古い西部劇を観るのが最近のプチマイブーム(フランス語と英語がごっちゃですが)になっています。
ジョン・フォードの「駅馬車」。
古典的名作ですが、久しぶりに観てもやっぱり面白かったですね。
西部劇と言えばインディアンと決闘。
どちらも楽しめます。
インディアンの襲撃シーンの迫力、撃ち合いを見せない決闘シーン、ラストの粋。
それぞれ良いのですが、ジョン・ウエイン演ずる脱獄囚リンゴ・キッドがクレア・トレヴァー演ずる娼婦のダラスに惚れてプロポーズするときの台詞がまた良いのです。
「私のこと知らないくせに」というダラスに対し、リンゴが言った台詞。
「知るべきことは知っている」
リンゴがダラスに惚れたきっかけが、旅の途中で出産した貴婦人の赤ちゃんを抱いている姿を見てというのがまたなんとも言えない。
他人から白い目で見られる娼婦が一瞬見せた素の姿をリンゴは見抜いたワケです。
腕利きのガンマンならではの早業です。
ジョン・フォードの「荒野の決闘」にも良い台詞があります。
ヘンリー・フォンダ演じるワイアット・アープが恋をしたクレメンタインに言う台詞。
好きだと言えずにこういうわけです。
「クレメンタインという名前が好きです」
侍ですね。