ソロツーリストの旅ログ

あるいはライダーへのアンチテーゼ

振り返ってみるとオートバイがいちばん好きだった

「迷う」は楽しい

2007年02月03日 | 日記・エッセイ・コラム

暖冬、暖冬といっても、それなりにさぶい

オートバイで山へ入っていって日陰のコーナーにさしかかると、やはり緊張する。ボクの住んでいるこの三河地方なんてまだ暖かい部類に入ると思うけど、油断は出来ない。

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ひと山越えて、ちょっと南にいくと吉良、幡豆、碧南辺りに通じるんだけど、この西三河地方というのは比較的平坦で、風は強いが冬でも穏やかな気候の土地だ。

しばらく走らないうちにずいぶんいろんな道路が改良されて、走りやすく、またおもしろくもなっていたようだ。

地元ということもあって、特に地図も持たずぶらりと気の向くままに走るのだけど、これがボクの最近の新しい楽しになっている。

何十年も走ってきた地元だから、国道、県道と云わず農道や林道まで結構知っているつもりだけど、それに新しくできた道が絡んで、さすがにそれぞれの繋がりが怪しくなっている部分がたくさんある。

半ば知っているという過信がある分、どこへでもぐるぐるくねくねと入っていってしまって、あげく何度も同じ場所に出たりしてしまうのだけど、これがホントおもしろい。

ことに道に迷ったときが、すこぶる良い。

「さてと・・・、困ったぞ」と云いながら、テンデ困っていない。口元に笑みさえ浮かんでくる。

この細い道は昔の通りで、きっとあそこに繋がっているな、とか、えーっと、これはどこへ向かっているのかな?あーー、この喫茶店知ってる、昔からここにあるよ、てな具合だ。

知らない土地で道に迷うと、不安や焦りでイライラする事があるけど、「迷う」っていうのは、本来ワクワクするもんだったんだねぇ。


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