to go somewhere, to be something

楽しいこと、好きなことをのんびりと書いていきます。
尚、当ブログにある文章、画像の無断転載はご遠慮いただいております。

2012年6月16日 南紀勝浦 1日目(その3)

2012年06月21日 21時12分36秒 | 旅行

紀伊勝浦といえば、かつて東京発の寝台特急華やかなりし頃、特急「紀伊」の行き先として名前は知っていました。そのときから、どのような場所か興味はありましたが、今回はじめてやってきました。

駅は2面3線の小さな駅で、特急の終着駅の割りに留置線もありません。

ここは、海辺に勝浦温泉があり、昭和30年代には南紀白浜と並んで新婚旅行の行き先としてたいそうにぎわったそうです。今でも那智の滝や熊野古道の玄関口ですが、観光バスが主流で列車で来る人は少ないのかもしれません。

 

 

駅から7~8分歩くと、小さな港に到着。本日の宿は、南紀勝浦温泉を代表する宿「ホテル浦島」です。

この写真の向かいの半島にある建物すべてが「ホテル浦島」という超巨大ホテルです。

 

このホテルは陸路でいくことができないため、港の観光桟橋から送迎船で向かうことになります。

この、船で向かう、ということが、非日常感を演出しています。比べてはいけませんが、ベネチアのリド島のリゾートホテルと同じです。

 

 

 

桟橋からホテルまでは10分弱で到着。

これだけの巨大ホテルに宿泊するのはいつ以来でしょうか。今回はコスト優先で、往復交通費と宿泊代のパック旅行の一番安いプランにしましたが、果たしてどんな感じでしょうか。

 

ホテルに到着。巨大な亀がお出迎えです。ホテル前の桟橋では釣りをしている人も結構います。

 

 

 

このホテルは、それぞれが巨大ホテルといっても良い建物4棟で構成され、とにかく広いです。あまりの巨大さゆえ、荷物を部屋に運んでくれたり、仲居さんがお茶を入れてくれたりのサービスはありません(山の上の料金の高い部屋はわかりません)。

従業員の接客は、事務的過ぎず、適度にさばけた感じで好感が持てます。今回は本館の宿泊で、建物の古さは否めません。しかし、清掃はきちんとされていて、まずまず快適です。

ところで、ここは関西圏、ということで、なんとQVCマリンの阪神戦を地上波で放送していました。まあ、結果がアレなのでみませんでしたが・・・

香月投手は、二軍で絶好調だった頃から雨の日はからっきしだったので、雨は苦手なのでしょう。また立て直してあがってきてほしいものです。

 

そういえば、この辺の国道は42号ですが、この国道、基点はなんと浜松です。浜松から渥美半島を西進し、伊勢湾を渡り鳥羽から紀伊半島を海岸沿いに回り和歌山に至るというルートになっています。

 

 

 

 

話は戻って、「ホテル浦島」の一番の売りは、なんと行っても温泉です。海辺には珍しいと思われる硫黄泉で、源泉によっては塩化物系の塩辛さが加わります。広い館内に温泉は6箇所、すべて源泉かけ流しなのがすばらしいところです。

特に有名なのが天然の巨大洞窟の中が温泉になっている忘帰洞で、ここと山上館に通じる長いエスカレーターは、テレビで必ず紹介されるスポットです。

 

実際に入ってみた感想は、温泉の泉質は文句なしに良いです。温泉のロケーションも含め、ここの温泉に入るためだけに来る価値があると思います。

 

 

 

 

 

 

 続いて夕食です。夕食はバイキング形式となります。

バイキング開場はこのような感じ。人は多いですが、並ぶことはほとんどありません。

 

 

実は、事前に調べた口コミでは、ここの食事は期待しないほうが良い、とのコメントが多かったのですが、食べてみた感想は、そんなに悪くない、でした。

品数は多くなく、高級食材があるわけでもありませんが、使っている食材は悪くないと感じました。良い食材を手をかけずに、という感じです。

 

 

日本酒は、地元のものを結構そろえています。これは大事です。地域柄、梅酒もあります。

 

 

 

サラダです。ミニトマトとレタス、にんじん千切り、大根千切りだけのシンプルなメニューです。

ちなみに、朝食は大根以外の3種類が出ています。

 

 

 

 

紀伊勝浦は生マグロが有名で、近海延縄物の水揚げ日本一だそうです。ビンチョウマグロが主体のようですが、ともかくバイキングでも生マグロの解体が行われています。

 

 

 

 このほかのメニューとしては、てんぷら、豚焼肉、握りずし(マグロとイカのみ)、ムール貝、海老のから揚げ等々。

 

 

マグロは、マグロ丼にすることもできるのですが、しめの一品でオリジナルを作ってみました。

 

マグロ茶漬け。

 

 

 

 

「ホテル浦島」に泊まってみた感想として、とにかく活気があるということです。これだけの規模の宿で、アクセスが良いわけでもないにもかかわらず、これだけの客を集めるということは、温泉の魅力だけではなく、相当の経営努力をしていると思います。個人的には、また着てみたいと思います。

 

 

 このホテルの楽しみ方としては、ゆっくりくつろぐのではなく、アトラクション感覚で楽しむのが良いと思います。

ただし、館内が尋常ではなく広いため、かなり疲れます。6ヶ所の風呂をすべて周ると、軽く2~3km歩くのではないでしょうか。バイキング会場も広く、かなり歩く覚悟が必要です。

 

ただ、大事なことは、団体と時間帯を避けることです。風呂も食事開場もキャパが大きく、それほどの混雑にはなりませんが、団体とかち合うと厳しいと思います。スタッフの人が団体到着の時間帯を教えてくれたので、混雑に巻き込まれることなく行動することができました。

 

 

 

<2日目につづく>

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする