松江城を出て、お城の北方向に向かいます。
このあたりは塩見縄手といい、古い武家屋敷が残る地域です。
お堀には遊覧船と紫陽花。松江はどこに行ってもきれいに整備されていて、歩いていて非常に気持ちの良い町です。
そろそろお昼時、武家屋敷の中にある「八雲庵」で昼食をとることにしました。
店内は混雑していましたが、待ち時間なしで席につくことができました。店を出るときには結構待つ客が並んでいたので、良いタイミングでした。
まずはあご野焼き。山陰地方の名物で、飛び魚等の魚のすり身で造ったちくわ状のかまぼこです。我々の知っているかまぼこよりも密度が高く、魚の味がしっかりするので、わさび醤油で食べると刺身のようです。
舞茸のてんぷら。
脂っこいものは苦手で、てんぷらはおいしい物を少しだけ食べれば満足なのですが、ここのてんぷらは美味しいです。
ところで、ここのてんぷらの衣は黄色いのですが、何か入っているのでしょうか。
さて、出雲そばです。これは割り子そば。小さめの丸い漆器(割り子)にそばと具が盛られています。これは4段ですが、だいたい3~5段の間から選ぶことができます。
割り子のなかはこのような感じ。右上は薬味で、わさびではなくもみじおろしです(かなり辛い)。
出雲そばは皮ごと挽くので色が黒く、風味が高いのが特徴です。ここのそばは太めです。
本当は上の段からそばつゆ(かなり濃い目)を少しずつ掛け、あまったら下の段に掛け、そばつゆを補充しながら食べていきます。
こちらも出雲名物、釜揚げそば。そばにそば湯とそばつゆと薬味をかけたものです。
寒いときには良いかもしれません。
4段の割り子そば+てんぷら+ビールでかなり満腹となりました。
店を出てさらに進むと、小泉八雲の銅像があります。
小泉八雲旧居、小泉八雲記念館は道の反対側にあります。
出雲のおみやげ物といえば、なんと言っても勾玉由来の石で、いたるところに石関係の店があります。
他にも伝統工芸品がいくつかありますが、今回は「広瀬絣藍染工房」に立ち寄りました。
看板犬のレオ君。奥では藍染の体験もできるようです。
ここで、以前からほしかった、藍染のストールを購入しました。
さて、松江堀川ふれあい広場から再び遊覧船に乗り込みます。
すっかり天気は回復しました。この分だと宍道湖に沈む夕日を見ることができるかもしれません。
遊覧船は松江城の西側を通り、カラコロ広場に向かいますが、途中最大の難所、うべや橋の下をくぐります。
橋の下というよりは暗渠で、両脇もぎりぎり、屋根も最も下げて通過します。
うべや橋を抜けると左折して京橋川へ。
カラコロ広場乗船場に戻ってきました。
朝よりも大分暑く、人も増えてきました。
カラコロ広場乗船場の、京橋川の対岸に、カラコロ工房があります。旧日本銀行の建物を再利用して体験工房やセレクトショップ等が入る施設となっていますが、地下には銀行で使用していた大金庫が残されており、見学することができます。
ところで、出雲はぜんざい発祥の地だそうで、出雲大社前にはぜんざいの店がいくつかありますが、そのなかの一つに出雲ぜんざい学会という店があります。その弐号店がカラコロ広場そばにあるので、立ち寄りました。翌日、出雲大社前の壱号店は長蛇の列だったので、ここで入って正解でした。
ここの出雲ぜんざいは、甘味は強いですがさっぱりしていて、重さはありません。
さて、ここで市内観光は終了、宍道湖沿いを散策しながら一旦ホテルに戻ります。
<その3に続く>
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