to go somewhere, to be something

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2009年12月26日 平湯温泉 もずも その2(食事編・まとめ)

2010年01月02日 21時28分40秒 | 旅行
緑壽の客室の食事は、夕食、朝食とも食事処です。食事処は各部屋ごとに用意されています。ただ、完全な個室ではないので、となりの会話とかは聞こえてきます。

ここは、お品書がないので、詳細説明はできませんが、順に紹介します。
まずは、夕食。

前菜。











刺身。





飛騨牛のにぎり。






飛騨牛の陶板焼き。



陶板は温まるのが遅く、しかもまったり加熱で、しかも出た油をほとんど吸収せず、せっかくの牛肉をうまく焼くことができませんでした。




ほうれん草の冷製スープ。






煮物。






焼き物。






軍鶏汁。これが一番おいしかったです。





なぜか、アンキモ。






最後は、飛騨牛入りおこわの蒸物。







デザート。








続いて、朝食です。

朝食は、いたって普通です。








奥飛騨らしく、朴葉味噌です。


しかし、朴葉味噌を焼くのは昨晩の陶板、「焦げ目がついてからお召し上がりください」と言われたのですが、当然焦げ目はつかず、すべて食べ終わったころにほんのり温まる程度でした。




デザート。この後コーヒーが出て終了です。







【まとめ】

非常に割り切った考え方の宿だと思いました。
ターゲットを絞り込み、そこにはお金をかける、それ以外のところはばっさりカットしていると思います。
例えば、お二人様専用とすることで、それ以外の客層向けの設備を省略し、その分ターゲットの客層向けの設備を充実させています。

館内に装飾品がほとんどないのも、売店がないのも、その分コストを抑えて客室を充実させているものと思われます。

まあ、余計な設備を押し付けられて、その分コスト転嫁されるよりはよほどましで、このコンセプトは良いと思います。




料理については、個人的には地方に行ったら地方のものを食べたいと思うので、ここの東京の料亭のような(東京の料亭に行ったことはないのですが)料理は、決してまずいということではなく、私の方向性とは合いませんでした。
ただ、陶板だけは改善した方が良いと思います。


また、ドリンク類は最低限メニューと価格表示はほしいと思いました。















お二人様専用宿、というと、今やすっかり人気宿となった、米沢湯の沢温泉 「時の宿すみれ」がありますが、実際に泊まってみて、全くコンセプトが異なることがわかりました。


「すみれ」は、パブリックスペースも充実して演出も上手、宿全体を楽しめるようになっています。


「もずも」は、お篭り系の宿だと思います。部屋食の客室であれば、チェックアウトまで一歩も部屋を出ずに過ごすことができます。その分パブリックスペースを省略し、客室を充実させていると思います。
もう一度書きますが、客室、特に寝具と温泉の気持ちよさは特筆ものです。


隠れ家的な宿で、何事にも煩わされず静かに過ごしたい、という人にはお勧めできるとおもいます。非常に素っ気なく感じてしまうかもしれませんが、それが持ち味なのだと思います。




 








コメント
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