今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

フィッシュ&チップス

2010年02月08日 | 今日の料理
急に、友達が家に来る事になった、
「ビールを買ってきてくれる」というので、
「じゃあ、俺はジンを買うよ」ということになった。
まあ、いきなりメールでビールを買って行くよって言ってくれる人は概ね大体、ジンも大丈夫なタイプだと僕は踏んでいる。
「だれやめ」とは又違って、ソードの様なキレのある所が共通点なのかな?って?

で、ビールとジンと言えばイギリスだなと思って、フィッシュ&チップスを作る事にした。

フィッシュ&チップスは、まあ、フライドポテトと白身魚の唐揚げとか天ぷらみたいなものに、イギリス人は、塩と、これでもか?というくらいモルトビネガーとをふって食べるらしい。
寒い国だから、塩分と油質を大量に摂取するからかな。

で、昔から憧れていたんだけれど、正直、家や自分ちの店で魚を揚げると油が汚れる、シンプルな料理なだけに、後片付けとか考えると、面倒でやらなかった。
で、衣に塩・胡椒して味を付け、ギネスがまだ来ていないので入れずに、揚げてみたんだけれど、
最初、天ぷらみたいになっちゃって、どうもカリッといかない。
仕方ないから、少ない知識を最動員し、豚カツや天ぷらなどの様々な揚げモノの知識を寄せ集めて揚げてみた。
なんとかカリッていったんだ。

本当はギネスビールを入れると、衣がフワっとするんだけれどね。
ポテトは友達に買って来てもらって、熱々を友達に出したから今回写真は無いんだけれど、
モルト(麦から作る)ビネガーをこれでもとかけて、本当に美味しかった。

ジンはライムの輪切りをグラスに突っ込んで、ロックで飲んだ。
勿論、話題は、イギリスの旅の話。

その後、実際に何度か作った↓

・玉子1個
・薄力粉大さじ4+アルファア
・余っていた古いベーキングパウダー5g
・水100cc
・タラ2切れ
・タラに付ける薄力粉
・ビールが無かったので(勿体無いし)、代わりに小さじ半分の油と酢を混ぜる。
(確か、揚げ物の衣に酢を混ぜるというのもあったよな。何処かで見た。)
or
他にメレンゲを付けて揚げるVer.とかいろいろある。

【先にジャガイモを揚げる】
水に晒したジャガイモもくぐらせ、2度揚げで温度中→小→別の場所に上げてから→温度を適度に上げ→もう1度油へ投入し、茶色になるまでカラッと揚げる。

F&Cの場合、塩はまだ振らない。

【タラを揚げる】
塩・胡椒をして(←塩タラなら塩味は無し)薄力粉をふったタラ(最初に薄力粉を付けておく)を衣の材料を溶いてから油と酢を足した衣へくぐらせる。


油の温度は、衣を垂らしてみて、表面で揚がる感じ、

油に投入後、余った衣を天麩羅の「かき揚げ」のようにように、上からタラにかける(裏技でひっくり返した後に又裏側にかけて揚げるとより大きくなる)。中火やや強ぐらいで揚げ、

ポテトの揚げ色を基準に揚げる。

キッチンペーパーに取って(出来ればここでタイムスを使いたいが)、油を切り、

ポテトと共に皿に盛り、塩とビネガーをこれでもかとかけて熱々のうちに食す。(タラに塩味が多少付いていても後がけで塩をかけた方が、タラのクサミが飛ぶのが不思議)

※衣付きのチップス(=ポテトの事)が尋常じゃなく美味しい事に気付く。

まあ、まあ(ワリとカリッとフワッといった)、かなモルトビネガーが出来れば欲しい。(今回はワインビネガーしかなかったので。モルト高いし、使わないし)

やはりベーキングパウダーが入っていると、お腹が膨れる、昔はイギリスで主食のように食べ歩いていたのだけれど、自分も年かな。

※揚げ物は、あまり低温だと、ベシャッとする、水を切って衣を付けてある以上、あまりハネないので、多少、勇気をもって、でも火傷しないように揚げる。




コメント
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