豊洲市場の初セリで、マグロが3億3360万円で競り落とされた。
落としたのは「すしざんまい」
史上最高の落札額らしい。
たかがマグロ一本にバカげている。
もちろん、それは買い手の自由。
とやかく言うことではないけどね。
「すしざんまい」は東京にいる頃はちょくちょく行っていた。
廻っていないが、結構安いし美味い。
ボク程度の舌なら十分満足できる。
店も流行っているし今さら宣伝もないだろうと思うが、まあそれも自由。
金が有り余っているのだろう。
本来なら一貫2万円相当らしいが、通常定価で販売された。
驚くのは、そのために長蛇の列が出来たこと。
そして、一貫食べただけでこの世の春とばかりの満足顔を皆が見せていたこと。
信じるものは救われるとは言うが、一貫2万円のマグロを食べた気分に浸り悦に入れる幸せがどうにも不思議。
豊洲市場初セリという付加価値以外、ただのマグロ。
大間のマグロと言っても、大間に水揚げされたからであって、所詮は回遊魚。
途中で和歌山で上がれば紀州勝浦のマグロになってしまうだけ。
因みに紀州勝浦が水揚げ量は1番らしい。
とは言え、大間のマグロと聞けばありがたく思う気持ちはわかる。
通常定価で食べられるなら、食べてもみたい。
だが並んでまでも食べようとは思わない。
ボクは列に並ぶのが嫌い。
結局のところは、そう言う話である。