シマウマでもヒョウでもない僕たち人間は、一生同じ服を着たりはしない。
着た切り雀という言葉はあるが、いつも同じ格好の人をからかったもの。
普通は服は着替えるものである。
同じ格好は飽きるしね。
だから一生消えない刺青を躰にまとう気持ちが理解できない。
多分、飽きるから、どんどん彫り続けていくのだろう。
最悪だ。
手首や足首などにシールのようなタトゥーを入れる若者も多いが、だったらそれこそシールで良い。
飽きたら変えられる。
刺青裁判で彫り師が医師法違反で罰金刑となった。
この裁判は興味深い。
タトゥー施術が「医療行為」と認定されたからである。
刺青彫りが医療なら、医学部で教えるのか。
医者が医療行為として施す刺青を、プールや銭湯が公序良俗に反するという理由で排除できるのか。
そもそも日本では反社会的行為という印象が強い刺青施術を裁判で争うからこんなことになる。
覚せい剤の注射は医療行為かどうか争うようなものである。
刺青自体は違法ではないから、勿論、シャブと同列には扱えないが。
刺青という背徳の花は、やはり日陰で育てなければならない。
裁判で争うなど野暮なことである。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます