深くリーンしながらランプウェイを旋回し
3速のまま引っ張って新東名本線に合流した
ミラーで追い越し車線後続のBMWを確認してやり過ごし
車線変更してその後ろに張り付いた
濃いブルーのBMW
バックシャン!
完璧なクーペボディの840dだった
僕を追い越した時すでに加速していたが
その後もどんどん加速していく
4速のままフラットツインに鞭を入れて引っ張るが
到底追いつけない
久しぶりにいいもの拝ませてもらった
後で調べたら直6の3リッターディーゼルの840
2000rpmで70に迫るトルクをひねり出す
ドライバーも躊躇なく踏み込む輩のようで
フロントを拝みたくてもそれを許してくれない
左レーンが開いたので車線変更して横に並んでボディラインを拝見
ため息が出るほど美しい
BMWの美しさって押し出しが強い度ギツイやつだ
品なんてない
俺を誰だと思ってやがるんだ、っていう強い美しさだ
20インチのホイールに30の超扁平タイヤ
デザインスケッチそのままのシルエット
1000万円超のプライスタグにふさわしいクルマだ
結局、840dのフロントは拝めず高速を下りた
連休中のゆるい流れに乗って山へ入っていく
途中知人の秘密倉庫があるので寄ってみようと足を向けたが
あいにく不在だった
あてもなくなりいつものように山をさまよう
山は木々が盛んに芽吹き
新緑が美しい季節だ
トンネルの手前のスペースに入り込んで椅子を広げる
新緑チェアリングだ
新段戸トンネルは直線で1403mもある
うるさいオートバイが入ると阿保みたいな音がしばらく響き続ける
いやー、オートバイってうるさいよね
自分も乗ってるだけに、意味わからんこと言うとるな、とは思うけど
できるだけ静かに走ろうよ
民家の周辺では回転を落としてスピードも抑える
「直管は命を救う」とかいうポイントのずれた輩が言うけど
自己満足で他人に迷惑かけるのは止めたいでしょ
コーヒー飲みながら、
通り過ぎていくオートバイを眺めてると
女の人が多いことに気付く
ハンターとかクロスのカブだったり
エストレヤとかレブルだったり
気を付けて、と祈るばかりだ
彼女たちがオートバイにたどり着いたのはどんなきっかけだったのだろう
気持ちよさそうとか、かっこよさそうとか、か
でも、きっとオートバイは彼女たちにとって
「道具」で終わるんじゃないのかなと勝手に思う
で、「道具」としてのオートバイはあまりにも不便で不完全で
彼女たちの気持ちをつなぎ留めておくには弱いものだと思う
冬を超えるたびにひとりまたひとりと、オートバイを手放していく
オートバイに長く乗り続けるためには
オートバイそのものに興味を持たないと続かないと思う
キャンプやアウトドアならクルマのほうが断然いいし
狭い道や山奥に分け入るのだって軽自動車は得意だ
移動や遊びの道具ならクルマがある
わざわざインカム付けて会話したり、音楽聞いたり
クルマならインカムすら必要ない
オートバイに、
愛せるオートバイに出会って
長く乗り続けていってほしいと思う
オートバイに乗るのは特別な体験だし
オートバイのある人生はとても楽しかったから
それともうひとつ
愛せるクルマって大抵めちゃくちゃ高い
オートバイなんて高いっていったってせいぜい300万
BMW 840dは愛せるクルマだと思うけど
1300万円はするからね
(経済的にも840dに僕は太刀打ちできない、でも愛は金で買えないことも僕は知っている)
3速のまま引っ張って新東名本線に合流した
ミラーで追い越し車線後続のBMWを確認してやり過ごし
車線変更してその後ろに張り付いた
濃いブルーのBMW
バックシャン!
完璧なクーペボディの840dだった
僕を追い越した時すでに加速していたが
その後もどんどん加速していく
4速のままフラットツインに鞭を入れて引っ張るが
到底追いつけない
久しぶりにいいもの拝ませてもらった
後で調べたら直6の3リッターディーゼルの840
2000rpmで70に迫るトルクをひねり出す
ドライバーも躊躇なく踏み込む輩のようで
フロントを拝みたくてもそれを許してくれない
左レーンが開いたので車線変更して横に並んでボディラインを拝見
ため息が出るほど美しい
BMWの美しさって押し出しが強い度ギツイやつだ
品なんてない
俺を誰だと思ってやがるんだ、っていう強い美しさだ
20インチのホイールに30の超扁平タイヤ
デザインスケッチそのままのシルエット
1000万円超のプライスタグにふさわしいクルマだ
結局、840dのフロントは拝めず高速を下りた
連休中のゆるい流れに乗って山へ入っていく
途中知人の秘密倉庫があるので寄ってみようと足を向けたが
あいにく不在だった
あてもなくなりいつものように山をさまよう
山は木々が盛んに芽吹き
新緑が美しい季節だ
トンネルの手前のスペースに入り込んで椅子を広げる
新緑チェアリングだ
新段戸トンネルは直線で1403mもある
うるさいオートバイが入ると阿保みたいな音がしばらく響き続ける
いやー、オートバイってうるさいよね
自分も乗ってるだけに、意味わからんこと言うとるな、とは思うけど
できるだけ静かに走ろうよ
民家の周辺では回転を落としてスピードも抑える
「直管は命を救う」とかいうポイントのずれた輩が言うけど
自己満足で他人に迷惑かけるのは止めたいでしょ
コーヒー飲みながら、
通り過ぎていくオートバイを眺めてると
女の人が多いことに気付く
ハンターとかクロスのカブだったり
エストレヤとかレブルだったり
気を付けて、と祈るばかりだ
彼女たちがオートバイにたどり着いたのはどんなきっかけだったのだろう
気持ちよさそうとか、かっこよさそうとか、か
でも、きっとオートバイは彼女たちにとって
「道具」で終わるんじゃないのかなと勝手に思う
で、「道具」としてのオートバイはあまりにも不便で不完全で
彼女たちの気持ちをつなぎ留めておくには弱いものだと思う
冬を超えるたびにひとりまたひとりと、オートバイを手放していく
オートバイに長く乗り続けるためには
オートバイそのものに興味を持たないと続かないと思う
キャンプやアウトドアならクルマのほうが断然いいし
狭い道や山奥に分け入るのだって軽自動車は得意だ
移動や遊びの道具ならクルマがある
わざわざインカム付けて会話したり、音楽聞いたり
クルマならインカムすら必要ない
オートバイに、
愛せるオートバイに出会って
長く乗り続けていってほしいと思う
オートバイに乗るのは特別な体験だし
オートバイのある人生はとても楽しかったから
それともうひとつ
愛せるクルマって大抵めちゃくちゃ高い
オートバイなんて高いっていったってせいぜい300万
BMW 840dは愛せるクルマだと思うけど
1300万円はするからね
(経済的にも840dに僕は太刀打ちできない、でも愛は金で買えないことも僕は知っている)
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