湯河原の温泉街は、駅から3kmほど山あいに入ったところにあります。なので、バスで本日の宿に向かいます。
駅から温泉街に向かうバスは10~15分毎に運行されており、便利です。
藤木橋というバス停でバスを降ります。
細くて急な坂道を登っていくと、本日の宿「オーベルジュ 湯楽」があります。
オーベルジュといっても、閉店した温泉旅館の施設をそのまま利用しています。多少改装しているようですが、昔の面影が残っています。
まだチェックイン時間前なので、荷物を預かってもらい、万葉公園に向かいます。
湯河原に来たのは初めてですが、なかなか雰囲気のある温泉街です。
東京から近く、有名な宿も多数あるため、来る客は多いのでしょう、寂れた感じはありません。
しかし、それほど観光地があるわけでもなく、何より外国人の団体客は見かけず、落ち着いた感じです。
万葉公園は湯河原温泉街の中央にある公園で、湯楽からは徒歩10分程度です。
公園という名前から想像したのとは異なり、鬱蒼と茂った森林です。
前日の雨のせいもあり湿度が高く、気温の割に蒸し暑く感じます。
さて、万葉公園の奥に独歩の湯という有料の足湯があります。
折角なので料金300円を払って入ってみることにします。
9種類の足湯があるとのことですが、泉質が異なるわけではなく、湯船の底の形が9種類あるということです。
風水とかを考慮した配置ということですが、良くわかりません。段差が多く歩きにくいです。
風水の効果はともかく、温泉の効果は抜群で、足先だけにもかかわらず全身が温まります。
ところで、おむつをした子供がおむつをしたまま足湯に浸かっているのを見ましたが、親はどう思っているんでしょうかね。周りの人にとっても、子供にとっても衛生的ではないと思うのですが。
独歩の湯から公園入口に戻る途中には、このような立派な滝があります。
実はこの川が県境になっているので、滝は静岡県にあることになります。
チェックイン時間を過ぎたので宿に戻ります。
この宿では2か所の貸切店風呂があり、宿泊中どちらかを一回だけ無料で利用することができます。
人気はなんといっても岩づくりの露天風呂です。先着順ですが、夕食後の21時40分をとることができました。
本日の部屋は301号室紫陽花、古代檜の温泉内風呂付きの部屋です。
建物自体は古く、また斜面に建っているため館内にエレベーターはありません。301号室は別館にあり、まず本館の二階に階段であがり、さらに長い階段を上がっていく必要があります。
部屋はサニタリースペースは改装されているようですが、基本的に以前の温泉旅館時代のままです。古さはありますがよく手入れされていて、古い宿特有のうらぶれた感じはありません。
広縁付き10畳で広さも充分です。
部屋付きの温泉です。当然源泉かけ流し、源泉温度は70度以上あり、蛇口をひねると70度の源泉が注がれます。
なので、水で薄めないと入ることはできません。
無味無臭ですが非常に良いお湯で、湯上りもさっぱりするので夏場でも気持ち良くはいれます。
この宿には貸し切りのほかに2か所の内風呂があります。すべて源泉かけ流しです。ただ、建物を増築する中でこちらも増設していったようで、館内のあちこちに分散されています。
本館二階にある湯楽文庫。
無料のドリンク類もあります。
温泉に入り、ゆっくりくつろぎながら夕食の時間を待ちます。
<その3に続く>
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