何か呪文のような表題になっているが、米国JBL社製スピーカーをこよなく愛するオーディオ愛好家の訪問記である。
隣町に住むJBLerのIさんを誘って、ニセコの別荘地に住むJBLerのOさんを訪ね、そのすばらしい音を聴かせていただいた。
Oさんのシステムは、
①中核は、同社製4344スピーカー
②これにウーファーを1ヶ追加したダブルウーファー
③中域部に同社製の2441という巨大なドライバーを追加
④超高音域に他社製のスーパートウィターを追加
の5-WAYマルチシステムとなっている。
これを左右5台づつ、計10台のアンプで駆動するというすさまじさである。
早速、ジャズトリオやビッグバンドなどの演奏を聴かせていただいたが、巨大なシステムの割にはやさしい音が出て拍子抜けの感があった。
しかし、じっくり聴いていくとその違いがわかって来た。つまり、全身が音楽で包まれるのだ。
例えば、映画館で良質の音楽が奏でられた際に感じるあのたまらない臨場感である。
あたかもジャズを演奏するアーティストたちが眼前に出現したかのような錯覚を覚えた。
また、同氏はネットワークオーディオを主たる再生手段としているのだが、サーバーに蓄積されたライブラリーを分厚い曲名リスト集(ブック)に纏めたご労作も拝見した。