桜が満開の隅田川
桜並木越しに見るツリータワー
墨田公園にかかる言問橋の東京大空襲慰霊碑
８日は所用があり東京へ日帰りしました。お天気も良く暖かな春の日よりでした。墨田公園の桜は満開でした。桜越しにいま話題のツリータワーが良く見えました。ツリータワーが東京タワーの高さを越えたということでニュースになっており、大勢の観光客の方が写真を撮っていました。
この時期、東京に行った時は向島の長命寺の桜餅とその向かい側にある言問団子をお土産に買い求めます。長命寺の桜餅はお餅を３枚の桜の葉でくるんであり、桜のとてもいい香りがします。この日も向島まで足を延ばしました。帰りに隅田川にかかっている言問橋を渡りました。
この言問橋は、「伊勢物語」で在原業平（ありはら なりひら）が詠んだ「名にし負わば いざ言問はん都鳥 わが思ふ人はありやなしやと」という歌に由来しているそうです。歌の意味は「『都』という名がついている鳥であれば知っているだろうか。都鳥よ、京に残してきた私の恋しい人は無事でいるだろうか」というものです。ちなみに都鳥とはユリカモメのことだそうです。
言問橋はまた東京大空襲でも有名な橋です。戦争末期の昭和２０年３月１０日、東京下町はアメリカ軍のＢ２９の大編隊に爆撃されました。逃げ場を失った住民は言問橋に殺到し大勢の方が亡くなりました。言問橋のかたわらにその慰霊碑がありました。
行きも帰りも高速バスを利用しました。片道３時間、快適でした。