アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

カキとレンコンのジョン~本日の番外編

2013年12月09日 | 田舎暮らし
昨夜、妙なものが食卓に並んだ。
何でも「ジョン」という呼ぶ韓国料理で広く食されているらしいが、我が家では初めての料理だ。

ここでは、今が旬の「カキ」と「レンコン」を使っている。



料理の写真がなくて恐縮だが、これがなかなか美味しかったのである。

レシピは、7日のしんぶん赤旗の家庭欄に載っていた。
同じ頁には、加藤登紀子さんのインタビュー記事も掲載されているから、政党の機関紙にしてはナウいし実用的だ。
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朝日、毎日の報道姿勢を支持する。

2013年12月09日 | ドラミング
世の常だが、国の政治情勢が緊迫するとジャーナリズムの性格や姿勢がはっきりして面白い。

その点で、今回の「特定秘密保護法案」の取り扱いをめぐる報道各社の態度がどうだったのか、検証しておく必要があろう。

まず、全国紙では、朝日と毎日が、この法案の持つ危険性と国会における審議・取扱いのずさんさを追求し続けたことは、私たち庶民目線からして「合格」だ。

加えて、法案成立後も引き続き、この法律の持つ危険性を報道し続けるとした「朝日」の姿勢を評価する。



一方、全国紙で最も発行部数の多い「読売」が、この間、音なしの構えに終始したのはうなずけない。
「法案」が参院特別委で強行採決された5日の時点でさえ、同紙のHPでみるかぎり、例えば、政治分野の記事50本の内、これに該当するものがほとんどないという状況であった。

勿論、この緊迫した政治情勢の中にあって、同紙のイベントに安倍首相自ら出席して祝辞を述べるなどしていたのだから、そのアツアツの関係からしても、きちんとした対応など期待できるはずもなかった。

また、「産経」は、自身の保守的立ち位置を明確にした上で、報道それ自体は行っていたようである。

他方、注目を集めたのがNHKのダメ報道ぶりである。

この法律の持つ問題点には一切触れることなく、単に、野党との修正協議の行方等、政治動向に特化した報道に終始した。これは、これだけ大問題となり国の行方を左右しかねない重要法案に対して、何ら見解を示しえなかった点で「失格」だ。聴取料を広く国民に依存している媒体として猛省を促したい。
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民のための世を~伊東潤著「黎明に起つ」

2013年12月09日 | 読書三昧
過去、数度にわたり直木賞にノミネートされている伊藤氏の近作、「北条早雲」一代記。
NHK出版のWEBマガジンに12年9月から13年8月まで連載された。



物語~伊豆の伊勢家に生まれた新九郎盛時は、後に宗瑞と名乗り、伊豆を平定した後、関東に覇を打ち立て、小田原城を中心に北条家を起こす・・・。

彼は「北条早雲」としてその武勇と英明さを伝えられるが、北条氏を名乗るのは嫡男の二代氏綱の時代からで、それまでは伊勢宗瑞または、早雲庵宗瑞と称していた。

いずれにせよ、この室町幕府治世下の混沌とした時代を「民のための世をつくる」とした明確な目標をもって生きた早雲のあり方に感心した。

兎に角、登場人物の多さには辟易させられる。一覧表が付随するがとても覚えきれないし、また、その関係も複雑怪奇だ。
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