番号が振られて出版された交響曲の内の最後の2曲。
どちらも、1795年にロンドンで作曲・初演され、好評を博した。
一説によると、彼が作曲した交響曲は150曲からあるとされているが、すべて完全な形をしているとは限らず、中には贋作も混じっているという。
それにしても、生涯に交響曲を4曲しか完成させていないブラームスなどに比べ、ハイドンが如何に猛烈仕事人だったかがわかる。
交響曲の父、ハイドンの最晩年の2曲は、完璧な形式美と親しみ易い旋律とによって、クラシック音楽の持つ楽しさを満喫させてくれる。
収録曲
フランツ・ヨーゼフ・ハイドン
・交響曲第103番 変ホ長調 「太鼓連打」
・交響曲第104番 ニ長調 「ロンドン」
演奏
ウイーンフィルハーモニ管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン