今回の旅行は、春を探して東北を目指します。今年は冬が寒く長く、春が来るのは遅いようですが、どうなるでしょうか。
金曜日の夜に出発し、東北道~秋田道へ。途中、錦秋湖SAではまだ残雪も多く、春はやってきていません。
そのまま秋田道を走り、最初に向かったのは、八郎潟。オリックスバッファローズ 後藤光尊選手の出身地です。
ここには、桜と菜の花ロードといって、干拓地を横断する形で延長10kmに及ぶ桜並木があります。
しかし、桜の開花度合いはまずまずでしたが、霧が深く、せっかくの桜並木も良く見えません。青空であればきれいなのでしょうが。
延長10kmは東京~新宿間の距離とほぼ同じですが、どこまで行っても同じ景色で、しかも霧のため、まったく距離感がわからないまま大潟村の中心部へ。ここで温泉で一休みします。大潟村の日帰り温泉施設「ボルダー潟の湯」です。
ここはモール温泉ということで、濁りのない茶色で塩分がやや強く、わずかに石油ガス臭があります。
朝6時からやっていて、料金300円というのも嬉しいところです。
大潟村は土地が広いせいか、かなり大きな家が多いですが、早朝ということあって、歩いている人は見かけませんでした。また、少なくとも一個も信号を見かけませんでした。
ここから日本海沿いに北上し、次の目的地を目指します。能代からは五能線と並行する国道101号線に入り、まずやってきたのは「あきた白神駅」。ここは駅と直結して「八森いさりび温泉 ハタハタ館」という施設があります。朝食でも食べたいところでしたが、残念ながら、まだ営業時間前です。
駅の裏手は、桜が満開でした。
駅のすぐそばに、「濤安の乙女」という像が立っています。
風光明媚の絶景ポイントですが、昭和58年の日本海中部地震の犠牲者追悼のために建てられた像とのことです。
さらに北上し、青森県に入り、十二湖に向かいます。
十二湖は、白神山地にある、実際には33の湖沼の総称で、特に青池が有名です。
青池へは、車でいける最奥地点、「森の物産館キョロロ」の駐車場に車を止め、徒歩で向かいます。
ここから青池までは600m、一周周ってくるコースは一時間程度でアップダウンも少なく、道も整備されており手軽なハイキングコースです。
車止めには小鳥たちがお出迎えです。
丁度新芽が芽吹く次期で、気温は高くも低くもなく、風もなく気持ちの良い陽気です。
そして青池へ。
本当に青です。水が濁っているわけではなく、湖底が見えるほど透明にもかかわらず青いのが不思議です。
青池から先に進むと、イチゲ、カタクリをはじめ、いろいろな花が咲いていました。
ツアーの観光バスもひっきりなしにやってきますが、ほとんどが青池だけを見て帰っていってしまいますので、静かに周ることができました。
さて、十二湖からさらに五能線沿いを北上します。途中、沢辺PAというところに立ち寄りましたが、ガイドブック等にはほとんど乗っていませんが、海越しに白神山地を一望できる、絶景ポイントでした。
<その2に続く>