自分が20歳の時に買った、ウイスキー辞典に、ウイスキーに合う肴として、
カマンベールチーズのオーブン焼きというのが、付録に載っていた。
今回、実際に作ってみる(ただ焼くだけなんだけれどね)事にした。
最初、チーズフォンデュみたいなのを想像していたので、何を絡めて食べるのか?食材を考えてみた。基本はハード系の固いパンとか、アスパラ・マッシュルーム・角切りのナス・ウインナー・エビなんかも良いななんて考えていたんだけれど、それらは、チーズに付けたら美味しいに決まっている。そんな解りきった事をしても、僕には勉強にならないので、エビとウインナーから想像を発展させて、ハンペンと薩摩揚げに辿り着いた。
竹輪チーズの味を、着地点にイメージしてみたんだ。
で、本の写真には、カマンベールの上辺が、付随したままで、切れ目が入っていた。昔、何かのネットだか本で見た時には、カマンベールの上辺を、包丁で切って開いて、カマンベールのリンド(側面の事)をフォンデュの器代わりに、していた。
カマンベールを無駄には出来ないと、ナイフを使って半分だけ切り開いて、オーブントースターで焼く事にした。
本ではタイムなどのハーブを添えていたが、味が想像つくし、実験でそこまでは出来ない、先ずはオリジナルな風味で、どんな味なのか?練り製品が合うのかどうか?を調べる為に、耐熱皿に入れ、そのまま焼く事にした。
(きっとこの皿によっても、熱の通り方の加減が違うんだろうなあ。)
で、焼き上がってから試食、火を通したハンペンは~、う~ん・・・ハンペンの塩気が強いのに、チーズの塩気がぶつかっている気がして、う~ん、認めたくは無いけれど、全てを自己満足ではなく、客観的に判断したいので、なんか美味しくなかった。(味に妥協はしたくない。)
自分自身が、薄味好きっていうのもあるんだけれどね。素材の味を活かすというか。
薩摩揚げは~、う~ん、これも、あと2歩足りない、何かが足りないって感じだった。惜しいんだ。自家製薩摩揚げを作る時は僕はチーズ「とか」を入れるんだけれど。最初の時点で、カマンベールチーズを焼けば、フォンデュの様になるというイメージだったので、良くなかったのかも、やはりフォンデュの様にワインで溶かないと、絡まないんだ、半固形のままというか・・・。
フォンデュを食べた事が無かったのもいけなかったのかもしれない、
早速、その日の夜、銀座に本物のフォンデュを食べに行って反省した。
で、カマンベールに話を戻すと、このままでは良くないと思い、サラダ煎餅が余っていたので、ディップの要領で付けてみることにした。サラダ煎餅だったので、塩味がやはりハンペンの時の様にぶつかってしまったが、ニアンス的には一番合っていた気がする。
やはり最初からディップのイメージで、最初から、グリッシーニとか、クラッカーにしておけばよかったと後悔。
で、半分まで食べ進めた時に、チーズの上辺がある所とない所の味が違う事を発見した。
上辺(蓋)がある方が、チーズの味が濃いというか、風味が強い気がしたんだ。
上辺(蓋)の無い方は、なんか、ぼやけているというか、ボーッとしているというか、色々考えて、多分、水蒸気と共に風味が飛んでしまったのだなという事にしておいた。
上辺(蓋)のある方が、間違いなく美味い。
で、スプーンで中身をこそげとって、上辺の蓋だけを食べてみたら、これが、美味いのなんの。まさにチーズ煎餅(しかもノンフライ)みたいになっていて、カマンベールの風味が凝縮されていて、パリッとして、凄まじく美味かった。
失敗と発見をした。
あと、昔、グラナパダーノという、パルメジャーノチーズの半分(月の型)みたいなチーズを、お客様の所へ台車でカラカラと持っていって、窪みに、熱々のパスタを入れて、お客様の前で混ぜて、供するという店で働いていた事を少し思い出した。お客様への香りの飛ばし方、見せ方、そして、「え、こうやんの?」という作り方があるんだ。(イタリアンでは、よく、リゾットで同じ事をやるよね。)
