ソロツーリストの旅ログ

あるいはライダーへのアンチテーゼ

振り返ってみるとオートバイがいちばん好きだった

旅路は家路

2006年09月02日 | 日記・エッセイ・コラム

さっき風呂に入りながら、小柳ゆきの唄を聴いていた。

彼女の声はとてもセンチメンタルで、そしてノスタルジック。(もちろん、時にパワフル)

I’ll be Travelin’ Home

帰り道を 探し続け

I’ll be Travelin’ Home

帰る場所など ないけれど

Dsc_0622

家を出て、最初の角を曲がって、いつものように出掛けていくのだけど、

また、必ずここへ戻ってくる。

目的地に向けて走り出した瞬間から、家に戻ることを求めているような気がする。

でも昔から云われているじゃないか、

うちに帰るまでが遠足です!

確かにそうだ。

家に帰り着かないと旅は完結しない。

旅に出るのは、自分の帰る場所を確認するためなんだろうか?

でも、あちこち旅していると、ときどき、ホントにときどき感じることがある。

ボクはここに居た事がある、と。

もちろんリアルではない。気持ちが落ち着くとかそんな感覚的なものだ。

東北の名も無い入り江とか、能登半島の小さな集落とか、

瀬戸内海に崩れ落ちそうな町とか・・・

本当にボクが帰るべき場所を探して、旅しつづけてるのかもしれない。

いや、待て待て。なにをそんなに話をセンチメンタルにする?

あぁ、彼女の歌声のせいだな。

今夜も風が涼しいね。


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