クラシックなんてほとんど聴かないけど、
大学時代、この人のCDは持ってました。

ルックスと「孤高」な感じに
惹かれたんだろうなー(過去形。笑)

「グレン・グールド 天才ピアニストの愛と孤独」68点★★★☆





カナダ出身の
天才ピアニスト、グレン・グールド。


3歳から母親にピアノを教わり、
カナダで神童とされ、


20歳でニューヨークデビューし成功を収め、


そして82年に50歳で亡くなるまでを
まんべんなく紹介した
“スタディ”ドキュメンタリーです。
番長は曲以外は、なんとなく
まつわる“雰囲気”だけで
あまり彼のことを知らなかったので、
この映画で、いろいろ教わることが多かった。

「音の粒立ちがよい」ということが、
どういうことかもわかったし、

イスの足を低くして猫背でピアノを弾いたり、
「クラシックを解体して組み立て直す」
彼のすごさもよくわかった。

本人の映像も想像以上に多くて、
「ジェームス・ディーンのような伝説のアイドル」と
言われるのもなるほどなあと。

ルックスからして
繊細で、眉間にしわ的、孤高系、で
ちょっと芥川か太宰か、という感じだもんなあ。


晩年はちょっと○○ちゃってるけどね。(ごめんなさい!)

さらに
ツウの一見で取材した
グールド研究家の宮澤淳一さん(青山学院大学教授)によると
「いままで明らかにされていなかった
彼の女性関係に踏み込んでいる点が、
ファンにとっても驚きだろう」のことでした。

ただ映像は多いんだけど、
割と多くがモノクロの静止画像(写真)。
絵としてはステキなんだけど
映画としては
見た目の変化に乏しいのが惜しいところでした。

でも
久しぶりに聴きたくなったわい。


★10/29から渋谷アップリンク、銀座テアトルシネマほか全国順次公開。
「グレン・グールド 天才ピアニストの愛と孤独」公式サイト