共同防除が始まりました

2010-04-11 06:12:27 | 趣味・野良仕事
10日は朝からとてもいいお天気でした。中屋敷ぶどう組合では今年初めての共同防除が行われました。私はスピードスプレヤーのオペレーターです。運転席の後ろに大きな消毒タンクを抱え、ノズルから薬剤を噴出、それをファンで拡散します。満遍なく薬剤がかかるようにブドウ園の中を運転して回ります。

オペレーターは4班に分かれていてそれぞれ10名ほど。1年間に10数回の消毒を交代交代で実施しています。高齢化が著しいわが集落でもブドウ栽培ができるのは共同防除を行っているからです。もし個人まかせとなればスピードスプレヤーも自分で用意しなければならず、その負担だけでも大変です。

しかし、オペレーターの負担も大変です。私も現役のときは会社に休暇申請してなんとかこなしていました。ですから職場ゴルフ大会の「馬券」は「ハレタラショウドク」(晴れたら消毒)という何ともユニークな名前をつけられていました。

昨年は病害虫が出ましたが、今年はいい年にしたいと思っています。最初の日が好天で風もなく絶好の消毒日和となりました。

助産所の見学会がありました

2010-04-11 05:34:14 | 病院改革


助産所は東御市民病院に隣接して建てられました

大勢の家族連れでにぎわいました

居室も5つ(和室2・洋室3)、南向きのベランダがステキです

10日は朝から東御市が進めてきた助産所の見学会がありました。私は所用のため午後参加しました。後で聞いたら市内外から500名もの方が訪れ、中には軽井沢からお見えの方もいたそうです。マスコミの取材も多く、NHKの夕方のニュースで報道されました。

全体に木のぬくもりのある素材が使われ居室も広く、ベランダからの眺めも良くゆったりできる環境です。木村医師のお話では分娩は分娩室はありますが、基本的には居室で行うとのことでした。スタッフは黒沢看護師長はじめ9名、すでに11月までいっぱいだそうです。

花岡市長が選挙で公約してから2年でここまでこぎつけたことに感慨無量のものがあります。2年前、上田・小県地区のお産は危機に瀕していました。長野病院での産科医師の引き上げ、上田産院の廃止に端を発した産科医師不足問題は深刻でした。お産をしようにも受け付けてくれる病院がないという状況でした。お産難民が現実のものとなっていました。

こんな時、花岡さんは「お産ができるまち」を掲げて選挙に立候補されました。あの時、誰もが本当にできるのかと疑ったものです。どこから医者を連れてくるのか、乗り越えなければならないハードルはとても高いものでした。そんな困難な課題に真正面から取り組んだところに花岡さんらしさが現れています。実際対立候補は「上田広域でやればいい」と主張していました。もっともらしい言葉ですが、結局問題の解決を人まかせにするということです。

そして2年でこの困難なハードルをクリヤーしたばかりか、助産師による出産という新しい文化を花開かせることになりました。帝王切開と薬による管理されたお産に対して、助産婦が寄り添う自然分娩というアンチテーゼを掲げることになりました。そうした意味で助産所とうみの開設は、これからの助産師出産を大いに激励するものになるだろうと思います。

スタッフの皆さん、ご苦労様でした。これからもよろしくお願いいたします。

一問一答方式で議会は変わるか

2010-04-11 04:31:57 | 議会活動
一般質問に一問一答方式が導入されることになりました。これまでの一括質問一括答弁方式だとまとめていくつも質問をし、まとめて答えるため論点が分かりにくくなちがちでした。それに比べ一問一答方式では質問者と回答者が丁々発止の議論を戦わせるため、論点が明確になり、緊張感ある議会を実現することができます。

これまでのやり方では、双方があらかじめ準備した原稿を議場で読みあっていました。前鳥取県知事片山義博さんは「朗読会」だと酷評しています。「朗読会」では市民は退屈なだけです。そこには緊張感もありません。それでは今回の一問一答方式で議会は活性化されるでしょうか。残念なことに一問一答は3回までという回数制限が設けられています。今後一問一答に慣れてきたところで回数制限を撤廃するよう求めたいと思います。

ちなみに一問一答方式で私の3月議会の一般質問を再現すると以下のようになります。これでも3回をオーバーしてしまいます。

 「生活保護は適切に行われているか」
 「法に則って適切に行っている」

 「しかし昨年生活保護を受けたのは5名、一昨年の半分だ。これだけ生活が厳しくなっている時なぜ半減なのか」
 「本人の生活実態に即して実施している。結果的に半分になったということだ」

 「しかし上田・小諸・佐久ではいずれも前年より増えている。当市だけ狭き門となっているのではないか」
 「他市のことは分からない」

 「当市では生活保護申請者と受理者が全く同じだ。普通申請者の中から受理者が決まるものだ。現にほかの市ではみなそのようになっている。事前規制しているのではないか」
 「そのようなことはない。結果的にそうなったということだ」

 「東御市だけが他の市と比べ『結果的』に厳しい対応となっているという事実を市長はどのように認識しているのか」
 「肝に銘じて実施してまいりたい」

 「生活保護申請権は市民の権利だ。生活保護を希望する方には申請書を渡してほしい。圧力をかけて申請をやめさせるような指導はすべきではない」
 「生活保護申請権を侵すことのないよう配慮したい」

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