自転車で通勤途中、蝉の声を聞きました。
今夏の初蝉。
嗚呼、狂おしい夏の到来・・・なんですね。
蝉の声を聞くと、遠い記憶が甦ります・
開け放した窓の向こう、風に揺れるすだれの隙間から時折突き刺す夏の日差し。
降り注ぐ蝉の声。
肺の中で膨れあがる熱い空気。
気怠い夏の記憶です。
今日の天声人語に寺山修司の句が出ていました。
肉体は 死してびっしり 書庫に夏
書棚にずらりと並んだ本を取り出し、腹ばいになって読みふけった夏休みの記憶に重なります。
先日、読んでいた本からの受け売りですが、人生70年として、2人分遡ればもう江戸時代なんですよね。
20人分遡れば大化の改新も通り過ぎてしまいます。
たった20人分ですよ。
人生って、短いのか長いのか・・・。
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