加山到のハマッ子雑貨飯店

おもちゃ箱をひっくり返したような楽しい雰囲気が伝われば嬉しいなっと。08年11月6日開店!

燃えよドラゴン

2009-10-09 | ドラゴン
小学校時代からの悪友と食事をしました。「イタルに会うって言ったら、娘がコレをイタル君にあげてくれって預かって来たよ。」と頂いたのがブルース・リーのベアブリック人形「燃えよドラゴン」バージョン 素直にうれしい嬉しい。M子ちゃんありがとう~~~



ってな事で、「燃えよドラゴン」です 1973年12月よりお正月映画として公開されました。それまで洋画のヒーローはすべて欧米人でしたが、同じ“アジア人”のブルース・リーが大暴れして悪者をバッタバッタとなぎ倒し日本で人気大爆発 しかし、その時点でブルース本人はすでに他界していましたが、彼の人気は36年たった今でも全く衰えていません



上半身裸に素手で大勢の敵に向かってゆくその潔さと斬新さに観客は拍手喝采 ここ一番という時にヌンチャクを取り出しての決めポーズ とにかくカッコイイ 男が男に惚れるというのはこういう事を言うのでしょうね



下の4枚は「燃えよドラゴン」のポスター画をジャケットにしたシングルレコードです さて質問です。どれが本物のオリジナルサントラ盤でしょう~~~~










では答えと簡単に解説を・・・ が正解です。ワーナーパイオニアから発売された記念すべき初版。重く吼えるようなホーンセクションのイントロに「ウォリャー」の声がかぶって始まるチャイニーズテイストたっぷりの、ワクワクさせるような曲調です。米映画界音楽の巨匠、ラロ・シフリン作曲&指揮。1973年11月発売/500円。

も正解です。こちらは1976年11月発売の再版。定価600円。たとえ再版でもレコード製造番号は変わらないのが一般的ですが「燃えよ~」では異なっています。初版はP-1264W、再版はP-138Wと記されています。

は日本のTAMレコード(東宝レコード)から発売されたカバー盤。「燃えよ~」以外の完全主演作「ドラゴン危機一発」「ドラゴン怒りの鉄拳」「ドラゴンへの道」のサントラ盤をリリースしている会社としては、どうしても「燃えよ~」をも出したかったんでしょうね。そこで苦肉の策として・・・ジャケットには演奏者の名前を出さず、逆に誰が叫んでいるかわからないけども、とりあえずトレードマークの「怪鳥音入り」をしっかりと刻んだ、ってところでしょう。B面には、若き頃の出世作である『グリーン・ホーネット』の「カトーのテーマ(ブルースはカトーという日本人役でした)」を持ってきているところに一生懸命さを感じます ちなみに演奏者はスタンリー・マックスフィールド・オーケストラ。

はCBSソニー盤。間違いなくカバー盤です。演奏者であるパーシー・フェイス・オーケストラの名前もタイトルの下に堂々と出ています。しかもB面は『2001年宇宙の旅』の“ツァラトゥストラはかく語りき”を収録してあって「燃えよ~」とは全く無関係。なのに“本命盤”と銘打っているところに必死な営業戦略を感じます

いずれにしろ、「ブルース・リー」&「燃えよドラゴン」を前面に押し出せば何でも売れるほど大ヒットした映画なんです。当時色々な映画主題曲を集めたオムニバス盤LP(例えば「映画音楽大全集」のような)が発売されていましたが、そのすべてにブルースや「燃えよ~」のスチールが使われていましたね
コメント (4)
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