白く見れました。ヒッチコック劇場の1話みたいな内容で殆ど台詞も無く殺害予告電話に怯える女性を描いた作品でした。主演女優も綺麗な人でした。オチはまぁまぁでしたけど楽しめた。2話目はちょっと長かったけどバンパイアものをちょっと変わった描き方で見せてくれる作品でした。ボリス・カーロフ演じる父親の存在感と顔と目つきがインパクトがあり恐ろしくもありました。3話目はミステリーゾーンの一編のような教訓と皮肉の効いた内容で死体から指輪を盗んだ女に起きる罪の代償とその後に続くであろう呪いの連鎖を予感させる物語でした。死体の老婆の表情とか存在が恐ろしい。蝋人形なのかな?リアルで独特の不気味な存在感を出してました。最後はホスト役のボリス・カーロフが締めの言葉を語り馬に乗って颯爽と走りますが、その撮影風景とアナログな効果の種明かしを見せてくれて楽しく終わりました。
撮影と色彩照明を駆使した映像も独特のバーヴァ監督のトーンが出ていて良かったです。






コメント

「白い肌に狂う鞭」

2022年07月07日 | 映画
マリオ・バーヴァ監督の映画「白い肌に狂う鞭」のブルーレイを購入して大画面にて鑑賞。随分と前に見たんだけど撮影や照明が美しくクラシックな恐怖演出が実にゾクゾクさせる良い映画だった記憶が残っていたので高画質で見直したかったのでした。
印象深い場面は覚えているのに話の内容に関してはかなり忘れていたので新鮮にどうなるのか?と見直せました。
暗部と闇の黒の多い映像でしたが記憶だともう少し明るい部分もあって表情とか見えていた気がしました。色の発色ももっとあったような。ソフトの違いや見る環境のせいかな?妖しい闇と照明やカメラ移動による登場人物の表情の陰影や色彩の変化が実に恐怖感を煽る効果が出ていてやっぱり素晴らしかった。物語も分かりやすく展開して惹き込まれました。最後は何とも哀しいものもありました。最後にやっと思い出したぐらいだから再度グッとくるものもありました。
不安な表情で扉に向かう美しい顔とか哀しげな音楽とかが印象的です。
また暫く間を置いて見直したいと思います。特典映像も収録されているようなのでそちらも見たいと思います。







コメント

「ファイブ・バンボーレ」

2022年07月06日 | 映画
マリオ・バーヴァ監督の「ファイブ・バンボーレ」というジャケットの絵柄に惹かれていた映画を鑑賞。何でも監督本人が失敗作と言ってる作品だという事で一体どんな映画なんだろう?と興味もありました。
それで見終わっての感想は一言で言うと、なんじゃそりゃ?って内容でした。
アガサ・クリスティのミステリーのホラー版みたいなものかと思ったが緊張感も無く登場人物の背景や関係性もよく分からないまま次々とアホみたいに殺されてゆく展開で何か凄い発明の公式というサッパリ分からないものや大金の小切手を巡ってなのか殺人が起きて行きます。登場人物のその後の行動も意味不明でアホか?って感じです。ホラーやミステリーを期待せずにコメディと捉えれば笑える感じもありましたけど。途中からはあまりのアホみたいな展開にコメディとして見ていたからかラストにはなかなか意外なオチもあったりして何かなんじゃそりゃ!だけど可笑しさみたいなものもあって妙な面白さは感じれました。
撮影手法や映像の面白さもちょいちょいありましたね。
ファイブ・バンビーノでもボンバーレでも無くバンボーレだったのですがバンボーレって何よ?って気になったから調べたら人形って意味らしいです。
なるほどね冷凍室に生身の人形が増えてゆきましたからね。実際はファイブよりいっぱい死んでたけど…。






コメント

「怒霊界エニグマ」

2022年07月06日 | 映画

ルチオ・フルチ監督の「怒霊界エニグマ」を鑑賞。学校の仲間にいじめにあって事故で昏睡状態となってしまった女生徒の怨念だか超能力で新入生に乗り移りいじめた連中に復讐してゆくという変わった物語でしたが主演女優が美しく魅力的だったり意外な殺しの場面が出てきたり背景や理由付けが加わったりで飽きずに面白く見れました。殺しで印象的だったのは大量のカタツムリに全身を埋め尽くされるという何だか気持ちの悪い場面でした。女優さん頑張ったなぁ。他にも沢山殺されますが何気に印象的なのは各生徒達の部屋に飾ってあるポスターだったりもして殺しの場面の後の「トップガン」のトム・クルーズのイイネポーズを決めたポスター写真なんか良い味出してました。ミニチュア使った空撮とか凝った演出もあったりします。イジメられた女生徒の姿も痛々しく感情移入して見る事も出来ました。

恋愛絡みの女同士の恨み辛みも興味深く恐ろしさもあり良かったです。
女優さん達は皆美人でしたが主役の女優さんは特に綺麗でしたなぁ。
 





 
コメント

「ゲロゾイド」

2022年07月06日 | 映画
紹介画像のインパクトと題名に惹かれて何だ?と見始めた映画「ゲロゾイド」ですがトロマ配給の低予算自主映画のようでした。アルジェント監督の「オペラ座」や「テルザ」に出ていた女優さんが出てました。なのでイタリア映画なんだろうけど「死霊のはらわた」に影響受けて作られたような撮影効果とか変わったカメラワークとかが見れます。全体的に素人臭さがプンプンした出来で編集も怠くて飽きてきて撮影も暗くて何が写ってるのかよく分からない夜の場面では何度も睡魔に襲われて巻き戻して見直してまた睡魔に襲われるという感じでした。結果内容はよくは分かりませんがスプラッターな場面とかは後半結構ありました。だけどよく見えず。
効果音のグチャグチャビチャビチャした音は生々しく良い効果でした。
死霊か何かに憑かれた男が襲ってくるのですが逃げる女がカメラ写りを気にしながらゆっくり逃げたりして大鎌持ってるのに使わず追いついてしまうので女より遅く追う男とか見ていて失笑してしまうような場面も沢山ありました。
学生さんの卒業制作映画なのかな?
そんな若さのような情熱というか憎めないものはありましたが全体的に正直面白く無い映画でした。






コメント