今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

梅塩で『煎り酒』を勉強し直し春菊天を楽しむ(加筆修正済)

2022年03月03日 | 素材
梅酢を乾燥させ作られた塩を頂いた。

先ずはそのまま・・・梅酢というくらいだから恐る恐る酸っぱいのか?塩気が強いのか?考えながら舐めてみると、蜜のように(←言い過ぎか、でも)甘い
良い塩のありがちな甘味とかミネラルとか・・・私も頼まれて塩の販売を手伝ったり、広告いや記事広告を書いてきたしフーデックスで塩会社巡りもしてきた。
(今でもドイツの塩は取ってある!!、いつかこれで焼き鳥をお客様に出して、世の中をひっくり返してやる!って・・・そのぐらいの塩に出会った事がある、←あくまでも私の腕と食材にとっての肉に合いそうな1番だったが世の中で試せていない)

で、頂いた時にご提案頂いた梅おにぎりを。
近年、なんか梅おにぎりにハマっていたので、どうしても腹が減ってコンビニに飛び込んで買うおにぎりは梅になった、もしくは昆布、なんか1番おにぎりっぽいというか・・・)
それの外側に梅が付いているVer.
手塩の要素も含んでいる。←師匠、スゲー、よくこんな事思い付くなー)
アレ?、塩単体だと甘かったのに食材と合わせると結構ガッツリとした芯のあるアタック感も、んで、   と、消えていく印象
海苔とも問題無い。
思ったより梅・梅って感じでは無いので普通の調味料的にも使えそう!(ホワっ、フワって感じなのかな)

次にお得意様の茹でた鶏胸肉
うむうむ『上記の感想をより具現化』する印象。

で、以前作った、室町時代~江戸時代の醤油が流行る頃まで使われていた調味料でもある「煎り酒①」(←近年オレンジ色はリンクのルール)と「煎り酒②」を作る事にしたのだが・・・

①の作り方だと材料に塩が入るのだが、梅干し自体を入れるワケではないので②のレシピも足し、ハイブリッドな「煎り酒」のレシピにしてみた。

塩だと塩気を後から調整出来るから最初は適度でいいよね・・・

焦げない様に溶かして・・・5分~6分ぐらい弱火で煮詰め、

濾して冷ましておく。

シマッタ鰹節が少し多かったか・・・

『春菊天を煎り酒で』

少し前にある人に教えて頂いた春菊の天婦羅が美味しいという、蕎麦・うどんの看板を掲げているお店へ何度か行ってみたのだが、
最初は12:20分の時点で「うどん売り切れだよ~」と言われ、アレ~、(少ない玉しか作らないのかor物凄い美味しいのか?)もっと早く来ないといけないのかな~と考え・・・
今度は12:02分に行ったら「うどん売り切れだよ~」無いだろ、絶対最初から無いだろっ!!
蕎麦アレルギーの俺には絶対ここの天婦羅喰えんやんけ!

と、春菊の天婦羅食べたい病をこじらせていたので、結果自身で作る事に・・・
(ま、練習にもなるか~)
最初茎と分けずに長いまま揚げようか迷ったのだが、どうしてもその蕎麦・うどん屋の春菊天が「かき揚げ状態」になっている画を見過ぎて、切る事に・・・

さっと洗い、水気を切って、粉をはたけばハネが少ないよな・・・

衣は薄め?(いや、本当の事言うと、店で天婦羅を出していたワケではないし、自信があるという程、あまり経験は無いので・・・)

サッと揚げて

揚げ立てを梅塩の煎り酒で食す。
おお~、甘美な美味しさ・・・(やっぱガチの煎り酒ではないので天つゆかなぁ~)

で、煎り酒がやや濃かったので薄め

煎り酒で食べる素麺に、いや、これ悪くないな・・・
(ほんのり梅の香り・・・)
古いような新しいような、ありっちゃアリ・・・

後日、鰺の刺身で

煎り酒はかけた方が良いみたい・・・
※※漬けて食べるという行為に比べかけるという行為は調味料を多く使い濃くなりがちなのだが・・・

今回薄めず美味しかったのだが、ほうれん草のお浸しなのだが、煎り酒をかけただけなのに、なんで?、なんでこんなに合うの?
ホウレンソウのアクが、僅かに残る酒(っぽい)の風味や、昆布のグルタミン酸や鰹節のイノシン酸とかと結合した変化だろうか?それともホロ苦さのマスキングか?

今回のハイブリッドな煎り酒でのTKGは前々回の煎り酒と比べう~ん、これは『違った』な・・・
(米で作られたモノに米で、ダブル米って感じでクドい・・・)

大好きなホタルイカが出回り始めたので、全部を煎り酒ってワケにもいかないから
「テッパン」だが(添付の)からし酢味噌
わさび醤油(生姜という手もあったが、折角なので山葵でやりたかった)
そして煎り酒を今度はかける!

うわっ、(今回の)煎り酒とホタルイカ美味しい!!!、なにこれ?、こんな美味しいホタルイカの食べ方見付けていなかった・・・

解かった!!、この特殊な作り方の?煎り酒の時は、ほうれん草の時と同じで少しクセがある方が良いのね。

そういえば今更だが天婦羅自体にそのままかけていなかったな・・・

うん、やっぱり食材と合わせると冒頭のおにぎりの時に感じた様な芯のある塩気に急に表情を変える。

で、結局、焼き鳥(焼きトン)屋は焼き鳥屋の発想へ帰るのだが(炭もガスも結構な本数を焼いてきたのだから、これが1番理解を得やすいかな?って・・・)、でも普通に鶏肉を焼いても大体解かるから、敢えて砂肝を梅塩で。
(私、一時銀皮を剥いでいたが、コリコリ感が減るし、工程が増える程に手の温度が伝わって鮮度が落ちるからヤメた)

尺塩は難しいなー

仕方ない、裏技だ・・・

他にも色々同時進行をしていて(昔は7つの熱源に囲まれ同時進行をしていたのだが身体が鈍ったな)、やや焼き過ぎて、ギリ、出せる?(俺の中で)程度だが・・・
結構上品な味に仕上がった印象。

(結晶自体が小さいってのもあるのかも・・・

オマケ

『煎り酒ふりかけ』

煎り酒を作る時に余った鰹節と昆布を少しづつレンチンし

砕きつつ梅塩を少し加え、

昆布、ウマー、(こんな駄菓子あったよなー)

ふりかけに、少し弱かったかな・・・

(フープロでもう少し砕いてもよかったか・・・)

う~ん、もっと『煎り酒』を上手く作りたいなー


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする