5月30日 南西4m 波1m 中潮 月齢2.3 旧暦5/3
小技の釣りが必要とする吹流し。
聞きなれないものかも知れませんが頭の中は巻き餌と付け餌の同調で魚がどう食ってくるかの空想と妄想の考えでアタリ始めると餌獲りも交わし手返しを良くする為に魚のタナを浮かす努力も必要とします。
サビキや胴突きの仕掛でも食うのですが、走りの季節やアタリが渋い、アタリが小さいなどの時は利く釣り方、吹流しが効果的なんです。
下鉛や下カゴとの大きな違いは誘い方も違いますが吹流しはフカセの事。
自然体にての食わせになるのです。
逆に胴突きの利点では底を主とする釣り方や潮が早い時には仕掛けが斜めに飛ばされるので一定の誘いが出来ます。
吹き流しではアンカーを落とした場合とスパンカーで立てた場合では違いますが潮が早いと巻き餌と同調が難しくなります。
こういう利点を知って仕掛けを選んだ方がいいですね。
釣り方も独特。
で、行って来ました五島灘へ。
大アジはまだ早いのでイッサキがボチボチ釣れてる事もあり目ぼしいポイント探しと前回、反応で怪しい所へ。
今回もまたFTSさんにお世話になりました。
家から15分と出航地が近いので助かります。
気持ちが悪いほど物凄いベタ凪です。
あんまり凪の時はいい傾向ではないジンクスが
今回は船長も釣りをするので合計で5名での竿だしです。
俺は右舷後方、後方では魚を散らさないように慎重にならなければなりません。
仕掛図はちょっと違いますがカゴはアンドン60号にハリス4号に2本枝。
針はチヌバリ7号を使用でハリス間隔は天秤から2m+1.5mで枝結びは回転ビーズから35cmハリスです。
チモトにケイムラ玉を入れてます。
餌は撒き餌はアミを3角、付け餌にオキアミ生3Lを使用。
前回、怪しいところでは鰯の大群。
海を覗くと表層にも鰯が。
所々ボフっとボイルしてました。
この群れの下や群れの周りにイッサキも居るだろう、何か食うだろうとのことで入れて見ます。
イッサキのポイントは範囲が狭く固まっているので着く場所は大体同じですが探すになったら結構広範囲探さなければなりません。
水深34m、31mまで落し、撒き餌を撒き同調させるのにハリスが3.5mあるので28mまで巻き上げホンの数秒待ってアタリが無ければ竿を少しさびいて誘いを入れるとコツっとアタってくるわけです。
少し小ぶりですがイッサキが来ました。
コレを数回繰り返し、徐々にタナを上げて行く訳です。
食わなくなるとまた探りでタナを探すの繰り返し。
外道で真鯛も3枚来ますが小型でリリース。
今のアタリで竿引きして誘いにのって来なければもう一回、31mに落として再度、残りの巻き餌を振ってリピートする訳です。
待つ釣りではなく誘う釣りになります。
少し型も良くなり始めたタナをキープさせ最終的には29/25で落ち着かせました。
次第にアタリが遠のき、魚影がまだ細いんでしょうね。
違うポイントへ移動。
釣ったやつはイケマに。
次のポイントは上げの潮では走り過ぎでアンカーでは潮に飛ばされ釣りにならずオートスパンカーで仕掛けを立てますが魚が追って来ないせいか撒き餌との同調時間が短くアタリが少ない。
しかし追って来るのは良い型ばかり。
抱卵もしており脂もノリノリです。
下げに変り、アンカーも効いてラストスパート。
一投毎に36/32で入れ食いになり潮が早くなるまで一気に数を上げました。
餌ももう少しあるので残業で他のポイントへ色々探しに。
アジっぽい群れを発見しますがマアジですが小型でした。
夕方4時、納竿になりいい釣りが出来ました。
船内、胴突きやサビキ仕掛で狙う方もいましたがやはり吹流しがアタリがいいような。
食いが立つ時は手返しよいモノがいいのでサビキにアタって来れば一番いいのでしょうがね。
帰りは平戸瀬戸を通って帰りました。
多くの釣り人が見えましたが殆んどエギンガーだらけです。
凄い人口になってきたと実感。
母港、彼杵港まで1時間、西海橋を抜けて大村湾に入るとイケマの魚を絞めます。
みんな脂ノリノリでした。
船全体で100匹弱くらいでしたがこれからいい釣果が期待出来るはずです。
イッサキは何をしても美味い魚なんで貰う側も嬉しいですよね。
磯からのカゴもいいですが船の日中でこんな釣れますので。
陽も暑く日焼けしましたがもう夏を感じさせます。