ここで一旦弘前城を離れ、市内観光に向かいます。
まず向かったのは、弘前城のすぐ隣にある、津軽藩ねぷた村。ここに観光バスの駐車場があるようで、弘前城へ向かう道はものすごい人並みでした。
ここもみやげ物や食事の取れる場所があり、観光の拠点です。有料エリアの弘前ねぷたの館では、丁度津軽三味線のミニライブを見ることができました。
いまや世界的に有名となった津軽三味線ですが、やはり何か魂に響くものがあります。
他にも工芸品の工房があったり、意外に見所がありました。
ここで、少しはやめの昼食です。今回は弘前フレンチを食べたいのと、弘前市内はこの時期混雑が予想されるので、あらかじめ予約しておきました。
予約したのは、「レストラン山崎」。
お好みランチコース1575円をたのみました。スープとメインとデザートの3品で、スープとメインは何種類かから選ぶことができます。ただし、追加料金のものもあります。
メニューは良く覚えていませんが、画像だけでも。
名物、りんごの冷製スープ。
こちらは深浦雪人参のスープ。
メインの豚肉料理。
こちらは鯛です。
デザート。
全体的に北国らしい若干濃い目の味付けで、地元に根付いたフレンチ、という感じでなかなか美味しかったです。
ここからはショッピングタイム。弘前には、魅力的な工芸品やおみやげ物がたくさんあります。
まずは、津軽塗。
津軽塗りは、非常に多くの工程を要するのが特徴で、その分値段も高いですが、見ているとほしくなってしまいます。
ということで、今回は箸を買いました。ロイヤルブルーという色合いがとてもきれいです。前回と同じ「工芸ショップタナカ」で購入しました。
漆器だけではなく、他の津軽の工芸品もおいてあります。漆器もそうですが、津軽の工芸品は非常に細かく時間のかかる手仕事が多く、値段は張りますが手に入れたい逸品ばかりです。
たとえば、
あけびの蔓細工。手ごろなサイズの買い物かごが3万円~5万円します。山ぶどうだとその2倍程度します。見た目ではわかる人にしかわからない高級品です。
革製品。東北のエルメスの異名をとる「亀屋革具店」。店先は多くの客でにぎわっていました。機能性やファッション性ではなく、無骨で頑丈なデザインで、今回は買いませんでしたが、いつかは手に入れたいと思います。
BUNACO。ブナの木を加工した木工品でとてもステキです。しかし、おしゃれすぎて我が家の雰囲気にはそぐわない(高くて手が出ないので)買いませんでした。
こぎん刺し。基本的に刺し子の面積で値段が決まるため、全面刺繍のものはとても手が出ませんが、小物とか部分刺繍のトートバッグであれば比較的手軽な値段で手に入ります(安くはありませんが)。
小物類は代官町の「GREEN」という店か、「THE STABLES」という店がお勧めです。
トートバッグの類は、土産物を扱っている店であればほぼ必ず置いてあります。しかし、同じものを見かけることはまれなので、いいものがあったら迷わず買うことをお勧めします。
で、今回はここに行ってきました。「弘前こぎん研究所」。
ちょっと怪しげな構えですが、こぎん刺し製品の製造卸元で、小売もやっています。土日休みということで昨年来たときには来ることができませんでしたが、今回はやっているとのことでやってきました。
さすがに品数は豊富で、色合い、刺繍のパターンも種類が多く、こぎん刺し製品を探しているのであれば、一度は行ってみる価値はあると思います。
さて、一旦弘前駅までやってきました。駅に来たのは、お土産のお菓子類を買うためです。「しかないせんべい」のらぷるがお気に入りなのですが、どこにも売っていなかったので駅までやってきました。駅ビルにはほかにも多くの菓子類の店があり、菓子類を買うのであれば駅がお勧めです。
弘前駅には、JR東日本最後の583系がいました。秋田から「弘前さくらまつり号」として運転されています。
ここで、買い物は終了、弘前市立観光館まで戻ります。観光館の後ろにある「旧東奥義塾外人教師館」の1階がカフェになっており、ここで一息入れます。
この建物の周りは、弘前の歴史的建造物のミニチュアが展示されています。
このあと、夕食を食べてから夜桜見物に向かいます。
<その3に続く>