「暑い!暑い」と言っていたのに、しっかり空も風も秋めいて道ばたには彼岸花の朱色が目に付くようになった。
やはり今年は暑かったんだろう。
彼岸花はお彼岸より一週間ほど遅れていたような気がする。
私の大好きな栗もあまり見かけない。
地場産の店に栗を出荷している生産者S氏の話によると、総体的に粒が小さく、裂けたものも多く、商品として出せるものの割合がかなり低くなるそうだ。
テレビでも有名な産地で同様のことが言われていたので、全国的に今年は不作なのだろう。
これも猛暑によるものなのだろうか?
そっかぁ・・・ 今年は栗あたらんかもなぁ・・・とちょっとがっかりしていたところ、S氏がスーパーの大袋いっぱいにどっさりと栗を入れて持ってきてくれた。
「ウッソーー!!不作と違うん???!」
「不作とは言ってない。”出荷できるようなものは少ない”と言ったんや!だから粒は小さいで。」
確かに小さかった。中にはそれなりの大きさの栗もあるけれど、1kg単位で出荷するには数が揃いそうになさそうだ。
「ありがたや、ありがたやm(_ _)m」
早速、中でも大粒の栗を1kg取り分けて水に浸け置く。
3回目の挑戦! 渋皮煮を作るゾ!!
http://park18.wakwak.com/~k-factory/harawata/kuri/
必要な物、のあとに”あると便利な物”として『皮を剥いてくれるヒト』とあって、粋な書き方が気に入って、私のお気に入りレシピとなっている。
かといって、『皮を剥いてくれるヒト』 助っ人は、我が家にはいない(;_;)
食べるのを楽しみに一人夜なべ仕事で剥いている。
渋皮煮の鬼皮が剥けたら水に浸け、次に”栗ご飯”用にまたまた皮むき(^_^;)
残りは圧力鍋で塩ゆで。”ゆで栗”にした(^o^)
今までは鍋でコトコト茹でていたけれど、圧力鍋なら沸騰してから4分で出来上がり!
合間にゆで栗の皮を剥いて口にほうり込んで、栗ご飯用の皮をむく。♪栗三昧♪
さて、『栗の渋皮煮』だけれど、これだけ面倒な作業の末にできる一品だけに他人が作ったものを食べたことがない私。
アクのとれ加減が今1つわからない。それこそ家庭の味。長年の感なのだろうけど・・・
柔らかくて甘~~い、口の中でジュワ~~ッと上品な甘さとホクホク感が広がる絶品!
最後に渋皮のアクだろうか、何とも言えないえぐみが口に残る1粒・・・
鍋の中で一緒に煮ているのに・・・この差はどうしてなのだろうか・・・?
栗そのものにもよるのだろうか?!
今年の出来は”75点”ってところだろうか。
初めて作ったときはかなり慎重だったこともあって最高の味だった。
昨年の55点よりかはマシだ。
昨年まではあまり興味を示さなかった次女が、今年は「甘煮」と称して1日1~2粒ペロッと食べている。
お~~~い!!
それは「渋皮煮! 高級品なんだぞ~~!!」
来年は皮むき手伝ってくれ~~~! 100点満点の最高級品を作るゾ!
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