さっき風呂に入りながら、小柳ゆきの唄を聴いていた。
彼女の声はとてもセンチメンタルで、そしてノスタルジック。(もちろん、時にパワフル)
I’ll be Travelin’ Home
帰り道を 探し続け
I’ll be Travelin’ Home
帰る場所など ないけれど
家を出て、最初の角を曲がって、いつものように出掛けていくのだけど、
また、必ずここへ戻ってくる。
目的地に向けて走り出した瞬間から、家に戻ることを求めているような気がする。
でも昔から云われているじゃないか、
うちに帰るまでが遠足です!
確かにそうだ。
家に帰り着かないと旅は完結しない。
旅に出るのは、自分の帰る場所を確認するためなんだろうか?
でも、あちこち旅していると、ときどき、ホントにときどき感じることがある。
ボクはここに居た事がある、と。
もちろんリアルではない。気持ちが落ち着くとかそんな感覚的なものだ。
東北の名も無い入り江とか、能登半島の小さな集落とか、
瀬戸内海に崩れ落ちそうな町とか・・・
本当にボクが帰るべき場所を探して、旅しつづけてるのかもしれない。
いや、待て待て。なにをそんなに話をセンチメンタルにする?
あぁ、彼女の歌声のせいだな。
今夜も風が涼しいね。
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