気まぐれロンリー 人生リボーン!

旅好き酒好きオヤジのロンリーライフ。
風に吹かれて何処をさすらう。
明日はいずこの草枕。

出生率

2019-06-08 09:34:47 | 政治

今朝の新聞のトップは出生率。

1,42で3年連続減とある。

「安心して生み育てられるような施策を講じていく」と行政は台本通りの模範解答。

 

実に空疎。

 

「子供を預けたくても預けるところがない」

「子供を育てる経済的余裕がない」

少子化の原因として大きな顔で君臨しているのがこの2つ。

 

だから「産みやすい環境を整備しろ」となる。

 

だが、少子化の本当の原因は、多分そんなところにはない。

 

面白いデータがある。

全国の待機児童ランキング。

最悪は東京。

最良、つまり待機児童ゼロは鳥取、岐阜、青森など。

 

では出生率はどうか。

東京1,20で最低。

これは分かる。

 

ならば鳥取はというと1,61。

岐阜1,52。青森1,43。

国の目標は1,8だから、いずれも届いていない。

因みに出生率1位は沖縄で1,89。

ところが沖縄の待機児童は何とワースト3位。

 

保育所を整備すれば出生率が上がるかの如き論があるが、そんなことでは解消しないことは数字が証明している。

 

経済の安定が解消しないことも同様。

県民所得の1位は東京だし、最下位は沖縄なんだから。

 

政治は「教育の無償化」も少子化対策の処方箋と胸を張るが、こんなものも税金の無駄遣い。

 

貧しくとも、保育所がなくとも、子供を欲しいと心から思えば、何とか知恵を絞って人は子供を育てるのだ。

大家族が必ずしも富裕層ではない。

寧ろ逆が多い。

昔から言うではないか。

「貧乏人の子沢山」と。

 

少子化の原因は心にある。

教育にある。

文化にある。

間違った人権意識、間違った男女平等意識、間違ったジェンダーの意識などにある。

政治家が「子供は3人以上産んで欲しい」と言うだけで非難される風潮にある。

 

子供を産まなきゃ少子化は解消しない。

という簡単な理屈を口にすると言葉狩りにあう風潮。

そんなこんなが絡み合って、人は子供を産まなくなった。

 

という自分が1人しか子供がいないという現実は見事に棚に上げている。

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする