議会改革に取り組む北海道栗山町議会

2009-10-16 00:50:08 | 自治基本条例
議員としての資質をもう少し考えてみたいと思います。議会改革先進事例としてまずあげられるのは北海道栗山町議会です。ここは全国に先駆けて議会基本条例を制定し、議会改革に意欲的に取り組んでいます。

以下に元三重県知事・早稲田大学教授北川正恭氏と栗山町の橋場利勝議長が熱く語っています。ご覧ください(動画があります。クリックしてください)。

●変わる議会、目覚める住民力~栗山町議会 橋場利勝議長にきく

●議会基本条例と議会がつくる総合計画~現場からの報告

北海道栗山町議会のホームページは以下の通りです。

●北海道栗山町議会

もしかしたら動画が重くてうまく作動しないかもしれません。工夫してみていただければ幸いです。

期待される議員像とは?

2009-10-15 23:23:59 | 雑感
このところ良いお天気が続きます。田んぼでは脱穀や稲束の片付けなど冬支度が始まっています。「議会だより」は15日は桜井・片羽・赤岩に配り終えました。

14日の信濃毎日新聞に「地域再生-精鋭集い論戦を期待」という企画記事が掲載されました。地方議会に必要な改革について全国の識者の意見をまとめたものです。私の議会だよりでも議会改革について取り上げたので興味を持って読みました。

おもな意見は下記の通りです。

地方議員は議案に対し認識不足、勉強不足と感ずる。それは田舎の義理人情の中では活動の大半が冠婚葬祭への出席だからだ。議員が独自のビジョンを打ち出すことはほとんどなく発言力がない。行政も情報提供を抑制する傾向があり、議員が自力で新たな提案をすることは難しい。議員活動を支える議会事務局も問題だ。職員数は市・区は8.1人、町村は2.5人で人手の確保が厳しい。

こうした状況を克服するためには定数削減をする代わりに報酬を増額し、少数精鋭のスーパー議員が必要だ。事務局に人材を入れシンクタンク化するなど首長と対等に渡り合える議会の実現が求められている。

そのためには制度改革も必要だ。マンネリを廃するための3期12年の定年制、議員を地域の御用聞きにさせないための地区推薦の慣習の廃止などだ。一方地方議会は多様でもいいという意見もある。ボランティア議員や議会の夜間開催もいいのではないか。住民への情報公開も必要だ。北海道栗山町議会は報告会を開催している。

いま東御市議会でも議会改革に取り組んでいますが、問題は自分自身も含めて議員としての資質向上に努めることです。長期的な政策立案能力が問われています。

配り始めて2日目です

2009-10-14 23:45:59 | プロフィール
10日のブログでアメリカのオバマ大統領のノーベル賞受賞についてコメントしました。しかしものごとには裏があるのですね。広島市のオリンピック開催も含めて注目すべきコラムがあります。ご一読を。

オバマさんのノーベル賞受賞と広島五輪

さて、私の「議会だより」配布は昨日は中屋敷、今日は半日かけて乙女平と王子平、大石の一部まで進みました。

「さっきA議員さんもリュックサックを背負って配っていたよ」そんな情報もいただきました。議会だよりが何人もの議員から届く、お互いに切磋琢磨し開かれた議会にしてゆく。とてもいいことです。とは言っても負けてはいられません。

「若林さん、会報は?」すれ違った軽トラから声がかかりました。早速窓から議会だよりをお届けしました。「議員さん自らが配っているの?」と驚かれたお宅がありました。「ふ~ん」と不審そうに受け取られた方がいました。「読んでいるよ」の声には励まされます。新聞折り込みすればお金はかかりますが簡単です。しかしこうして一軒一軒訪問して配ることで地域の状況を肌で感ずることができます。市民の皆さんの生の声にも接することができます。

