どういう風の吹き回しか、最近、オペラのレコードを聴いている。
これは、ショルテイ・ロンドン/ウィーンフィルによるモーツアルトの三大オペラだ。
いずれも、かなり時間のかかる大曲だが、演奏も音も良く、安心して聴くことができる。
他に、「コシ・ファン・トウッテ」(ベーム)と「イドメネオ」(アーノン・クール)があるのだが、まだ手付かずのままだ。
いずれにせよ、モーツアルトのオペラは本質的に喜歌劇で、平易なストーリーと美しい音楽で、片意地張らず聴けるのがとても良い。
一方、ヴェルディの「レクイエム」や、バッハの「マタイ受難曲」なども聴いてみたが、これらは厳粛な宗教曲なので、ある程度身構える必要がある。
上記のように、オペラや声楽の大曲を聴く気になったのも、プレーヤーの性能や操作性が良くなったことが大きい。