来宮神社に参拝した後、熱海で昼食を食べようと思ったのですが、熱海は以外に混雑していて、駅前駐車場に入るのに長い待ちが発生しているような状況でした。
熱海も一時、宿泊客が減少して瀕死の状態でしたが、最近はだいぶ復活したようです。そんな熱海を散策するのも楽しそうですが、今日は暑すぎてそんな気分にもならないので、涼しく過ごせて、昼食も食べられる場所、MOA美術館に向かうことにします。
熱海駅からMOA美術館へは、車でよじ登る、という言い方が適している、急で細い坂道を上っていきます。
10分程度そんな道を進んでMOA美術館に到着、しかし警備員から、美術館の上の駐車場に行くように案内されます。
さらに細くて急なアップダウンの続く道を進み、駐車場に到着します。こちらの駐車場はびっくりするくらい広いです。
この駐車場からは熱海の町が一望できます。
MOA美術館に来るのは初めてですが、思ったより大きくて立派な美術館です。
エントランスから降りていく階段、インドの神殿のような雰囲気だと思ったら、インドの岩とのことでした。インドと違うのは、インドではこんなにきれいに仕上げないこと。
レリーフがあるのもインドっぽいです。
ここから階段を降りていくと、目の前に海が広がります。見事なまでに演出効果を考えて造られた建物です。
階段下の広場の銅像。
視界が良ければ房総半島まで見えるらしいですが、この日は初島がやっと。
さて、館内の展示を観る前に、昼食をとることにします。館内にはいくつかレストラン、カフェがありますが、一番待ち時間の少なそうな、花の茶屋に入りました。
ここは基本茶屋なので、食事メニューは定食一種類のみ、しかしどんぶりをマグロのづけ丼、しらす丼から選ぶことができます。
量は少なめですが、上品な味付けで、意外に、といっては失礼ですが、おいしかったです。
食後にみかんのかき氷。凍らせたみかんジュースをそのままかき氷にしています。これもなかなか良かったです。
さて、お腹も適度にふくれたので、館内を見て歩くことにします。
建物は大きなガラスを多用した、余裕のある造りです。
展示物は江戸~大正期の、どちらかといえば近代のものが主体です。国宝の尾形光琳作「紅白梅図屏風も展示されており、なかなか見ごたえがあります。何よりも涼しい中で過ごすことができて、飲食店もそこそこ充実しており、熱海の中心からは離れているためそれほど混雑もせず、ここにきて正解でした。
<その4に続く>