今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

サンマルチアーノリゼルバの変化を体感。

2022年03月22日 | 素材
『予約投稿』

サンマルチアーノ・リゼルバというイタリア品種のミニトマトを頂いた。

先ずはちょっと切ってそのまま・・・、大昔聞いた噂では歯応えがサクサクしていると「何か」で見聞きしたがそこまでではないが、これはまだ(色では無く時期的にアオイので、「時間を置いて熟成をさせてから食べてみると味が変わる」と聞いたので、もう1個は熟成をさせておこう。

で、「イタリアの品種のトマトは加熱向きが多い」と教えて頂いたので、色々な事があったり、時間が無くて丸くは出来なかったがフライパンピッツア近年オレンジ色はリンクのルール)で、ナポリ風に。
ピッツアの歴史を昔何かの「料理本」で読んだ事があるが、確か1660年頃日本だと「関ケ原の合戦」から60年後)は、ピザ生地(フォカッチャみたいな?パン生地?)にラード・バジリコ・(「当時の」?)チーズを乗せた「マストゥニコーラ」というピザを食べていたのがナポリピッツアの『原型』だと学んでいたし、更に生地の違いを味わう事が出来るマリナーラにハマってからはチーズ無しでもOKになった。
(トマトが乗っかっているだけでまだマシ)

本当に久し振りだから工程を忘れてしまいそう・・・

パチもんの生ハムと、バジルをふって、EXオリーブオイルを「好み」後で味変』をしても。

ウ、美味い!!!!!!
なんだ?このトマト?加熱をしたら急激に(自然な)甘味が増すというより立ってきた!!
本当にイタリアの品種のトマトは『加熱向き』が「多い」のだなと改めて解かる!!

いや~、それにしても美味しい。。。驚いた!!(世界は広いなー)

前回はフライパンピッツアで加熱時間が短かったのでフォカッチャみたいだし、(こねたけれど)オーバーナイト製法にしておいたモノを。
(私、寝かす時間とか温度とか、あまりこだわらない人なので・・・)

今度はオーブンで加熱時間を長くしてみよう。

良いね・・・、やはり加熱時間を増やした分、甘さが引き立ったぞ。
(今度は「甘味」というより「甘さ」って表現の方が近いか・・・より「こなれている」というか)

スイスチャードも頂いたので、これは癖が無いけれど、本来ホウレン草みたいに食べるモノらしいが、葉が柔らかいモノは生でサラダとかでもいけるらしいので、

パチもんの生ハムと又、フライパンピッツアサラダ風に和えたモノを乗せて。
(ちと痛む部分が何カ所かあって、形成が少し雑になってしまった・・・)

余った葉で生ハムを巻く←う~、生ハムってやっぱ単体だと塩辛いのね・・・。

序でに、ピッツアもクルクルと巻いてしまえ!!
実際に巻いて焼く家庭ピッツアの『方法』もあるし、ブリトーみたいで、食べ易かったりもする。

後日(数日経ってから)熟成をさせておいたサンマルチアーノリゼルバを食べてみる。

ち、違う、明らかに数日前、冒頭で食べた時とは、全体的な味の拡がりが変わって格段になっていた!!!

な、なんだこれ、野菜も果物や鮪・牛肉みたいに、熟成期間というモノがあるのか???スゲー。

(「大航海時代」に新大陸から帰還したスペイン人達によって1500年代にヨーロッパへもたらされ、その後200年間も観賞用であったトマトは、江戸時代初期に「唐柿」という名で中国から長崎経由で日本へ伝わってきたという。
食の歴史や、料理の『原型』を知っていると、あまり現代の「カタチ」にこだわらずに、アタマの中で完成型を想像出来る気がするので、今回このような手近にある材料で加熱の仕方を試そうと思えたのかもしれない!!、飲食に限った事だけではないのかもしれないが)