竹芝のホテルに夕食を食べに行ってきました。
その前に、浜松町の世界貿易センタービルの展望台に立ち寄りました。
最上階の40階が貼合台になっています。
世界貿易センタービルは高さ152m、1970年竣工、当時は日本の超高層ビルは、霞が関ビル、世界貿易センタービル、そして新宿の京王プラザホテルしかありませんでした。京王プラザホテルが建つまでの一年ほど、日本一の高さのビルでした。
中でも世界貿易センタービルは、モノレールが発着し、下を新幹線が通り、背後に東京タワーが見えるという、近未来の東京の象徴のような建物でした。
ブラウンの外壁にベージュの帽子をかぶった姿は、今でもランドマークとして健在です。
しかし近未来もいつの日か過去のものとなり、再開発に伴い2021年に解体されることになっています。
さて、世界貿易センタービルは、JR浜松町駅のすぐ隣にあります。なので、展望台からは、おそらく世界一運行密度の高い鉄道区間を眼下に見ることができます。
ビルの隙間から東京スカイツリー、まるで鉄道模型の世界です。
常磐線 E657系とE231系。常磐線の車両が浜松町ですれ違うのも時代の流れです。
ここからは東海道新幹線16両400mが余裕で一画面に収まります。
そして、ここでは二本のレールを使用しない交通システムも見ることができます。
こちらはゆりかもめ。
反対側には東京モノレール。この塗装は上から見られることを想定していると思われます。
東側。駅の反対側には芝離宮、その向こうは東京の海の玄関口、竹芝、日の出桟橋です。
その向こうは晴海ふ頭。
そして西側。
日本生命浜松町クレアタワー(156m)が完成し、西側の眺望はほぼなくなりました。
が、奇跡的に東京タワーは見えています。
この周辺は、再開発がまだなことと、周辺に公園、寺社仏閣、学校が多いことから、現在でも周辺の眺望は良好です。しかし、この周辺の再開発が始まるということで、この景色も変わっていくのでしょう。
<その2に続く>