首相が防衛相、財務相に23年度から5年間の防衛費総額を43兆円とするよう指示したとのことだ。
昨今のロシアや中国、北朝鮮の動きなどからして我が国では誰1人今までの延長線上でいいとは思っていないだろう。
ただ防衛費をいくらかにすべきか、という課題に対しては「数字ありき」ではなく「必要となる防衛力の積上げ」がべースというか、下敷きになると理解していた。
ところが「反撃能力とは?」の定義すら議論している途中に数字が出てきてしまったことにふと違和感を持ってしまった。
この辺りは与野党合意はなかなか難しいのだろう。
しかしそうであれば与党サイドで大まかなデザインというかスペックを描きラフな試算内容を示すのが筋だろう。
むろん財源だって諸説ふんぷんだがもう少し詳しい目論見を提示すべきではないか。
国防上秘密だということであれば限定メンバーの中で詰めたらいいと思う。
やっぱり数字が独走する形はどうかと思うのである。