しかし、久しぶりに歩くとさすがに疲れました。日頃の運動不足がたたっています。「議会だより」配布は私の健康維持にもいいかもしれません。

プロダクトアウトからマーケットインへ

2009-10-13 21:46:15 | 政治・経済・社会
プロダクトアウト、マーケットインという言葉をご存知でしょうか。マーケットインとは、企業経営において市場や顧客のニーズを重視する考え方、これに対しプロダクトアウトとは企業の保有する技術や優位性などを重視した考え方です。かつてはプロダクトアウトによる発想で企業は行動してきました。しかしモノが売れなくなるにしたがって、マーケットを重視せざるを得なくなります。これが製造業のサービス化という流れです。すなわちプロダクトアウトからマーケットインへ企業行動は大きく転換することになります。

小林製薬工業という会社があります。あまりなじみがないと思いますが、「熱さまシート」「トイレその後に」などといったらすぐに思い出すのではないでしょうか。ユニークなネーミングは決して思いつきではありません。同社の企業理念は次のように述べています。「私たちは常にお客さまも気づいていない必要なものを発見し、『あったらいいな』をカタチ(製品・サービス)にすることを、なによりも大切にします」

さてこれまでの自公政権はこのプロダクトアウトによる政治でした。サービスの供給側を育て援助してきました。ダムや道路をつくる経済対策などその典型です。しかしそれが経済を活性化することはできませんでした。これからはマーケットインの発想が必要です。消費者庁や子供手当などはその一例でしょう。マーケットを育て温める取り組みが必要です。

しかしプロダクトアウトからマーケットインへ行政の取り組みを転換することはそう簡単ではありません。様々な障害やトラブルは避けられません。一時的には景気後退を招くことになるかもしれません。それを乗り切る覚悟が必要です。

これまでマーケットは北風にさらされてきました。みんなコートの襟を立て小さくなって耐えていました。これでは景気も良くなるはずはありません。太陽政策が必要です。暖かな日差しのもとではじめてみんなコートを脱ぎ、安心して消費も拡大することができるのです。

議会だよりが届きました

2009-10-13 00:35:41 | 議会だより
12日午前、印刷所から「議会だより」が宅急便で届きました。原稿をメールで送信してから5日目でした。すでにブログにアップしてあるとはいえ、やはり手元に届くと違いますね。早速明日から一軒一軒お届けにまいります。2千枚配り終えるまで約2週間かかります。配っているところを見かけましたらお声がけいただければうれしい限りです。

「継続は力なり」という言葉があります。「市民の声に耳を傾け、市民の願いを市政に届け、その結果をお知らせする」。そんな議員でありたいと昨年選挙に立候補したとき決意しました。しかし言うは安く行うは難しですね。議員だよりもやっと4号ですが、続けてゆくことの大切さと困難さを感じています。常に初心に帰って続けて行きたいと思っています。

これまでの「議会だより」は私からの一方的な情報提供でした。今後皆様からのご意見を掲載しようと考えています。ぜひご意見をお寄せいただければ幸いです。ブログへのコメントでもメールでも、お電話でも、ファックス、お手紙などなんでも歓迎です。ちなみにメールアドレスは次の通りです。
m-wakabayashi@po15.ueda.ne.jp

私の「議会だより」の編集方針は三つあります。

● 一つは、議会活動の内容をお知らせすることです。毎回の一般質問の内容、議会で決まったことなどについて掲載しています。これまでのところ定例会の都度一般質問を行ってきました。

● 二つには、。市政のあり方について自分なりの提案をすることです。これまで院内助産所や保育園建設問題について情報発信してきました。今回は議会改革についての提案を掲載しました。

● 三つには、行政についての情報提供です。今回のテーマはゴミ問題です。いろいろ調べてゆく中で県下19市の中でゴミリサイクル率は東御市が一番ということを始めて知りました。また可燃ゴミもその時々の取り組みの中でほど横ばい傾向で推移していることも分かりました。そんな行政に対するワンポイント情報をお知らせできればと思います。そして東御市がもっと好きになってもらえればと思います。

