ソロツーリストの旅ログ

あるいはライダーへのアンチテーゼ

振り返ってみるとオートバイがいちばん好きだった

北海道のこと その4

2007年08月16日 | R1150RT (2001) あお号

北海道に旅情を感じる物のひとつに「地名」がある。

そんな気がする。

すでにご存じと思うけど、もともとアイヌの住処だった土地に

彼らの付けた名前が残っているわけだ。

今の地名は、後から来た倭人がそれに漢字を当てたものが多い。

シリエトクに知床

サットポロが札幌

トーマクナイは・・・そう、苫小牧

こんな感じ。

        ○

北海道を走っていると、聞き慣れない音の響きや連なりに

ちょっと変わった漢字が無理矢理当てられていて、

それは国籍不明の土地を旅しているように感じさせる。

2007_0816_01

かつてここに住んだ人たち。

生まれ、語らい、働き、愛し、やがて亡くなって。

あとからやって来た人々の夢。つかんだ富と、無くした希望。

空想は止めどなく湧き上がってくる。

        ○

大楽毛・・・・・・・・・・オタノシケ

荷菜・・・・・・・・・・・・ニーナ

美馬牛、美葉牛・・・ビバウシ

野寒布・・・・・・・・・・ノシャップ

納沙布・・・・・・・・・・ノサップ

猿払・・・・・・・・・・・・サルフツ

乙忠部・・・・・・・・・・オッチュウベ

興部・・・・・・・・・・・・オコッペ

沙留・・・・・・・・・・・・サルル

火散布・・・・・・・・・・ヒチリップ

弟子屈・・・・・・・・・・テシカガ

留辺蘂・・・・・・・・・・ルベシベ

中国や韓国、ましてや英語圏の響きでもない独特さ。

地名の面白さが北海道の面白さのひとつだと

やっぱりボクは思うな。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