トランプ政権発足にあたり
緊急公開!のドキュメンタリー。
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「すべての政府は嘘をつく」70点★★★★
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オリバー・ストーン製作総指揮の
ドキュメンタリー。
2/1、2にNHKのBS1でも放映され、
2/3より配給のアップリンク・クラウドにて配信スタート、
2/4からアップリンク渋谷で上映スタート、という
異例の公開スタイルとなっていますが
とても意義ある行動、対応だと思います。
どういう映画かというと
ずばり「真のジャーナリズムとはなんぞや」という話。
大手メディアなんてダメダメだ、という実態や
そのなかで孤軍奮闘するフリージャーナリストたちを写していて
まずは
報道する側の人間が見るべきものであり(末端である自分も含めて・・・)
受け取る側でもある誰もが知るべきだ、という映画ですね。
映画で大きくフィーチャーされるのが
1940年代~80年代に活躍した
米国人ジャーナリスト、I.F.ストーン。
「すべての政府は嘘をつく」という信念のもと、
組織に属さず
ガリ版刷りの(だよね)
『I.F.ストーン ウィークリー』を自分で発行して
さまざまな問題に斬り込んでいった。
マリリン・モンローやアインシュタインも購読者だったそうですが
まさにいまのSNS時代の先駆け、という感じ。
彼だけのドキュメンタリーでも成り立ちそうだけど、
ストーンに影響を受けたマイケル・ムーア監督や、
独立系メディアを立ち上げたエイミー・グッドマン、
そのほか
地道な取材を続けるフリージャーナリストなどを取材し
彼らの仕事ぶりを見せることで
「いまにつながる」ダイレクトな意味を持ったと思います。
すごく単純に言うと、
貧乏でも高潔な信念を持って権力と闘い、事実を伝えようとする
フリージャーナリストたちが「カッコイイ」と思える映画で、
これこそが大事なんだと思う。
そういう共感こそ力になるんですよね。
人間なんて、単純だから。
広告主の顔色を見て、真実を報道できなかったり
セレブのスキャンダル速報で政治ニュースを遮るような
大手メディアがどんなにダサいか、ってことを
実感することが、大事なんだと思います。
「自分が、どこから情報を得るべきか」「何を信じるべきか」が
整理できる・・・という感じです。
★2/4(土)からアップリンク渋谷で公開中(不定期上映)。
「すべての政府は嘘をつく」公式サイト