今後ともご期待ください。

変化を恐れず楽しみたい

2009-10-12 01:43:05 | 雑感
このところ日中はお天気もよく暖かな日和が続いていますが、朝晩めっきり寒くなってきました。今日始めて炬燵を出しました。皆様のお宅はいかがでしょうか。

11日の信濃毎日新聞の「考」に「第3の改革は実現するか」と題した信濃毎日新聞主筆、中馬清福さんの論説が掲載されていました。

中馬さんは講演のお願いに信毎本社を訪問しお会いしたことがあります。ちょうど安部総理が政権を投げ出した翌日のことでした。温厚な方ですがまなざしの厳しさを感じました。

それによればこれまで日本人は明治維新と占領統治という二つの改革を乗り切ってきた。今回の政権交代は「政治は政治家が責任を持つ」という考えであり、ここには第3の改革を予感させるものがあると指摘しています。

変わることの不安から抜け出すこと、ものごとの判断は長いスパンで考える、だめもとでとにかくドアを押してみようと改革へ第一歩を踏み出すことの勇気を訴えています。そして「理想に挑み、現実の壁に直面しても投げず、可能性を探る。新しい時代の指針に期待したい」と結んでいます。

週刊誌を見ると、鳩山政権で不況がさらに深まるとの記事が掲載され、八ツ場ダムも地元は建設一色と報道されています。新しいことへの挑戦には様々な問題が噴出します。しがらみもあります。そうした問題を乗り越えてあたらしい仕組みづくりが必要だと感じています。そのためにはまず声を上げることから始めるべきではないでしょうか。

舞台が丘再開発について

2009-10-10 23:42:15 | 議会活動
10月10日付けの信濃毎日新聞に舞台が丘再開発についての記事が掲載されました。それによれば舞台が丘の整備を検討してきた「舞台が丘整備基本構想」策定委員会は、本庁舎の一部を4階建てに改修し、図書館を移転するという原案を市長に提出し、16日から1ヶ月間にわたって市民からの意見を公募し、原案に反映。12月議会に報告するとのことです。

●舞台が丘整備イメージイラスト図
東御市舞台が丘再開発基本構想策定業務委託プロポーザル結果について

原案によれば現行本庁舎(3階建て、約2450㎡)の平屋部分を取り壊し4階建ての建物を建設、全体の面積は5650㎡とこれまでの2.3倍になります。新築部分の2・3階には手狭になっている図書館を移転、1階はこれまでどおり市民課・税務課とし、4階はこれまで3階にあった議場を移します。議場跡の利用方法は未定です。

現行図書館には中央公民館1階の子育て支援センターを移転、中央公民館は1階部分まで拡大します。上下水道局庁舎は取り壊し緑地帯にする予定です。

この事業は東御市にとっても市の将来を見据えた大切な事業です。お金もかかります。市民の皆様からのご質問やご意見などありましたらをお寄せください。詳細が分かり次第またお知らせいたします。

オバマさんノーベル賞受賞!!

2009-10-10 22:19:55 | 雑感
10日は朝からいいお天気。芸術むら公園での「火のアートフェスティバル」に家族で行ってきました。10時からの開会式に参加しました。会場は木立に囲まれた芝生広場。目の前には池があり、遠くに美ヶ原やアルプスが一望できるとても気持ちのいいところです。芝生広場のまわりにはたくさんのお店ができ、おやきや漬物、果物などが売られていました。その後登り窯や陶芸テント村をまわりました。今度はキャンプやバーベキューに来たいねと話しながら帰ってきました。

アメリカ大統領のオバマさんがノーベル平和賞を受賞しました。核廃絶を訴えたプラハ演説が評価されたとのことです。まだ実績もない中での受賞は異例ですが、選考委員のお話ではオバマさんの核廃絶を応援するためだそうです。素晴らしいですね。私も核兵器が世界から全廃されることを願っています。

