五輪が始まる前、中止派はこう叫んでいた。
「これはガダルカナルだ!」
コロナ禍で開催する五輪を、無謀な作戦で1億玉砕に突き進む太平洋戦争に喩えて批判したのである。
ところがどうだ。
メディアは当然のように掌を返して、五輪選手の活躍をまるで「大本営発表」のように勇ましく伝えているではないか。
煽って、煽って、煽って・・・。
だが誰もこれを大本営発表とは喩えない。
堤伸輔というジャーナリストが、まるでスポーツコメンテイターの如く、滔々と五輪競技を語っていたのに鼻白んだ。
彼はずっと五輪開催を批判していたはずなのだ。
選手の活躍は別だと言うだろうが、選手たちを追い込んでいたのは世論の逆風であり、扇動したジャーナリズムだ。
こういうジャーナリストは、恥ずかしい。
せめて五輪が終わるまでは苦虫噛み潰した表情で沈黙しておいてくれないか。
どうせコロナの感染者が増えれば、そら見たことかと言うのだろうし。
メディアの愚に気づいていないのはメディア自身だ。#
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