大浦天主堂は、日本最古の教会で、国宝に指定されています。そして、世界遺産に暫定登録されている、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」のメインの建物でもあります。
正式名称は、日本二十六聖殉教者堂。秀吉の禁教令により処刑された26人の聖人にささげられた教会です。そのうちの一人に五島出身の聖ヨハネ五島が含まれます。
処刑したことの是非はともかく、秀吉がキリスト教を排除したこと自体は、当時の世界情勢を考えると妥当な判断だったと思います。
五島の教会に比べると、さすがに大きく、内部も広いです。五角形に見える中央部分が特徴的です。
大浦天主堂から南山手側の道路を下り、瑠璃庵ガラススタジオに立ち寄りました。
ここは工房で、体験ができるほか、小売りもやっています。
かねてからほしいと思っていた、瑠璃色の盃をゲットしました。しかも、何が悪いのかわかりませんがB級品ということでかなり安く購入できました。
写真では瑠璃色が表現できないのが残念です。本物のきれいさはこんなものではありません。
一周し、大浦天主堂の下に戻ってきました。建物は、旧香港上海銀行長崎支店です。
さて、ここで夕食を食べなければなりません。
最初は空港で食べようと思っていたのですが、空港の飲食店はほぼ全て19時で終了してしまうことがわかりました。今日は昼も食べていないので、なんとしてでも長崎市内で食べなければなりません。
すぐそばにある、超有名店、四海楼に行こうと思ったのですが、15分待ちの看板が出ていたので断念し、築町まで戻り中華街に行くことにしました。
といっても店はたくさんあり、良くわからないので、バスターミナルの近くにある「福寿」に行ってみました。
時間の割にはすいていて、待つことなく席に座れました。
当然、ちゃんぽんを注文します。
本場、長崎ちゃんぽんを食べるのは初めてです。
やはり麺が独特です。時間がたっても伸びることはありません。そして、スープは見た目ほどしつこくありません。
これが本場の味なのか、という感じです。
続いて、皿うどん。今回は細麺を頼みました。関東だとかた焼きそば一回と思います。
そして、ご飯ものが食べたい、ということでチャーハンを頼みました。
この店の味付けは、どちらかというとやや薄味のようです。
このほかに餃子を頼みましたが、普通の餃子でした。昼食を食べていないのと、おいしかったことで、あっという間に間食。
これで長崎の観光も終了、長崎空港に向かいます。ここまで非常に順調だったので、18時34分のバスに乗ることができました。
長崎滞在2時間半でこれだけ堪能できれば十分です。ただ、やはりそのうちゆっくり周ってみたい町です。長崎は。
長崎空港に到着。
ここで、最後の買い物をします。それは、言うまでもなくカステラです。
松翁軒と和泉屋のカステラを購入。あまり違いはわかりませんが、時間がたってからは、甘さが強い和泉屋のものがおいしかったです。
そしてこちらも長崎銘菓の一〇香。中が空洞の珍しい饅頭ですが、かなり固く、噛んでいるとこめかみがいたくなりました。
これから乗る便は、長崎空港発の最終便、SNA42便です。最近では黄緑色のソラシドエアとして頑張っています。
ソラシドエアの飛行機、評判通りなかなか良かったです。
新しい機体の機内はきれいで、白を基調とした内装にブルーのLED照明がいい感じです。座席もピッチがやや広く、クッションも良く、大手のエコノミーより優れています。
機内販売もなかなか良いものがあります。
雑誌は無料ですが、機内でだされたアゴユズスープがおいしかったので購入したソラスープセットとミストセットです。
飛行中はほぼ晴れていて、地上の夜景がきれいに見えました。
結局、15分ほど遅れ、22時55分ころに羽田着。羽田空港もさすがにこの時間だと閑散としています。
初めての離島、ということで、どのような場所か、心配もありましたが、想像以上に良いところでした。
それほど田舎ではなく、しかし観光地は驚くほどきれいで、しかも観光客も多くなく、あまり開発もされておらず、リゾートの名にふさわしい場所だと思います。
五島は食材が日本のものであるのもメリットだと思います。
ちょっとした外国に行くよりお金はかかりますが、ぜひまた行ってみたいと思います。
疲れたけど、楽しい旅行でした。
<終わり>
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