土俵際の貴乃花はどうやってうっちゃるのだろう。
協会との対立はもはや極限状態のように見える。
組織が組織を守ろうという力学に走るのは当然のこと。
できれば穏便に済ませたいと思うのが普通だろう。
貴乃花はどうやらそれが気に入らないよう。
だから事を荒立てた。
でもそれは組織人としてやるべきことをやってからすべき。
貴ノ岩の受傷程度、経緯などを報告し、それでも揉み消そうという力学が働いたなら、そしてそれが相撲界にとって悪だと判断したなら敢然と立ち上れば良い。
そんな手順をすっ飛ばし、いきなり司法の手にゆだねるのはいかがなものか。
これでは観客の喝采は得られない。
今回の一件が、今後どのような展開になるのかはわからないが、イメージダウンは避けられない。
相撲界にとって得はない。
ここで重要なのは貴ノ岩のケガ。
相撲協会の聞き取りを断った理由がケガの状況が思わしくないからとも伝えられている。
だとしたら全治2週間という診断が間違っていたということになる。
部屋に隔離するのではなく、入院治療させるべきだろうに。
ケガが診断通り大したことがなかったのなら、大げさに騒ぎすぎ。
日頃から鍛えている相撲取り、己が身の頑丈さを誇らしげに示し笑い飛ばせばいい。
「横綱の張り手など蠅が止まったようなもの!ガハハ!!」と。
組織には組織のルールがある。
良いも悪いも、組織にいる限りは従わねばならず、改革は我が身をかけての大勝負。
貴乃花、勇み足ではありませんか・・・。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます