ぽつお番長の映画日記

映画ライター中村千晶(ぽつお)のショートコラム

ウィ・アンド・アイ

2013-04-27 17:24:05 | あ行

ミシェル・ゴンドリー監督って
読めない・・・(苦笑)


「ウィ・アンド・アイ」31点★★☆


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NYブロンクス。

とある高校前から
高校生たちがぞろぞろバスに乗り込んでくる。

明日から夏休み、ということもあって
車内はいつも以上にお祭騒ぎだ。

恋愛話や仲間うちのスキャンダルで盛り上がる生徒、
乗り合わせた客にいたずらをする悪ガキ・・・。

大騒ぎのバスは、そんな生徒たちを乗せて
市内をめぐっていく――。

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いや~これはですね~
1時間43分が苦行だった・・・(苦笑)

最初、監督らしいビジュアルイメージではじまり
「きたきた」と悪くなかったんだけど

「え。まさかずっとバスの中だけなの?」と気づいたあとの
1時間半の長いこと!

バスのなかで悪ガキたちの
途切れないマシンガントークを延々聞かされ、

クラスメートにもバスに同乗した大人たちにも
無礼でズケズケとした彼らの物言いと
不遜な振る舞いを見て、不愉快なことこのうえない気分に(苦笑)

若さや、鮮やかさなど
よいところもあるんですけどね、

しかし
これがティーンの“いま”だとしても
それがなんじゃ!しばくぞこのガキ!――という怒りが勝ってしまいました。


監督はもう25年以上前に(25歳のころか)
パリで実際にこういうバスに乗り合わせて
アイデアを思いついたんだそう。

出演者は実在の高校生たちで
プレス資料のインタビューによると
「大ホールのなかをウジャウジャしてる60人の子どもたちを相手にしたおかげで
僕は自己管理のやりかたを身につけたよ」だって。

けっこう手を焼いたんですかね(失笑)


★4/27(土)から公開。

「ウィ・アンド・アイ」公式サイト
コメント
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