7日夕方、テレビで平沼赳夫元経済産業相と与謝野馨元財務相らが結成する新党の名称が「たちあがれ日本(にっぽん)」となるというニュースが流れました。代表となる予定の平沼氏が記者団に明らかにしたそうです。命名は石原慎太郎東京都知事です。平均年齢70才のご老人が集まって何をしようというのでしょうか。国民の醒めた視線に気がつかないのでしょうか。
昨年の夏、国民はそれまでの小泉構造改革継承路線にNOを突きつけ、「国民の生活が第一」を掲げた民主党を選択しました。小泉改革は国民の中にごく少数の勝ち組と大多数の負け組を生み出し、格差社会・貧困大国をもたらしました。「自己責任」という言葉が闊歩し、自分さえよければいいという風潮を生み出し、国民の間の絆をずたずたに切り裂きました。正社員に代わり派遣労働といういつでもやめさせられる働き方が増え、若者は将来に夢が持てなくなりました。医療・年金・保険は破綻の危機に瀕しています。
その結果、自殺率は小泉改革が始まってからずっと3万人を上回り、平成15年にはそれまでの最多の3万4427人になり、平成20年には3万2249人となっています(H21年5月現在 警察庁統計資料より)。
こうした中で国民は立ち上がり自民党政治にNOを突きつけたのです。いまさら自民党政治の中枢にいたご老人達に「たちあがれ」などと言われる筋合いはないと思うのですがいかがでしょうか。本来なら自民党はなぜ民主党に負けたのか真剣な反省から始めなければならないはずです。民主党の揚げ足取りだけでは国民の支持は得られません。
しかし、このところの民主党の混迷振りも極まれりと言わざるをえません。政治と金の問題、基地問題についてきちんとした回答を出さない限り国民は民主党についていかないでしょう。そして混迷はさらに深まるでしょう。それは国民にとって決していい方向ではありません。昨年の夏、なぜ国民は民主党政権を誕生させたのか、その国民の願いに背を向けて民主党の将来はありません。民主党の自浄能力に期待したいのですが・・・。
昨年の夏、国民はそれまでの小泉構造改革継承路線にNOを突きつけ、「国民の生活が第一」を掲げた民主党を選択しました。小泉改革は国民の中にごく少数の勝ち組と大多数の負け組を生み出し、格差社会・貧困大国をもたらしました。「自己責任」という言葉が闊歩し、自分さえよければいいという風潮を生み出し、国民の間の絆をずたずたに切り裂きました。正社員に代わり派遣労働といういつでもやめさせられる働き方が増え、若者は将来に夢が持てなくなりました。医療・年金・保険は破綻の危機に瀕しています。
その結果、自殺率は小泉改革が始まってからずっと3万人を上回り、平成15年にはそれまでの最多の3万4427人になり、平成20年には3万2249人となっています(H21年5月現在 警察庁統計資料より)。
こうした中で国民は立ち上がり自民党政治にNOを突きつけたのです。いまさら自民党政治の中枢にいたご老人達に「たちあがれ」などと言われる筋合いはないと思うのですがいかがでしょうか。本来なら自民党はなぜ民主党に負けたのか真剣な反省から始めなければならないはずです。民主党の揚げ足取りだけでは国民の支持は得られません。
しかし、このところの民主党の混迷振りも極まれりと言わざるをえません。政治と金の問題、基地問題についてきちんとした回答を出さない限り国民は民主党についていかないでしょう。そして混迷はさらに深まるでしょう。それは国民にとって決していい方向ではありません。昨年の夏、なぜ国民は民主党政権を誕生させたのか、その国民の願いに背を向けて民主党の将来はありません。民主党の自浄能力に期待したいのですが・・・。