ハンカチ王子こと斎藤佑樹が会社を立ち上げたらしい。
社名は「株式会社斎藤佑樹」だとか。
この名前を見て、ダメだと思った。
「斎藤佑樹」という名はブランド。
ブランドに頼る時点で覚悟が欠けている。
どこまで甘ちゃんなのか。
かつて早稲田実業と駒大苫小牧の決勝再試合で、最後のバッターとなった田中将大は三振して早実の優勝が決まった。
あの時、空振りした田中将大が不敵に笑ったことを鮮明に覚えている。
当時、試合に勝ったのは斎藤佑樹だったが、田中将大の野武士のような振る舞いに寧ろ未来を感じた。
当時のブログでこう書いている。
「本当に美しいエンディングを飾ったのは、負けた田中クンだったような気がする。田中クンは空を切ったバットを叩きつけるでもなく、大仰に天を仰ぎ嘆くでもなく、最後にニヤリと笑ったのである。(中略)甲子園での戦いは斎藤クンに軍配があがったが、この先どうなるのかは分からない。今日の勝利が、明日の勝利を決して約束しないのが人生の妙味でもある」。
その後の2人の人生は田中将大の圧勝。
「ハンカチ王子」というブランドに頼った斎藤佑樹は鳴かず飛ばずで終わった。
第二の人生でかつての輝きを取り戻すことを期待しているが、それは彼が「斎藤佑樹」というブランドを捨てて裸になることでしか達成できないのではないかな。
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