何十年ぶりだろう。
バスで出社した。
会社の駐車場が2月末を以て使用できなくなった。
地主がマンション業者に売ってしまったのだ。
そのことが判明し総務から社員に告知されたのは去年の秋頃だったか。
会社は代替地を探したらしいが、結局見つけられなかった。
何しろ100台どころではない。
同じビルで働く人を入れたら200台でも収まらないだろう。
それだけの土地はそう簡単には遊んでいない。
しかしないわけではない。
直ぐ近くには広大な土地が放置されている。
市の動物園跡と県の聾学校跡。
ここはもう長い間放置されている。
民間の土地なら多額の税金を取られるから、そんな無駄なことはしない。
お上だから許されている放置プレイである。
当然、駐車場としての借り上げを依頼したようだが断られたと聞いている。
他に使用する予定があるならともかく、そんな話は聞いたことがない。
みすみす儲け話を断り、市は財政逼迫に苦心している。
可笑しな話だ。
さて、ここからが本題。
多くの社員が個人で新たな駐車場を見つけマイカー通勤を続けているが、ボクは自転車とバスでの通勤を選択した。
今日、徳島は雨。
そこで久しぶりのバス出社となった次第である。
入社したころはバスで通っていた。
もう40年も前の話。
その頃、市民病院から南に向かう国道は通勤ラッシュで渋滞していた。
雨の日はもっと酷く、二進も三進もいかないことも屡々だった。
ところが今日は違っていた。
全くストレスなく走ることが出来たのである。
これには少なからず驚いた。
あの華やかで賑やかで猥雑とも言えた時代は遠くなったのだ。
人口は減り、車は減り、かくして朝のラッシュは何処かへ消えたのか・・・。
時代は変わる。
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