カマンベールチーズのオーブン焼きというのが、付録に載っていた。
今回、実際に作ってみる(ただ焼くだけなんだけれどね)事にした。
最初、チーズフォンデュみたいなのを想像していたので、何を絡めて食べるのか?食材を考えてみた。基本はハード系の固いパンとか、アスパラ・マッシュルーム・角切りのナス・ウインナー・エビなんかも良いななんて考えていたんだけれど、それらは、チーズに付けたら美味しいに決まっている。そんな解りきった事をしても、僕には勉強にならないので、エビとウインナーから想像を発展させて、ハンペンと薩摩揚げに辿り着いた。
竹輪チーズの味を、着地点にイメージしてみたんだ。
で、本の写真には、カマンベールの上辺が、付随したままで、切れ目が入っていた。昔、何かのネットだか本で見た時には、カマンベールの上辺を、包丁で切って開いて、カマンベールのリンド(側面の事)をフォンデュの器代わりに、していた。
カマンベールを無駄には出来ないと、ナイフを使って半分だけ切り開いて、オーブントースターで焼く事にした。
本ではタイムなどのハーブを添えていたが、味が想像つくし、実験でそこまでは出来ない、先ずはオリジナルな風味で、どんな味なのか?練り製品が合うのかどうか?を調べる為に、耐熱皿に入れ、そのまま焼く事にした。
(きっとこの皿によっても、熱の通り方の加減が違うんだろうなあ。)
で、焼き上がってから試食、火を通したハンペンは~、う~ん・・・ハンペンの塩気が強いのに、チーズの塩気がぶつかっている気がして、う~ん、認めたくは無いけれど、全てを自己満足ではなく、客観的に判断したいので、なんか美味しくなかった。(味に妥協はしたくない。)
自分自身が、薄味好きっていうのもあるんだけれどね。素材の味を活かすというか。
薩摩揚げは~、う~ん、これも、あと2歩足りない、何かが足りないって感じだった。惜しいんだ。自家製薩摩揚げを作る時は僕はチーズ「とか」を入れるんだけれど。最初の時点で、カマンベールチーズを焼けば、フォンデュの様になるというイメージだったので、良くなかったのかも、やはりフォンデュの様にワインで溶かないと、絡まないんだ、半固形のままというか・・・。
フォンデュを食べた事が無かったのもいけなかったのかもしれない、
早速、その日の夜、銀座に本物のフォンデュを食べに行って反省した。
で、カマンベールに話を戻すと、このままでは良くないと思い、サラダ煎餅が余っていたので、ディップの要領で付けてみることにした。サラダ煎餅だったので、塩味がやはりハンペンの時の様にぶつかってしまったが、ニアンス的には一番合っていた気がする。
やはり最初からディップのイメージで、最初から、グリッシーニとか、クラッカーにしておけばよかったと後悔。
で、半分まで食べ進めた時に、チーズの上辺がある所とない所の味が違う事を発見した。
上辺(蓋)がある方が、チーズの味が濃いというか、風味が強い気がしたんだ。
上辺(蓋)の無い方は、なんか、ぼやけているというか、ボーッとしているというか、色々考えて、多分、水蒸気と共に風味が飛んでしまったのだなという事にしておいた。
上辺(蓋)のある方が、間違いなく美味い。
で、スプーンで中身をこそげとって、上辺の蓋だけを食べてみたら、これが、美味いのなんの。まさにチーズ煎餅(しかもノンフライ)みたいになっていて、カマンベールの風味が凝縮されていて、パリッとして、凄まじく美味かった。
失敗と発見をした。
あと、昔、グラナパダーノという、パルメジャーノチーズの半分(月の型)みたいなチーズを、お客様の所へ台車でカラカラと持っていって、窪みに、熱々のパスタを入れて、お客様の前で混ぜて、供するという店で働いていた事を少し思い出した。お客様への香りの飛ばし方、見せ方、そして、「え、こうやんの?」という作り方があるんだ。(イタリアンでは、よく、リゾットで同じ事をやるよね。)