かつてブッシュさんは一国行動主義を掲げ、悪の枢軸をたたくとして戦火を拡大。小泉さんはアメリカに追随し、初の海外派兵に踏み切り、イラクに軍隊を送りました。安部さんは「美しき国」をつくると称し、軍事強化を図り憲法9条の改定を目指していました。私は日本はアメリカとともに戦争への道を歩んでいるのではないかと危惧していました。

しかしいま、オバマさんは国際社会との協調外交を掲げ核兵器廃絶を訴え、鳩山さんは友愛を掲げ東南アジア諸国との融和を目指しています。歴史の流れが大きく変わったと感じています。この流れが国際社会を変える流れになるかどうかまだわかりません。私もノーベル賞選考委員会の方々と同様、オバマさんと鳩山さんを応援したいと思います。

紅葉が見ごろです

2009-10-09 23:00:07 | 雑感
9日は朝からいいお天気に恵まれました。ブドウも市場が休日なので出荷はお休みです。2泊3日で手伝いに来てくれていた娘も昨夜遅く新幹線で帰りました。横浜の兄も昼前には帰り、我が家は急に静かになりました。

久しぶりにブドウの出荷がなかったので台風で落ちたクルミを拾い、選果場のクルミ洗い機できれいに洗って庭に干しました。春に遅霜で新芽がダメになった時はあきらめていたのですがその後持ち直し、思った以上に収穫できました。わが家は自家用と贈答用がほとんどです。

台風が去った後朝晩の冷え込みが一段と厳しくなり、気がつくと紅葉が一気に進みました。台風が冬の空気を置いていったようです。テレビではアルプスに雪が降ったと報じていました。田んぼにも「はぜかけ」ができてきました。最近はコンバインで刈り取りボイラーで乾燥するお宅も増えてきましたが、やはり「はぜ」に掛けて天日干しするお宅が多いようです。紅葉した山、はぜが立ち並ぶ農村風景、絵になりますね。

10日は芸術むら公園で「火のアートフェスティバル」があります。例年だとブドウが忙しかったのですが、今年ははかどったため家族で見に行こうかと思っています。

台風大丈夫でしたか?

2009-10-08 22:02:12 | 議会活動
2年ぶりの台風、皆様のところはいかがでしたでしょうか。東御市は幸いにもいまのところ被害の報告は入っていません。朝、一時雨風が強かったのですが、その後雨は小降りになり風もおさまってきました。後で聞いたところ台風のコースが南よりにずれ、直撃をまぬがれたためということがわかりました。

台風の中、午前中常任委員会の視察報告会が開かれました。議会には総務文教、産業建設、社会福祉の3つの常任委員会があります。それぞれの委員会では1年に一度行政視察を実施。先進自治体を訪問し調査活動を行っています。報告会ではそれぞれの委員会から視察報告が行われ、質疑応答がありました。

それぞれの委員会の視察先、視察項目は下記の通りです。

●総務文教委員会(5月11日~13日)
 1.愛知県高浜市-まちづくり協議会特派員制度について
 2.三重県伊勢市-ふるさと未来づくり
 3.岐阜市岐南町-通学安心システムについて
●産業建設委員会(5月19日~21日)
 1.三重県伊賀市-農事組合法人伊賀の里モクモクファーム
 2.三重県いなべ市-農業公園事業
 3.岐阜県飛騨市-体験学習による交流人口の拡大
●社会福祉委員会(6月23日~25日)
 1.滋賀県甲賀市-生ゴミ堆肥化循環システム
 2.三重県伊賀市-住民自治協議会
 3.静岡県袋井市-健康チャレンジすまいる運動

私は社会福祉委員会に所属しており、6月に23日から25日まで行政視察を実施しました。その中で感銘を受けたのは滋賀県甲賀市の生ゴミ堆肥化システムでした。この視察の成果を踏まえ、9月議会において生ゴミの堆肥化の質問を実施しました(詳細は6月26日のブログ参照)。

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