サブM 森山
世界ボクシング評議会(WBC)フライ級タイトルマッチ、内藤大助vs.亀田大毅。一言で言うなら残念な試合でした。 18才真正面から行って欲しかった。
実は、ある1面では亀田史郎さんを尊敬していました。
子供にすべての情熱を注ぎ、24時間を子供と過ごした父です。
子供達をほったらかしの親が多い今の世になかなか出来ることではありません。
それに、応えた子供達。兄はチャンピオンベルトを父に捧げました。
「これは父ちゃんのベルトやー」
どうですか。世間のお父さん方、こんな羨ましいことないでしょう。
亀田大毅は若干18才にして世界タイトルに挑戦する実力の持ち主です。
しかし、あまりにも品がない。このままではボクシングは強くても潰れてしまうのではないでしょうか。
彼は、いや3兄弟は父から離れるべきでしょう。もう父の仕事は終わりました。
彼らの人生の全てが亀田家の中にあり、父が教えるボクシングが社会そのものというあまりにも閉鎖的な環境に生きてきました。
これからは一人の人間として社会性を身につけ立派なチャンピオンになって欲しいと思います。
亀田史郎さん。お疲れさまでした。
あなたは息子を世界チャンピオンを育てた立派な父親です。これからは息子達を「立派な」世界チャンピオンにしてあげて下さい。これは貴方では出来ません。
口汚く相手を罵ろうが、ボクシングが正々堂々としていれば世間は許すでしょう。
しかし文字通り亀になって頭突きを繰り返す、エゲツなーいボクシングを指示し、挙げ句は投げ技。これは大毅選手でなく貴方の責任でしょう。
あれはファイティングスピリットではありません。勝てば何をしてもいいという姑息で汚い手です。世界チャンピオンにはふさわしくありません。
シュガー・レイ・レナードやモハメド・アリの華麗なボクシング。
亀田3兄弟は立派な世界チャンピオンを目指して欲しいモンです。
亀田史郎さんの最後の仕事は、子供達を巣立たせて立派な指導者に委ねることです。尊敬する亀田史郎さん。もう貴方の仕事は終わりました。