上図は、年齢別認知症有病率である。
出典が「金融庁」となっているのは、「生涯を全うするには、年金の他に2,000万円の貯蓄が必要」との報告書を公表した同庁の検討資料だったからだ。
勿論、認知症と言っても、その程度はごく軽い記憶障害の人もいれば、重度の介護が必要となる人まで、その症状には大きなばらつきがあるという。
従って、一律に怖がる必要もないのだが、80歳代後半の女性を例にとれば、有病率44%と10人に4人以上が認知症を患う可能性があるというのだから、こうした現実をきちんと理解しておく必要があろう。